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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

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「虎の穴」を知らない世代

2005-01-22-Sat
知プラネタです。

こんな質問がありました。

よくTVで○○の虎の穴って表現を聞くんですがどういう意味ですか?
養成所・訓練所っていう意味合いかなぁとは思うんですが、正確な意味と語源を教えてください。
よろしくお願いします。

 → 知プラ(質問はこっち) 質問者は 伊熊 さんです。

え、「虎の穴」知らないの~? わたしは、速攻回答しましたよ。それにしても、いるんですね~知らない世代が~。ま、いても不思議はないんですが、TV番組の制作側も、そういう世代が見ていることを、たぶん知らないで作っているのでしょう。

ま、そういう人は、たぶん、わたしが書いた、ビル・ロビンソンやダイナマイト・キッドも知らないかもしれませんね~。ま、いいんですけど。

さて、せっかくなんで、回答を転載しておきます。質問者がわたしの回答にどういうコメントをつけたかは、ま、上のURLをクリックしてみてください。

なんとなく、そのコメントにも驚かされます。それほどでもないと思うんですけど……ね。

じゃ、以下、回答の転載です。

【回答】
ただの養成所、訓練所ではなく、「単一の目的に限って、過酷な訓練を課す養成所」くらいの、「非情な厳しさと専門性を持った」くらいの意味が込められています。

語源はアニメ「タイガーマスク」の悪役レスラー専門の養成期間で、タイガーマスク自身が虎の穴のエリートレスラー(つまり、ものすごい悪役)でした。

【補足説明】
TVなどで「虎の穴」としているのは、梶原一騎原作のマンガ「タイガーマスク」(画:辻なおき)に登場する、悪役レスラー養成機関が元になっています。(ご存じの通りアニメ化されましたので、TVアニメの「タイガーマスク」が元になっていると考えてもいいのですけど。)

意味は「養成所」ということでもいいですが、「超過激な養成所」「専門的な訓練所」というような、「単一の目的に限って、過酷な訓練を課す養成所」くらいの、厳しさと専門性が込められていると考えられます。「タイガーマスク」では、悪役レスラーを専門に要請していたのです。

「タイガーマスク」ではタイガーマスク自身が「虎の穴」の出身で、「黄色い悪魔」とアメリカプロレス界で恐れられた存在でした。日本に試合にきたとき、自分が育った孤児の施設が財政難で存亡の危機にあることを知り、本来「虎の穴」に支払うと約束したファイトマネーを施設に渡してしまいます。以後、裏切り者として、「虎の穴」出身のレスラーと戦い続けることになります。

さて、この「虎の穴」のネーミングでが、「虎穴にいらずんば虎児を得ず(危険を冒さねば貴重なものは手に入らない)」という意味のことわざをふまえてのネーミングと考えられなくもありません。原作者の梶原一騎のイメージのなかにはたしかにそういうこともあったかもしれませんが、もっと明確にモデルがありました。

それは、イギリスマンチェスターに実在した「蛇の穴(スネークピット)」といわれるのランカシャーレスリングの道場です。正式には「ビリー・ライレージム」というのですが、プロレスの神様と呼ばれるカール・ゴッチや、人間風車ビル・ロビンソン、爆弾小僧ダイナマイト・キッドなど数々の名レスラーを輩出しています。

「蛇の穴」のネーミングですが、ライレージムがあったマンチェスターのウイガンという町は、炭坑の町で、町中至る所にPIT(炭坑の穴)があって、そこから「SNAKE・PIT」と 呼ばれるようになったわけです。

以上でおわかりと思いますが、TV番組で「虎の穴」が「養成所」というような意味で使われているときは、「タイガーマスク」からと考えてさしつかえありません。それは、実在した「蛇の穴」から発想されたものです。

ちなみに、現在、日本に「スネークピット・ジャパン」と呼ばれるスポーツ格闘技のジムがあります。それを紹介したページに「蛇の穴」の歴史も詳しくのべられていますので、参考にしてみてください。

 → 参考ページ


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