David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
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- 12/03 「栗よりうまい十三里」 - ことば
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「栗よりうまい十三里」
2007-12-03-Mon
12月になりました。もう3日。早いですね。焼き芋美味いですね。蒸かしても美味い。美味いものを食うと、ついついいろいろ語りたくなることもあるのです……。
:「ねぇ、サツマイモっていつから日本にあるのか知ってる?」
:「あれは江戸時代ですね。大きな飢饉が2回あって、そのどちらかに、青木昆陽先生が、庶民が飢えているのをなんとかしようと……」
:「え~すごい……。(うっすらとは聞いたことがあったがちゃんと覚えてない。何より、青木昆陽先生と敬称をつけてることに感動して……)」
:「え、知らないの。わたしも学校で習ったよ~」
※ちなみにこの3人の会話は正しくかみ合ってはないのです。
は「日本への伝来」をしりたかったのに対して、
は関東地方への広がりを解説しているに過ぎませんから。
→ 今日は何の日?徒然日記:「甘藷先生と芋代官」
:「うん。わたしも聞いたことはあるけど……」
:「確かジャガイモは戦国時代ころだよね。南蛮文化などといっしょに……」
:「ああ、ジャガタラね。ジャガタラ芋って親父が言ってたな」
→ Google検索:「ジャガタラ芋」
:「ジャガイモって、悪魔の食べ物って言われたんだよ」
:「え? ほんとですか? おそろしい。あの芽が毒だからですかしらん」
:「ああ、そういうこともあるかもしれないけれど、確か、聖書に載ってなくて、種芋でどんどん増える、いかにも悪魔の所業みたいな芋ってことらしいけど……」
:「おいしいのにね……」
→ Google検索:「悪魔の食べ物 ジャガイモ」(※検索のついでにこんな記事も見つけた→「裁判にかけられたジャガイモ」。トラバ)
:「ところで、栗よりうまい十三里って知ってる?」
:「聞いたことない……」
:「サツマイモのことだよ」
:「十三里がですか?」
:「栗よりうまいんだって」
:「十三里四方の畑で作ったんでか?」
:「……!」
:「1里って約4キロでしょう……」
:「栗よりうまいから、十三里なんです」
:「……」
:「……」
:「だから、『栗』を『九里』というのと掛けていて、『より』は、『四(よん)里』を『より』と読ませて……」
:「……」
:「ああ、9+4で13」
:「ああ、そういう意味ですか……」
:「そうそう。なかなかうまいこと言うでしょう。江戸時代そうやって売っていたらしいよ」
:「江戸時代? それも青木昆陽先生が考えたんですかねぇ~」
:「……」
:「それは違うって……」
……そこまで青木昆陽先生を尊敬しているんか……。
いちおう、「栗よりうまい十三里」の語源には諸説あるようです。
→ 「栗より美味い十三里(半)」の語源諸説
「九里に近い味」ってことで「八里半」って言っていた時もあるし、「九里よりうまい十三里半」って言い方もあるようで、ちょっと興味深いですね。




※ちなみにこの3人の会話は正しくかみ合ってはないのです。


→ 今日は何の日?徒然日記:「甘藷先生と芋代官」



→ Google検索:「ジャガタラ芋」




→ Google検索:「悪魔の食べ物 ジャガイモ」(※検索のついでにこんな記事も見つけた→「裁判にかけられたジャガイモ」。トラバ)



















……そこまで青木昆陽先生を尊敬しているんか……。
いちおう、「栗よりうまい十三里」の語源には諸説あるようです。
→ 「栗より美味い十三里(半)」の語源諸説
「九里に近い味」ってことで「八里半」って言っていた時もあるし、「九里よりうまい十三里半」って言い方もあるようで、ちょっと興味深いですね。

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