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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「殺人の追憶」~DVDで

2006-10-06-Fri
映画というのは恐ろしいものだと今さらながらに思いました。

この映画で、なんと韓国人とは、暴力的、激情的で、単純で馬鹿なのかと思いました。しかも警察がこれではひどい……と。しかしながら、この考え方こそ単純で間違っています。そもそも、映画というのは、少なからず大げさに描くことがあるということです。監督は誇張して描くのでしょう。

もう一つは時代設定もあります。タイトルの通り「殺人の追憶」でして、これは20年近く前の話で、そのころの韓国の警察ってひょっとしたらこういうところがあったかもしれないんです。だからって、今もそうってことはないだろうし。

逆に思うのは、日本の映画が海外に紹介されたときに、映画故の誇張や抽出があったとして、それが日本であり、日本人だと考えられることはないだろうか? ということもあります。わたしがこの映画を見て「韓国人って暴力的で、激情的で、おまけに馬鹿だ」と感じてしまったように、日本のさまざまな映画を見て、同じように、「日本人て、拝金的で、刹那的で、変態的だ」とか、ま、思う人がいるんだろうなって。(笑) そういうことも思いました。

いや、そもそもが、古い警察の手法そのものを批判した作品かもしれないんですよ。わたしが「暴力的で、激情的で、馬鹿だ」と感じたのは正解で、制作側の意図は古い警察ってそんなもんだったと批判的に描きたかったとも考えられます。

ただ、わたしは、そういうお馬鹿な刑事たちのせいで、事件がちっとも解決の方向に向かわないのが不満で仕方がありませんでした。作品的にはそういうふうに撮ることができて成功しているのかもしれませんが、なんといか、見ていて、刑事たちに対してフラストレーションが溜まるというか、そんなんじゃダメだろうと思うというか。ま、そもそもが、迷宮入りした連続猟奇殺人の実話を元にした映画化なんで、なんというか、そもそも解決しないんですけどね。

日本にはちょっと違うけど「三億円事件」がありますよね。その犯人について、いろいろ言われています。テレビドラマや映画などでも、いろんな犯人像が語られています。最近では、宮崎あおいの「初恋」が、一つの解釈として話題になりました(見ていませんけれど)。見ないで言うのもなんですが、そうした解釈や描き方によって、同じ事件がおもしろくなったり、興味深くなったりすると思うんです。
初恋 プレミアム・エディション
ハピネット・ピクチャーズ (2006/11/24)

この「殺人の追憶」の元となった事件も、実際は容疑者として浮上した人がいて、決め手が得られず、また、さまざまな事情で解決に至らなかったということが当然あったわけで、そういう背景を知っていたなら、よくできた映画ということになったかもしれません。

ただ、わたしがこの映画を見て感じたのは、とにかく、韓国人って暴力的で、激情的で、おまけに馬鹿だということです。念のために書いておくと、充分ではないでしょうが他の作品もそれなりに見ているので、本当にそうだと思っているわけではありません。あくまでこの映画で思ったのです。だから、なんか、あんまりいい作品だとは思えませんでした。

殺人の追憶
殺人の追憶
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5 解決しない事件 そして刑事は…
1 回し者諸君、ありがとう
2 もう、こういう画質のDVD、いいかげん止めたらいかがか


ちょっと、韓国映画が続きますが、まだこのあと、「風のファイター」とか、「力道山」とかのレビューを予定しています。

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映画:「SAW2」~DVDで

2006-09-26-Tue
「SAW」は、ここがまだNAVERブログにあった時代に、「おもしろいから絶対見て」と進められていました。とんでもない作品でした。(→記事
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4 次回作にはより高い完成度を期待したい
5 うん、いい。
3 サスペンス系大好き

衝撃でした。映像も迫真で、極限に追いつめられた人間がよく描かれていました。わたしも、ああいう場面になったら、自分の精神的な弱さを露呈してしまうでしょう。ただ、ま、案外開き直って悪あがきして、そこから破綻しておだぶつかもしれません。

そうして、「1」で学習済みだったので、ああそういうことかと思って、今度は騙されないぞと思って見たのが「SAW2」です。導入部分なので、これはネタバレにも何にもならないと思うので書きますが、最初、男が椅子に座らされていますよ。上半身裸で右目からは血が流れ出て、乾いた感じもします。

