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新型インフルエンザ感染者数日本とオーストラリアの比較グラフ~グラフ(8)
2009-06-11-Thu
新型インフルエンザの記事が続きますが、今までのグラフに日本とオーストラリアの患者数を入れてみました。

単位は世界合計の値(緑色)は「千人」で、日本(黄色)とオーストラリア(水色)は「百人」です。ちなみに、数字の元はWHOです。同じ数値は、国立感染症研究所 感染症情報センターでも見られますが、発表が遅いですがこちらは日本語です。
オーストラリアが深刻だというのは、グラフも如実に示しています。当初はおそらく人口過密の日本の方が早く広がったのですが、学校の休校などの初期の封じ込めが効を奏したということが言えると思います。逆に、なによりも季節的な要因がオーストラリアでは大きいのでしょう、すごい勢いです。インフルエンザ側に立てば、高温多湿は苦手ですが、「冬」を迎える南半球は好条件ということになります。ビクトリア州では「地域社会レベル」の感染が起こっていると言われます。大阪、兵庫での深刻さを思い出すとき、オーストラリア状況が大変さがうかがわれます。
それにしても、マスク文化は日本独特らしいのですが、そういうことだってきっと関係ありますよ。「集団ヒステリー」と揶揄する人もいて、確かに、そういう面もないとは言えないかもしれません。有名なオイルショックの時のトイレットペーパーの買占めだとか実際そういう面もある。
ただ、文化にまでなっているものを、甘く見てはいけません。確かに、土用のうなぎだとか、ヴァレンタイン・デーのチョコレートだとか、幾分商業主義が見え隠れするものもあるのですが、全く何の効果がないものが続くということありません。ついこないだまで品薄、品切れと言っていたバナナは、今ではいくらだってあるのです。マスクも増産の甲斐があって、いくらか店に並んでいますね。
また、実用的な効果はなくても、「新型インフルエンザへの警戒は怠れない」という、なんというか、心理的な効果というのは少なからずあるし、普段そういうことに関心があるということは、発症したときに対応にも差が出てくると思います。少なくとも、マスクをしなきゃ? しなくてもいい? と迷ったり検討したりしていることは、「新型インフルエンザって何?」と言っている人たちよりも、比較にならないくらい安全だといえるでしょう。
これが日本人の短所でもあり、長所なんです。嗽(うがい)、手洗い、歯磨き、マスクでいいじゃないですか。なんとか、予防ワクチンが完成するまで、罹らないでいけたら越したことはありません。
さて、オーストラリアというか、WHOです。
おそらく、症状がもっと重いものならとっくに出ていたであろう「パンデミック」宣言なんですが、経済活動への影響も考えざるを得ない状況にあるのでしょう。フェーズ6への引き上げをするかどうか、苦しい決断を迫られます。症状が軽ければなんともないわけなんですが、かといって、重症化する患者や死者が続々と出るようになってから、やっぱり必要だったねと言って出すのでは、手遅れという感じですから。うまく、宣言が機能したら、「大騒ぎして~、そんな必要なかったんじゃないの?」なんて言われかねないので、これまたほんと、判断が難しいですね。がんばれ!>チャン事務局長

単位は世界合計の値(緑色)は「千人」で、日本(黄色)とオーストラリア(水色)は「百人」です。ちなみに、数字の元はWHOです。同じ数値は、国立感染症研究所 感染症情報センターでも見られますが、発表が遅いですがこちらは日本語です。
オーストラリアが深刻だというのは、グラフも如実に示しています。当初はおそらく人口過密の日本の方が早く広がったのですが、学校の休校などの初期の封じ込めが効を奏したということが言えると思います。逆に、なによりも季節的な要因がオーストラリアでは大きいのでしょう、すごい勢いです。インフルエンザ側に立てば、高温多湿は苦手ですが、「冬」を迎える南半球は好条件ということになります。ビクトリア州では「地域社会レベル」の感染が起こっていると言われます。大阪、兵庫での深刻さを思い出すとき、オーストラリア状況が大変さがうかがわれます。
それにしても、マスク文化は日本独特らしいのですが、そういうことだってきっと関係ありますよ。「集団ヒステリー」と揶揄する人もいて、確かに、そういう面もないとは言えないかもしれません。有名なオイルショックの時のトイレットペーパーの買占めだとか実際そういう面もある。
ただ、文化にまでなっているものを、甘く見てはいけません。確かに、土用のうなぎだとか、ヴァレンタイン・デーのチョコレートだとか、幾分商業主義が見え隠れするものもあるのですが、全く何の効果がないものが続くということありません。ついこないだまで品薄、品切れと言っていたバナナは、今ではいくらだってあるのです。マスクも増産の甲斐があって、いくらか店に並んでいますね。
また、実用的な効果はなくても、「新型インフルエンザへの警戒は怠れない」という、なんというか、心理的な効果というのは少なからずあるし、普段そういうことに関心があるということは、発症したときに対応にも差が出てくると思います。少なくとも、マスクをしなきゃ? しなくてもいい? と迷ったり検討したりしていることは、「新型インフルエンザって何?」と言っている人たちよりも、比較にならないくらい安全だといえるでしょう。
これが日本人の短所でもあり、長所なんです。嗽(うがい)、手洗い、歯磨き、マスクでいいじゃないですか。なんとか、予防ワクチンが完成するまで、罹らないでいけたら越したことはありません。
さて、オーストラリアというか、WHOです。
おそらく、症状がもっと重いものならとっくに出ていたであろう「パンデミック」宣言なんですが、経済活動への影響も考えざるを得ない状況にあるのでしょう。フェーズ6への引き上げをするかどうか、苦しい決断を迫られます。症状が軽ければなんともないわけなんですが、かといって、重症化する患者や死者が続々と出るようになってから、やっぱり必要だったねと言って出すのでは、手遅れという感じですから。うまく、宣言が機能したら、「大騒ぎして~、そんな必要なかったんじゃないの?」なんて言われかねないので、これまたほんと、判断が難しいですね。がんばれ!>チャン事務局長
世界保健機関(WHO)のフクダ事務局長補代理は10日、新型インフルエンザの警戒水準引き上げの是非を議論するチャン事務局長の諮問機関、緊急委員会の会合が11日に開かれる可能性があるとの認識を示した。事務局長が北米や欧州、日本、オーストラリアなど感染者の多い8カ国の政府関係者と開いた電話会議後、一部記者団に話した。
→ iza:「新型インフル 11日にもWHO緊急委で警戒水準引き上げ議論」

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