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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

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「外人の日本語は片言の方がいい」

2006-12-22-Fri
こんな記事。
「外人の日本語は片言の方が」 久米さん10年後の謝罪(朝日新聞) - goo ニュース

10年ぶりの謝罪って、ちょっと美談っぽいというか、いい話。でも、なんか、どうでもいい話にも感じられたりもするのはどうしてでしょう。

記事によると、96年10月の放送の「ニュースステーション」(テレビ朝日)の番組中、インドのルポの中で、インド人がよどみない日本語で話をする映像を見て、久米氏は「しかし、外人の日本語は片言の方がいいよね」と発言したんだそうです。

そのことについて、外国人の人権を守る活動をしている「ザ・コミュニティー」代表で米国出身の有道出人たちが、「日本語を必死に勉強し、日本社会に溶け込もうとしている外国人もいる。とても不快に感じた」などと、局側に口頭やメールで抗議した(当時は返事なし)というような背景があって、


キャスターの久米宏氏が、テレビでの発言をめぐる在日外国人からの10年も前の抗議に対して今月1日、謝罪していたことがわかった。謝罪したのは、出演していたテレビ朝日「ニュースステーション」での「外人の日本語は片言の方がいいよね」との発言。久米氏は「今頃何をとお思いでしょうが、心からおわびします」としている。


ということになったんだそうです。

わたしはたまたま有道出人さんとは同名(わたしの場合はあくまでハンドルですけど)なだけでこの記事を取り上げたのですが(笑)--念のために書きますが、全く別人で、一面識もありません--、その放送はたぶん見ていませんが、おそらく、あまりにすばらしい外国人(インド人)の日本語に、自分たちの日本語の不勉強さを思い知らされるような、試聴者の気持ちを代弁して、軽口ふうに言ったのだと推測します。そのあたりの、建前でない、本音の感覚というのが、久米宏の人気の理由の一つだと思っていましたので。

久米宏が「よく考えたら失礼だった」と謝っているのを、わたしが別に謝ることはないだろうというようなことは何にもないのだけれど、「外国人の日本語のすばらしさを表現する」とのに、「すばらしい努力をされてここまで身につけたのでしょうね」とストレートに誉めるのも、「こっちが何年日本語を話しているのか恥ずかしくなるほど、(あの人たちは日本語が)達者ですね」というのも、「外国人は日本語が片言くらいの方が(こっちの不勉強さを恥じなくて)落ち着いていられる」というのも、ま、ありかなと思うんです(……というか、わたしはこういうたぐいの言い回しをしょっちゅうしています)。

ま、たしかに、わたしの言い方はいつも「誉めているのかけなしているのかよくわからない」と言われることもありますけど。ま、相手がすばらしすぎると、こっちがおそれおおいというか、引け目を感じてしまうというか、そういうことも、ままあるわけであります。もちろん、それを放送で言ってしまっていいかどうかという問題もそこにはあるし、それを言うなら、上手く言わないといけないとも思います。

「もっと下手くそに話してほしいなぁ。日本人としてのプライドが傷つくような、日本語うまさでしたね~」くらいならよかったんじゃないかと思いますけどね。これでもだめか(笑)、ま、島国根性はいっしょかもしれませんけれど。

最初になんとなくどうでもいい話のように感じたのは、実際の番組を見ないでおいて言うのはなんですが、ちょっとした軽口というか、おふざけで言ったのを、なんというか、言葉尻をとらえたというか、揚げ足をとったみたいな感じがしてしまうからだったのでしょう。もちろん、偏見や差別がそういうところに現れてくることも決して少なくはないですし、実際今回のケースでも、久米宏自身が反省し、謝罪メールを送っているのですから、わたしがどうこういう筋合いのものではないのですけど、このことのどのあたりが「ニュース的な価値」があるんだろうとふっと思ったのですね。

やっぱり、10年後の謝罪が美談っぽいからなんでしょうか。

有道出人さんのホームページはこちら。
 → 「有道出人の日本語のホームページ」

当時の抗議のメール、久米宏からのメールはこちら。
 → debito.org:「ニュースステーションの久米宏氏は10年間以上前の「外人は日本語が片言がいいよね」のコメント、謝罪文を!」

朝日新聞の記事はこちら。
 → asahi.com:「「外人の日本語は片言の方が」 久米さん10年後の謝罪」

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