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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

観劇:「ドン・キホーテ」~無名塾公演

2007-11-04-Sun
演劇の市民サークルに入っています。先日、仲代達矢主演、劇団無名塾公演の「ドン・キホーテ」を見てきました。
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この現代で「ドン・キホーテ」というと、小説よりディスカウント・ストアを思い浮かべるのですが、その店の名称ももとより、この小説に由来すると思われます(そのくせ「ドンキ」と略すのは、ちとどうかと思ったりします。ま、ドンで切ったらちとわからないのでやむをえないのでしょうけれども)。

Wikipedia(「ドン・キホーテ」)によると、「聖書の次に世界的に出版されており、正真正銘のベストセラー小説・ロングセラー小説でもある。2002年5月8日にノーベル研究所と愛書家団体が発表した、世界54か国の著名な文学者100人の投票による「史上最高の文学百選」で1位を獲得した」そうです(わたしは、聖書につぐベストセラーは「シャーロック・ホームズ」シリーズだと聞いたことがあります。シリーズと単独ものの違いなのかもしれませんけれど、どうなんでしょう?)。

さて、これほど有名な小説であるわりに、わたしは名前こそ知っていましたが、一度も読んだことがありませんでした。これまたWikipediaの受け売りなんですけれど、

主人公の自意識や人間的な成長などの「個」の視点を盛り込むなど、それまでの物語とは大きく異なる技法や視点が導入されていることから、最初の近代小説ともいわれる。年老いてからも夢や希望、正義を胸に遍歴の旅を続ける姿が多くの人の感動をよんでいる

とありまして、団塊の世代の大量退職が問題になる現代にふさわしいテーマを持つ作品と言えるかもしれません。

今まで、仕事と趣味というような形で人生を駆け足で生きてきた男たち、そしてその妻たちが、生きがいとは言わぬまでも、それまでの人生のメインテーマの一つであった仕事から引き離されて、自分の時間を大量に与えられるわけです。自分の生き方を根本的に問い直されるといってもいい。そんな退職者たちが、若いものに迷惑にならないように遠慮して生きるのか、自らの人生の夢やテーマに、半ば狂人であるかのようにそしられながら挑んでいくのか、ま、そうしが現実に立つものには、参考になり、勇気を与えられた作品だったかもしれません。

ま、しかし、わたしにそういう気持ちに共感しろというのは、まだ幾分早いような気がしました。

公演に先立って、仲代が文化功労者に選ばれたというニュースも入りました。「おめでとうございます!」>仲代達矢
 → サンスポ:「文化功労者に仲代達矢「命果てるまで演じていきたい」



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観劇:「ドライビング・ミス・デイジー」~劇団民藝+無名塾公演

2005-10-04-Tue
先日観劇してきました。タイトルは「ドライビング・ミス・デイジー」です。
 → 公式Webページへ。

1985年初演以来ブロードウエイで4年間のロングランを記録し、1987年度ピュリッツァー賞を受賞した作品です。その後映画化され、1989年のアカデミー賞最優秀賞を受賞した名作です。

今回は、頑固なユダヤ人未亡人デイジーに奈良岡朋子、彼女の黒人お抱え運転手ホークに仲代達矢という、舞台初共演になったわけです。

演劇評に関しては、読売オンラインの「大物 初共演 ドライビング・ミス・デイジー 奈良岡朋子・仲代達矢」の記事がいいんで、リンクしておきます。

では簡単なストーリーです。

舞台は『風と共に去りぬ』でも有名な町ジョージア州アトランタ、20世紀半ばのまだ黒人差別の残っていた時代です。

裕福で頑固なユダヤ人の未亡人デイジー(奈良岡朋子)は、72歳を迎えても元気で一人暮らしを続けていますが、どうも年のせいかクルマをぶつけがち。心配になった息子は、やはり老人で黒人のホーク(仲代達矢)を運転手として雇い入れます。

そもそも黒人嫌いのデイジーとホークはなかなかうまくいきませんでしたが、さまざまな事件を通じて、二人はやがてなくてはならない親友にまでなっていきます。
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△会場でポスターをモブログ。

ま、そうした二人の関係が、対立から友情へと変わっていく過程を描いていくわけです。たんたんと進みますが、いい話です。

日本も高齢化社会を迎えていますが、「孤独な老人」というのもたくさんいると思います。それどころか、「孤独な熟年」、「孤独な中年」もたくさんいるし、もちろん「孤独な青年」、「孤独な少年」もたくさんいそうです。

なんというかなぁ、老人に限らす、一人の現代人が、寂しさや不安を払拭してくれるような「友だち」を得ることができたらどんなに幸せか。自分の性格を知り抜いてつき合ってくれる相手がいたら、どんなに幸せかということを語ってくれます。

劇の中盤でホークが、デイジーの息子にこんなことを言います。
「おまえさん、誰かに毎日、今日はあっちに行こう、今日はこっちに行こう、ってあちこち連れ回されたことはあるかね?---いいもんだぜ」

ね、雇用関係がなりたっているのではありますが、デイジーは自分のわがままを聞いてくれる相手を、ホークは自分を誰よりもあてにしてくれる相手を得て、それぞれが幸福だったんですね。

ええと、演劇がごらんになりたい方は公式Webページに、東京公演(東京芸術劇場中ホール。10月6日~17日)のチケット予約が電話でできるとあります。

また、10月下旬からの各地の公演については、公式Webページの各地公演のそれぞれの主催団体へ問い合わせれば、なんとかなると思います。

ちなみにアカデミー賞を受賞した映画はDVD化されてます。
ドライビングMissデイジー
ビデオメーカー (2002/02/22)
売り上げランキング: 8,811
おすすめ度の平均: 4.56
5 いい映画です
5 ほどけてゆく・・・
4 2人の上手さ脱帽。心にしみる秀作。


あ、残念ながら、在庫切れですね。amazonは。他のDVD販売のサイトで検索すると「製造中止」と出てますので、入手は難しいかもしれません。

それと、演劇のDVDが見たいって方にはこんなサイト「演劇DVDイーオシバイドットコム」もあります。

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