首というか、頭に妙なモノが着いています。上半身裸なのでよく目立ちます。それはいわゆる「鉄の処女」(→wikipedia:「鉄の処女」)です。ただし、その仮面バージョン。鉄の処女とは人間がすっぽりと収まるような等身大のケースです。内側には鉄製の五寸釘のもっと太くて長そうなやつが、針千本のようにぎっしりとつけられています。その中に、人を寝かせ蓋をすると全身にその数百本とも思われる五寸釘よりも太い棘がつきささって絶命する。それが鉄の処女です。

男がとりつけられているのは、いわばその鉄の処女の仮面バージョン。まだ、蓋は開いています。だから、一見、そうだなエリマキトカゲ状態です。エリマキトカゲのようにぐるりと周りにあるわけじゃなくて、前後にぱっくると、ワニが口がひらいたようなのがあるわけですけど。

最初男は気を失っていて、目覚めると目の前のモニターに、マスコミなどでジグソウいう名を与えられた怪人が登場し、おもむろに説明を始めます。「これはゲームである。お前にはこれだけのことをされる理由がある。そしてこれは最後のチャンスである。お前がゲーム勝てば許される。あるところにこの罠(鉄の処女仮面バージョン)を外す鍵がある。制限時間以内にその鍵を取り出せれば罠をはずしてお前は助かる」と。

そして、目の前のモニターには手術室の光景が。寝台に横たわっているのはその男。男は顔を手術されています。男の頭部X線写真が写り、右目の奥に手術で埋め込まれた一本の鍵が白々と光るのです。男がゲームに勝つ方法は、麻酔もなく、自らの手で、右の眼球の奥にある鍵を取り出し、それで首の鍵をあけ罠をはずすことだったのです。それも制限時間以内に。そして、そんなことができない~と狂ったように泣きわめく中、非常にもタイマーのスイッチが入り、ゲーム開始。さて……。


これが冒頭のシーンです。そしてこれが犯人ジグソウの手口なんですね。「SAW」(1)はこの手の、一種のサバイバルゲームがいくつか繰り広げられたわけなのですが、その点は「SAW2」も趣向は同じです。これくらいは書いても、たぶん誰も文句は言わないと思いますが、これ以上はネタバラシになりそうなので、書きません。

わたしはやっぱりやられました。「1」と「2」でしたら、わたしは断然「1」の方がやっぱり衝撃的でした。
ソウ2 DTSエディション
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角川エンタテインメント (2006/03/17)


「SAW3」は11月中旬公開のようですね。
 → 『SAW3/ソウ3』日本公開が決定

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映画:「クリムゾン・リバー2」~DVDで

2006-06-05-Mon
「1」を見て、まだ見てなかったので、先日レンタルで借りてきて見たのですが、「ダ・ヴィンチ・コード」のあと見ると、「最後の晩餐の絵」、「イエスに関し特別な信仰をする一宗派」、「聖書に隠された秘宝」、「殺人に表れる修道服の男」そして、追う刑事ジャン・レノと、なんだかよく似てる題材が多いなぁと思います。こっちの方が古いわけですけどね。

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち デラックス版
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2 面白くなりそうな設定なのに
4 レオンだけではない、ジャン レノ
4 アクション映画


「ダ・ヴィンチ・コード」の方は、刑事が関わった事件の背景にある組織や、さらにその歴史、それは、宗教そのものの歴史でもあるのですが、そうしたものを描くことにかなりのウェートをかけているようですが、この「クリムゾン・リバー2」はむしろ、そうしたもの、つまりある種の宗教がらみの陰謀もメインではありますが、アクションにも相当に力を入れた作りになっています。それがいいのかどうか、好みの問題かもしれません。

よく似た素材を扱いながら、伝奇小説的な「ダ・ヴィンチ・コード」と、サスペンス・アクション的な「クリムゾン・リバー2」といったところですね。結果、「ダ・ヴィンチ……」の方はそういう歴史もあったかもしれないであり、「クりムゾン2」の方はそういう狂信的な宗派がいたら怖いという感じです。

クリムゾンというのは深紅のという意味で、わたしの解釈では「血のように赤い河」ってことだと思っています。


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