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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「刑務所の中」~DVDで

2006-10-01-Sun
映画でも話題になった「デスノート」や「ヒカルの碁」の作者小畑健が、アーミーナイフを所持していたとして、銃刀法違反で逮捕されたのは記憶に新しいと思います。
 → ニッケイスポーツ記事「人気漫画「デスノート」作者、刃物所持で逮捕」 

記事を読むと、なんとなく、「刃渡り8.6センチのアーミーナイフ」ってそれほどのものでもないような気もするのですが、法律は法律なんで、そのあたりは言いわけできません。

さて、漫画家にもいろいろありまして、銃刀法違反でつかまる人ときどきいます。わたしの好きなガロ系の漫画家に花輪和一という人がいまして(丸尾末広と並んで、「ちびまる子ちゃん」の花輪くんと丸尾くんのネーミングの元だと思っていますけど)、やはり銃刀法違反で捕まっています。彼の場合は、ナイフじゃなくて、改造モデルガンということのようですね。それも、誰かを撃とうとかいうのではもちろんなくて、なんというか、一種のアーミーマニアというか、ガンマニアなんですね、要するに。

ただ、前の小畑健は「持ってるだけでは問題のないアーミーナイフの、持ち方が問題だった」のに対して、花輪和一の場合は「持つこと自体が違法な改造モデルガン(実弾が撃てるようにした)を持っていた」というわけで、その凶悪性はずいぶん違います。そして、当然処罰も違ってきます。花輪和一の場合は実刑をくらいました。ちょっと、当時のニュースページは検索しても残ってないのですが、懲役3年だったようです。

そして刑期を終えて出所した彼は、あるマンガを書きます。それが「刑務所の中」です。
刑務所の中
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花輪 和一
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おすすめ度の平均: 4.36
5 説得力のある貴重な記録
5 刑務所のことを知りたい人に
5 ホントに面白い。

出版直後はとても話題になりました。多くの人が、その存在を知っていながら刑務所内の過ごし方とか、様子はあまり知りません。その一方で、花輪和一の描写力には定評がありましたから、その花輪和一が書いたんで、とてもおもしろい作品になったのですね。それは人気のあまり、ついに映画化となり、それがこの作品です。
刑務所の中 特別版
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ジェネオン エンタテインメント (2003/08/22)
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おすすめ度の平均: 4.05
4 刑務所!?
5 忘れていたもの
3 刑務所生活のディテールだけで映画は成立するのか

とてもおもしろい作品になっていると思います。服役した花輪の同室の仲間たちが、暗くならず、楽しそうに生きている様子がうかがわれ、自由こそないものの、意外におもしろい生活かもしれないと思って見ていました。主人公のハナワカズイチ役は緒形拳山崎努なのですが、ゲストというか、脇役というか、りろんな人が出ていて楽しめます。

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映画:「妖怪大戦争」~コロナで

2005-09-12-Mon
角川映画の「妖怪大戦争」見てきました。

ええと、一応子どもから大人まで、一応楽しめる娯楽映画です。細かなギャグもあって、臭いギャグもあって、ベタなギャグもあって、そういう点でもおもしろくはあった。

個人的には荒俣宏のファンでして、「帝都物語」で知ったんだけど、彼の博覧強記ぶりには目を見張ります。あんな頭脳に生まれたかったです。

ちなみに、「帝都物語」の角川ノベルス版は、丸尾末広のカバー絵、挿絵入りです。文庫版の方はカラー口絵を丸尾末広が書いてます。丸尾末広って誰? って方はこの絵の書き手が丸尾末広です。

ちびまる子ちゃんの登場人物の丸尾くんと花輪くんは、おそらく、この丸尾末広と例の「刑務所の中」の花輪和一から命名していると思われます。わたしはテレビ放映が始まったばかりのころにそれに気づき、なんと恐ろしい罠をしかけてある漫画だろうと思いました(笑)。(これ「とりびあ」に応募したけど没でした)

花輪和一も相当グロですが、丸尾末広のエログロと言ったら、18禁はもちろんのこと、絵や色使いがグロの上にSMやオナニズムはもちろんのこと、スプラッターやフェチの要素も存分に入っていますので、わたしがここで紹介するのもはばかられるほどです。

言ってる意味がわからないかもしれませんが、グログロでどろどろの世界なんですが、線や絵はとてもきれいなんで、そこがとてもいい。高畠華宵の系列に属する(正統華宵ファンにはぶっ殺されるだろうけど)、大正ロマンチシズムあふれる絵柄です。

閑話休題。荒俣のほかに水木しげるも好きだし、宮部みゆきもよく読むんで(京極堂ゴメン。読んだことない)、ま、このスタッフなら見に行ってもいいかなと思って、見に行ったのですが、そうですね、娯楽映画としてはいいんじゃないのでしょうか。日本の妖怪映画の親しみやすさというか、ユーモラスなところもよく出ていたし、荒俣宏の「帝都物語」以来の悪役加藤保憲の怖さも出てました。

そもそも、この加藤保憲って誰なんでしょうね、というか、どういう名前なんでしょうね。荒俣宏はどこからこの名前を引っ張ってきたのでしょう。さくらももこが花輪和一から花輪くんを、丸尾末広から丸尾くんを作り上げたように、どこから加藤保憲って名前を思いついたのか興味があります。

加藤なんて、荒俣宏の人生の中でいくらでも遭遇した名字でしょう。それを、徹底的に悪役にしてしまっている。ひょっとしたら、高校時代の生徒指導の怖い先生が加藤保憲だったとか。いや、その人は名字が加藤で名前は「太郎」とか「康夫」とかで、担当教科が保健体育だったから、加藤保健→加藤保憲にしたとか、なんかどんどん、どうでもいい興味が広がっていきます。

だって、同姓同名の人ってきっといらっしゃいますよね。「加藤保憲」だと。それを、これだけ何作にもわたって悪役にして、映画にもして。そう考えると、どこかにモデルがいるか、発想させた人物がいるか、よほど恨みでもないとここまではしないだろうって気になります。

閑話休題。閑話の連続で、もはや長くなりすぎ。

じゃ、公式サイトの紹介とモブログを一発。
→ 公式サイト

もうひとつ、作品解説が読みやすい。
CINEMA TOPICS ONLINE「妖怪大戦争」

20050912093902

▲ポスターの川姫をモブログ

とってもかわいいのは主人公の麒麟送子と川姫です。

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5 大人のほうが楽しめるかも
4 面白かったです!


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