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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「ツイステッド」~DVDで

2006-09-18-Mon
女性捜査官ものです。事件は連続殺人です。男性ばかり。どの遺体にもタバコを押しつけた火傷跡があり、それは犯人のマーキングだ。そう指摘したのは、最近捜査官になったばかりの女性捜査官ジェシカ(アシュレイ・ジャド)です。

ジェシカはそういう優秀さを持つ刑事なんですね。しかし、捜査を進めていくと、被害者にはさらに共通点が見つかります。ジェシカの知り合いなんです。それも、「行きずりの深い仲」の相手ばかり……。ジェシカは捜査官としては優秀だったのですが、同時に、バーに通い、逆ナンしたイケメンとそのままベッドインという、乱れた生活を送っていました。もちろんその背景には何かわけがありそうでもあるのですが。

その相手となった男たちがつぎつぎところされていくわけです。捜査官であり、同時に関係者から容疑者へと追い込まれます。ま、そういう話です。以下ネタバラシってことはないですが、ちょっと微妙なことを書くので背景と同色にしておきます。

被害者がジェシカの関係者ってことで、ジェシカ自身を含めて容疑者は絞られます。作品的には迷彩もほどこしてあるわけで、すぐに誰とは特定できませんけれどもね。ただ、こういう作品は、犯人が誰とわかったところで、刑事という立場上撃ち殺して終わりってわけにもいかないもので、事件としてどうやって解決するかとういことも、一つのおおきなテーマとなってきます。そこで登場するある小道具。わたしはこれが、メインの謎以外にいい味を出してるなと思いました。印間をドラッグしてください)

ツイステッド DTSスペシャル・エディション
角川エンタテインメント (2005/02/11)
売り上げランキング: 14,190
おすすめ度の平均: 2.69
2 つまらないサスペンス
4 まさにフィルム・ノワールの世界だったけれど
3 アシュレイのための作品。

アマゾンの評価は今一ですが、わたしはおもしろいと思いました。

あと、「柔スティック」ってのが出てきます。格闘技ヲタにはそこも興味深いかも。

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映画:「テイキング・ライブス」~DVDで

2006-09-03-Sun
アンジェリーナ・ジョリーがプロファイリングの得意なFBI特別捜査官を演じ、連続猟奇殺人を追うサスペンスものです。タイトルの「テイキング ライブス(Taking lives)」とは「人生を乗っ取る」という意味です。犯人が猟奇殺人を犯し、次々とその被害者になりきって生活していくことによるのですね。

冒頭、少年時代の犯人がその「乗っ取り」の第1回を行う。その後年月が経つので、役者が入れ替わる。だから、観客は大人になってからの「犯人」の顔を知らない。したがって、だれが「乗っ取り犯」なのかをあれこれ推測せざるをえなくなる。

モントリオールで猟奇殺人事件が続き、現地警察の応援にFBI捜査官イリアナ(アンジェリーナ)がアドバイザーとしてやってくる。地元の「所轄」とうまくいかないのは、日本の刑事ドラマでも、ま、同じ。犯人はなかなかつかまらず、いくつかの連続殺人が起きてしまう。そして、やっと目撃者(イーサン・ホーク)が表れた。犯人がドジを踏んで犯行中に目撃されたのだ。

今までにない最高の手がかり。でも、なぜ? プロファイリングするイリアナは、そこから犯人の意図を読みとり、また、奇異な点を指摘する。前半はそうして、冷静なイリアナのあざやかなプロファイリングが見事に成功し、着実に犯人に迫っているように見えるのですが、ある時点をきっかけに、大きくそれが狂い始めます。そして、意外な結末へ……。


ま、これ以上書くのはちょっとネタバレなんでやめておきます。結末はかなり意外で、その点どう取るかで、作品の評価は影響してくるかもしれません。わたしは、こういうトリッキーな展開は好きです。また、「グロな死体」、「凶悪な犯行」、「あざやかな操作の手口」、「ロマンス」、「濃厚なラブシーン」、「結末の意外性」など、おもしろいしかけがたくさんあって、刑事もののサスペンスが好きな人には、おすすめです。

サイコものにはなりきってないので、そう思ってみるとものたりないかも。

テイキング・ライブス ディレクターズカット 特別版
ワーナー・ホーム・ビデオ (2005/01/21)
売り上げランキング: 6,418
おすすめ度の平均: 3.33
3 アンジェリーナ様、映画。
5 なるほど~です!
4 転んでも只では起きない女のお話。


