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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「g@me」~DVDで

2007-01-01-Mon
ストックホルム・シンドローム」というのがあります。「犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有してしまうことによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱いてしまうこと」(→wikipedia)です。不思議な心理状態で、題材として興味深いからでしょう、たびたび映画や小説、ドラマなどで取り上げられています。

この作品でも誘拐犯である青年(藤木直人)とその被害者(仲間由紀恵)とが恋に落ちてしまうのですね。まさにストックホルム症候群なんです。どういう過程で二人が知り合い、誘拐することになり、想いを寄せ合うようになっていくか。そして誘拐の是非と恋愛の行方とはどうなっていくのか、というような感じで、一風変わったラブストーリーとしても楽しめます。

同時に、「g@me」というタイトルにわかるように、誘拐犯の青年があたかもゲームのように楽しんでいるかのように誘拐事件を着実に成功させていくのですが(「誘拐もの」の多くが被害者や刑事側のドラマをとりあげることが多いのですが、本作はメインが誘拐犯とストックホルム症候群状態の被害者にあるのがおもしろいですね)、当然それは恋愛の進展ともからんでくるわけで、よくある「恋かけひき」みたいなゲームの匂いもあります。そして、東野ミステリーですから、ほかにもなにかゲームめいたトリックがあるかもしれません(ネタバラシはしない方針ですので)。
g@me. プレミアム・エディション (初回生産限定版)
ポニーキャニオン (2004/05/14)
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おすすめ度の平均: 4.0
2 演技が下手!!
4 罠の中に罠,ゲーム感覚の誘拐劇
4 二転三転と展開が変わる


原作は東野圭吾で原題は「ゲームの名は誘拐」です。「手紙」(→記事)とか、「変身」(→記事)とかに続いて見ていたのですが、記事に出来てませんでした。
ゲームの名は誘拐
ゲームの名は誘拐
posted with amazlet on 07.01.01
東野 圭吾
光文社
売り上げランキング: 26120
おすすめ度の平均: 4.0
4 助走から着地まで、完璧に「決まった」作品。
4 一揆読み!
5 ゲームには頭のキレの良さがポイント!


映画のできばえてきにはおもしろくできてると思いますよ。藤木と仲間の軽いタッチの演技が、映画というよりはテレビドラマみたいな感じと言えば言えなくもないんですけど、これはこれでいいのではないでしょうか。いつごろの作品なのかあれですが、仲間由紀恵が若々しくかわいい感じです。藤木直人もいい男~(笑)。

原作者の東野圭吾も出ていますんで探してみましょう。


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映画:「レディ・ジョーカー」~DVD

2006-04-01-Sat
かい人21面相」とか「キツネ目の男」などの言葉も有名になったグリコ・森永事件に着想した高村薫の同名の原作小説の映画化です。

この作品ではお菓子の会社じゃんくてビールの会社にしたのですね。瓶ビールに無毒の食紅を注入して、栓抜きであけたばかりなのに、瓶から出るのはワインのような赤いビールっていう、ちょっと驚きの製品。こんなものが市場に出もしたら、ビール会社は大打撃です。

このネタを使って、「レディ・ジョーカー」を名乗る一味はまず、大手ビール会社の社長(長塚京三)を拉致監禁した後で、「人質はビールだ。身代金は20億円だ」と告げて解放するのですね。

「社長誘拐」は警察で事件になり、マスコミも大々的に取り上げるわけですが、それが、社長が無事保護されると、いったいどういう取引があったのか? 目的はなんだったのか? などと、ますますマスコミは騒ぐばかりです。

そんな状況で、企業を守らねばならない会社、誘拐の背景に個人的な恋愛・縁談話が絡む社長家族、事件解決犯人逮捕を目指す警察、そして、さまざまな背景から集まった5人の犯人グループ。それぞれの思惑の中で、金ばかりでない動機、差別問題などの社会的な背景、警察組織の矛盾、企業の論理、障害者を持つ家族の問題、在日の問題などさまざまな現代的な問題がかかわってきます。

ネット上の評価は分かれているのですが、わたしにはいい作品でした。閉塞という、どうしようもない結論になりそうなんですが、それが現実的で好きでした。映画というのはもう少し痛快な面を出して作るほうがおもしろくなるというのはわかります。

ただ、高村薫は『照柿』でもそうだと思うのですが、抑圧された感覚というか、閉塞している社会という、そうしたものを描き出す力のある作家だと思います。この高村薫の世界を映画化するというのは難しいと思うんですね。文体の持つ圧力みたいなもの、全体の香りみたいなものを映画に入れようとすると、どうも、なんか全編にいやな重さが出てしまうような気がします。

どこか痛快に作るところがあったほうが、映画としてはおもしろくなるんじゃないかと、ま、思うのですよね。

DVDはこちら。
レディ・ジョーカー
レディ・ジョーカー
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おすすめ度の平均: 2.4
3 これは単なる“映像化”
4 原作の重さを残した映画。
1 時間の無駄


原作はこちら。
レディ・ジョーカー〈上〉
高村 薫
毎日新聞社 (1997/12)
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おすすめ度の平均: 4.68
5 これこそ
5 淡々とした長い長い物語
5 高村薫のマスターピース


邦画全般 - 映画

映画:「コール」~DVDで

2005-02-12-Sat
ケビン・ベーコンとシャーリーズ・セロン、そして「アイアムサム」のダコダ・ファニング(女の子)が有名どころなんです。テーマは身代金誘拐。
コール
コール
posted with amazlet on 05.12.04
アートポート (2004/05/21)
売り上げランキング: 11,339
おすすめ度の平均: 2.95
3 う~ん、イマイチかなぁ~
4 けっこう、面白かったと思う
2 やる気の無い犯罪劇


犯人は3人組、今まで着実に成功させてきた身代金誘拐グループなんですが、今度の誘拐はちょっとしたハプニング続きなんです。そのハプニングを克服する過程で、犯人の人柄や事情が少しずつ描かれていきます。

一方、娘を取り戻そうとする母親の強さや、医師である父の勇敢さも描かれます。

意外さ。スピード感、ミステリアスな展開は、この種のサスペンスには欠かせません。さらに、いやらしさと恐さが加わって、本当におもしろくできています。

そして、結末は………? ……このエンディング、どうなんでしょうね。こういうスケールの大きなアクションが必要だったんでしょうか。今まで培ってきたひしひしとした恐さはどうなったのって感じです。全体的にはおもしろいのですが、ひょっとしたらこのエンディングで評価が分かれるかも知れません。

わたしは「パニック・ルーム」を連想しながら見てました。
パニック・ルーム
パニック・ルーム
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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2005/09/28)
売り上げランキング: 18,145
おすすめ度の平均: 4.67
5 やっぱりHARA×2
4 ハラハラ感はすごいかも
5 はらはらですよ。


ちなみに、ケビン・ベーコンは「ガタカ」がいいですねよね。

ガタカ
ガタカ
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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2005/09/28)
売り上げランキング: 2,355
おすすめ度の平均: 5
5 脱管理
5 遺伝子に約束された未来


おすすめ度;★★★★☆
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