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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

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映画:「大停電の夜に」~DVDで

2007-02-17-Sat
晴れって苦手。そもそも天気もそうでわたしはどっちかというと雨男なんて書くと、あ、そっちの話かとミスリードさせてしまうけれど、晴れ舞台とかの「晴れ」のこと。ま、そもそもは同じなんだと思うけれど。

わたしがそういうところに望もうとするときは、「おめでとう」よりも前に「馬子にも衣装」とか言われてしまったりして。もちろんそれは、わたしが「馬子」なのがいけないわけなのだろうけれど、せっかくの晴れ舞台にそれはない~(笑)。

結果、正月を祝う気も薄ければ(ないわけではない)、クリスマスも苦手。それはどうも、お商売のためにある、もしくは、誰かのためにあるものであるような気がして、普段怠け者のわたしが、否が応でも人様のために何かを買わねばならず、何かをしなければならないということなのかもしれない。そして、そういう特別の努力をするわりには、自分はちっとも満たされなくて、幸福そうなのはどうも回りにいる人ばかり……。そんな思いをつきつけられるようだ。

普段なら気づかなかった、あるいは気づいていてもなんとかごまかしがきいていた、不運とか不遇とか、不幸とか、不安を、なにかことさらに思い知らされる……そんな思いってたぶん、わたしだけじゃないと、ま、わたしは思っているのだけれど、「あ~あ、クリスマスなんてなければいいのに~」とまでは思っていない。

でも、何かあったらおもしろいのに……。たとえば、ちょっとしたアクシデントで全部停電しちゃうとか~って、こういう経路で発想されたとは思えないんですが、クリスマスイブに都心がほとんど停電しちゃう(それも長時間)って映画です。

大停電の夜に スペシャル・エディション (初回限定生産)
角川エンタテインメント (2006/05/12)
売り上げランキング: 13234
おすすめ度の平均: 4.5
5 隠れたクリスマス映画の名作
4 小さく温かいろうそくの灯火に癒されました
5 映画館のスクリーンで観なかったのが悔やまれる傑作!


たとえば、上司と不倫している女は。「わたしのクリスマスイブは23日なのよ」なんて言って、納得してるようにごまかしていた自分が、急に本当に寂しく感じてしまったり。やっと刑期を終えて娑婆に出てきた青年が、もう終わりだとわかっていても約束した女に会いたくなったり。よりによって入院している女だとか、なぜだか一人ぼっちでただ夜空の星を見つめて過ごしてる少年だとか、ちっとも帰ってこない夫を待ってる女だとか、果たされないと思いながら約束を信じてるジャズマンだとか、逆に無事に永年の重責から解放され退職を祝してパーティしようとしてる夫婦だとか、恋人が待つ母国への帰国を楽しみにしてる外国人ホテルマンだとか……。さまざまの人がいて、それぞれにクリスマスゆえに普段とはちょっと違った気分になるんですよね。

そして、それがいつものにぎやかなクリスマスだったら、なんだかこの世で自分だけが取り残されてしまってるように感じているのだろうけれど、町中が大停電になったんで、もうみんなが「こんなはずじゃなかったのに」って思う。そういう状況で、それぞれが、それぞれの思いで、自分を見つめなおし、過去を思ったり、受け入れたり、家族を思ったり、現実を受け入れたり、相手の見えない部分を発見したり……と、ま、そういう趣向になっている作品です。

それぞれ、20年なり、30年なり……60年なり、70年なり生きていると、もう考えられないほど人とであって、もうびっくりするほどの体験をしてることもあるのですよね。目の前にいる人は、ごく普通の、穏やかな人だとしても~。

おもしろい作品でした。また、見てみたい。「the有頂天ホテル」(→関連記事)が、大晦日の某ホテルのてんてこ舞いぶりをコミカルに描いているのとは対照的に、ひじょうにロマンティックに、落ち着いて、ムードたっぷりに描いています。もちろん、どちらもおもしろい作品だと思いました。
THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション
東宝 (2006/08/11)
売り上げランキング: 813
おすすめ度の平均: 4.0
4 盛りだくさんにしたかった、と言われれば反論できないが
3 期待してたほど面白くなかった…
4 こんなホテルに泊りたい


→ 映画「大停電の夜に」公式ページ

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