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映画:「デュエリスト」~コロナで

2006-05-12-Fri
「デュエリスト(Duelist)」ってのは、goo辞書で引くと「→duel」と出てるだけでして、この「duel」ってのは、『遊戯王』とかなんたらでも出てくる言葉で、「血糖(先にこっちが出るなっての~)決闘、腕比べ」くらいの意味です。

つまり、「決闘者」もしくは「対決者」って題名でして、早い話が「決闘する男女の悲恋物語」ってことになるんでしょうか。サイトによっては「ロミオとジュリエット」を引き合いに出しているところもあります。



正直に書くと、そもそも、「GAMERA」狙いだったんです。ま、映画館いった時間、終了時間などその他もろもろの条件から、ま、これでいいかと思って入りました(ほんとうは、時間だけでなく、ちと、気分の問題もあったんですが……)。

作品ですが、漫画(アニメでもいいけど)の「キャッツ・アイ」の逆バージョンかと思われるような、いささかコミカルな演技を織り交ぜての展開です。逆バージョンってのは、つまり、刑事役が女(主人公です)で、キャッツ・アイに相当するかっこいい謎の怪盗が男って意味です。謎の怪盗のニックネームは「キャッツ・アイ」ならぬ「悲しい目」だったりします。

ま、あれですよね、ものすごい素敵な人を、刑事が職務上尾行したり、張り込んだりしたりすると、情が移るというんじゃなくて、なんとなくこう、恋愛に似た感情が芽生えてしまってもおかしくないというか、絶対にありだよなと、この作品を見てると思ってしまいます。

それは、刑事としては不適切なんでしょうが、男と女である以上、いや場合によっては人間である以上、容疑者でありながら、相手について知れば知るほど、同情などはもちろんのこと、尊敬したり、場合によっては愛してしまうってこともあって当然のことだと思うのです。ただ、現実には、そういう感情をいかに克服するか、理性でどう制御するかってことになってくるんでしょうけどね。

それでも、医者と患者なら、尊敬してもかまわないし、恋愛、結婚してもかまわない。教師と生徒なら、尊敬してもかまわないし、年齢的な面やタイミングさえきちんとすれば、結婚も許されるわけですが、刑事と犯人とでは、尊敬も恋愛も許されませんよね。

ま、そういう宿命の悲恋の話ですね。「duelist」ってのは、つまり「対決者」という意味なんだけど、「(わたしの愛した)決闘相手」ってぐらいになってくるわけですね。

これ以上書くと、ネタバラシになりそうなんで、どうしても書きたい言葉を で、白い文字をはさんでおきますので、かまわない方だけドラッグして読んでください。

「剣舞とエロス」なんて言葉を思い浮かべながら見てました。それが「duelist」のラストシーンです。女刑事は自分の心が完全に怪盗「悲しい目」にあることを知りながら、職務を遂行します。そしてラストシーンで思い浮かべるもの、それは二人がもっとも真剣に、情熱をもってすごした剣と短剣による決闘の時だったのですね。お互いの気持ちを抑えながら、押さえているのを知りながらの命がけの戦いなんです。それが「duelist」の真意なのでしょう。悲しいです。

こういう予備知識や期待なく飛び込んだ作品ですが、妙に心の残りました。「GAMERA」じゃなくて大正解でした。「GAMERA」もな名古屋が壊されるんで見てみたいと思っているんです。

→ 公式ページ

ちなみに、女刑事ナムスンは「ホラー・クィーン」と呼ばれるハ・ジウォン(「チェオクの剣」)。怪盗「悲しい目」には カン・ドンウォン(「オオカミの誘惑」)。よくしらないけど、やさしそうで、クールで、さびしいそうで、かっこいい(笑)韓流新四天王だとか。







そうそう、まったく余談ですが、作品の中盤で悪の長官が日本刀をプレゼントされるシーンがあります。「日本の室町時代の大名の持っていた名刀だが、その大名は家来に殺された」というようなことが語られます。その刀身に、当時はまだありえなかったひらがな交じりで(時代的にはまだ変体かなの時代でしょう)、「夏草や兵どもが夢のあと」と刻してあります。芭蕉の句ですね。これも時代設定おかしいんですが、ま、そこまでして入れたかった伏線なのかもしれません。

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