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心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

「お笑い芸人ブログ炎上で18人を立件」なんですけど~週別集計

2009-02-09-Mon
先日、これはブログではないのですが、朝青龍殺害予告が2ちゃんねる上に掲載され、警察が捜査を開始したということがありました。
 → iza:「2ちゃんに「朝青龍殺す」の書き込み 警視庁が捜査」(1・13)

ところが、この予告した男は騒動が大きくなったのが怖くなって、地元の警察署の出頭したのだそうです。

高橋容疑者は「朝青龍の横綱としての態度が気にくわなかった。書き込みにびびって負ければいいと思った」と供述している。ただ書き込みを新聞などが報道したことで「高橋容疑者自身がびびってしまった」(同署幹部)といい、14日、北海道警函館中央署に出頭した。高橋容疑者は「重大なことをした」などと供述し、反省しきりだという。
 → iza:「朝青龍殺害予告、無職男逮捕 ネット掲示板で脅迫容疑」(1・15)

時系列的には多少前後するんでしょうけれど、殺害予告のことを記者に聞かれて横綱が、「やれるものならやってみろ」とも「殺しにきたらこっちが殺してやる」とも、どういう受け答えをしたのかは水掛け論ですが、朝青龍らしいと言うか、「横綱」らしからぬというか、ちょっと品格のない発言をしてしまったようで、これがまた、お叱りを受けることになってしまいました。
 → iza:「朝青龍「おれが殺したい」脅迫も余裕綽々」(1・15)
 → iza:「朝青龍、「殺す」発言で怒られた!」(1・16)

余計なお世話のネット珍事件でした。ただ、この容疑者が騒ぎが大きくなってびっくりして出頭したというのは、結果的には懸命な判断だったということになるかもしれません。ネット上の匿名の書き込みは、なるほどなかなか誰が書いたものか見えにくくはあるのですが、犯罪と関わってくると、相当程度に書き手が特定されるからです。

そのことを証明したのが、今回のお笑い芸人スマイリーキクチのブログ炎上事件でした。

スマイリーキクチという芸人の本名と出身地などが、平成元年に起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件の加害者の一人と一致する(もしくは類似するもしく連想させる)ということから、スマイリーキクチをその加害者と決め付けて、糾弾もしくは断罪、非難、誹謗、中傷する書き込みが、もう約10年にもわたって2ちゃんねる続いていたということです。昨年1月に開設したブログにも「人殺しが何で芸人やるんだ」「死ね、犯人のくせに」「殺してやる」などのコメントがたびたび寄せられたようです。黙っていたわけではないでしょう。ネット上で事実無根を訴えても書き込みは続きました。

生活、仕事に影響があるだけでなく、家族らに不安な思いをさせると考え、被害届を出した」というのはスマイリーキクチの言葉ですが、明確な被害があり、被害届が出されると、警察も放ってはおかなかったとうことですね。
 → iza:「お笑い芸人をブログで中傷 男女18人を名誉毀損容疑で立件へ」(2・5)

一見匿名なのにわかってしまう……。それが現在のネット社会です。「バカヤロー」くらいならともかく、「殺すぞ」とか「爆破してやる」という言葉になってきて被害届が出たとなると、警察も黙っているわけにはいかなくなります。ネット上の犯罪予告を見逃して、事件後ミスミス手がかりがありながら防げなかったというのは警察としてはなんとしても避けたいわけです。掲示板やブログの管理者、プロバイダーの利用記録などは、裁判所の令状を得て警察が業者に情報を求めることができ、今回はまさにこれで18人が立件されたわけです。

誰にもわかるはずがないと思った気軽ないたずら発言、便乗書き込みのつもりが、実社会での信用を失う結果に直結する……。匿名制の落とし穴に落ちないように、ユーザ自らが律する必要がありますね。
■イザ!の参考記事
 → iza:「「ネット殺人予告」は絶対バレる!」(1・27)
 → iza:「ブログ炎上、匿名でも本人特定可能」(2・6)

こういうことが連続すると、匿名制を批判する論調が強まります。「こんなに自由で活発な匿名社会だからこそ、みんなで守って」というのが、わたしの持論でした。

日本国憲法の第12条には次のようにあります。

この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

匿名で掲示板を書く権利が、憲法が保障する自由及び権利に該当するものかどうかはわかりません。ただ、一応「表現の自由」には含まれるんじゃないかと思います。で、その次のところ、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない

これ、なんでもそうなんですよ。ネットや匿名制に限らず、自由と自分勝手を履き違えて、ルーズにむちゃくちゃしていると禁止ってことになってくるんです。そうならないように、ユーザ相互の不断の努力によって維持してほしいと、ま、そう思って続けてきてはいます。

ただ、実際に事件は起きているし、被害者も出ているわけですね。で、ネットってそういうときに、「匿名で書いてもバレるからやめろ」とか、「無知だからつかまった。バレてるんだよ」みたいな結論は書きたくなくて、匿名制ネットでもっと楽しく何かができないのかなと思うんです。ま、今のわたしのブログがその答えになりえているかどうかは自信はなく、いちおう、その延長線上でネットを続けてきても、こんなところにしか来られなかったということに過ぎないのですけど。

いつものグラフは後で追記。

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