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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

「ターケネーター2」が見たくて獅篭独演会(第5回)に出かける。

2009-05-24-Sun
「新型インフルエンザ騒動」も感染者が拡大してるんですが、一方で、空港での検疫や大阪府などの「休校措置」も次の段落に入ったようです。電車に乗って名古屋に出かけるのためらわれたのですねけどね。なにせ、セントレア中部国際空港から直結していますので、名鉄本線は……。ま、若干の咽喉の痛みを感じますけれど、冷房に弱いのでそのせいだということにしておきます~(笑)

目的は獅篭の独演会でした。夜6時半の開場なので、ゴーギャン展を名古屋ボストン美術館で見てからにしようと内心計画していたのですが、ちょっと出掛けにトラブルがあり鑑賞時間がとれなくなってしまい、独演会だけになってしまいました。ちと残念。

獅篭独演会は第1回以来、大須演芸場に足を運ぶのは、先月のだまし絵展の帰り以来のことでした。その時の記事(→過去記事;「だまし絵展に行ったあとで大須演芸場を行き三亀司に声をかけてもらう」)に書いたのですが、どうも第4回独演会では「ターケネーター」という、オリジナルビデオ作品が上映されたようなのです。「ターケネーター」とは「たわけネタ」を見つけに行くという「投稿ビデオ」風の小品です。それを見逃したのが、なぜだかとても後悔され、どうも、今回はその続編が見られるということで、逃せないぞと、ま、本末転倒的な気分ででかけました。

chicago5.jpg


演芸場の入り口には、三亀司がブログで「クルマばっか磨いとる」と書いていた、赤いミニがおいてありました。ファンに対する一つのサービスのつもりだったのでしょう。

入場券代わりにもらったプログラムには

一、キレイになりたいっ!!(新作)
一、ターケネーター2(映像)
一、火焔太鼓
 ~仲入り~
一、紺屋高尾

とあって、なんと「ターケネーター2」は落語の同列の扱いでした。ちょっと「ハプニング」がありまして、接続の都合か何かでプロジェクターに映像が送られず、音声だけが送られるということが2度、3度とあって、そのせいもあったのかもしれませんが、わたしには、映画界などでいう「2作目のジンクス」みたいなものを感じました……。獅篭自身がタワケネタを探しに行くとういのではなくて、タワケネタをみつけてもらって送ってもらおうというコンセプトへの方向転換がなされていたように思います(あるいは当初からそういう展開も想定していたかもしれませんが)。ま、ほんでも帰り道にはすっかりその気になって、あちこちでネタ探してましたので、この目論見は成功したと言えるかもしれませんけれど~。

次に、落語の方の紹介やら感想を少し。

キレイになりたいっ!!」は、テレビなどの通販ブームと健康ブームを取り入れた新作です。現代の庶民生活のヒトコマがおもしろく取り上げてられいます。新作というのは、落語の場合は自分で作るんでしょうか。それとも、筋を書く人がいるのでしょうか。ま、筋と言ってもこの話の場合は、「美容と健康に関わる当世通販事情」みたいな感じの、ものづくし的な構成で、サゲは「夫婦水入らず」できちんとまとめたという感じなんですかね。なるほど。新作を見せてもらうという楽しみも増えました。次も(といっても、第6回という意味ではなくて、あくまでわたしにとっての「次」なんですけど)期待です。

火焔太鼓」は有名な古典です。わたしもラジオ寄席などでたびたび聞いたことがあります。今日獅篭の話を聞いていて、「世に二つという名器……」と言ってるように思えて、「世に二つとない名器」だろういと思っていて、記事を書こうとネットであれこれ調べていたら、本来、「一対(二つで一つ)のなもの」なので、「世に二つ」という言いになってしまうようなんです。
 → YouTube:「火焔太鼓の概要
  ※このページの写真やよくわかります。

ちなみに志ん生の「火焔太鼓」がはこちら。これはこれで、このアニメが不思議。いいできばえです~。
 → 「火焔太鼓(1)」「火焔太鼓(2)」 「火焔太鼓(3)

こうしてYoutubeの「名人」と比べると、同じ話でも噺家によってちがうんだなということが、本当によくわかります。獅篭の方は、言ってみればマンガちっくなアレンジが何箇所か取り入れられていると思います。たとえば、ま、道具屋の女房が亭主に対して、くだらないモノを売ったということで大名屋敷でお仕置きを受けるに違いないといって脅すというか、用心するように言うシーンが、ギャグマンガそのものという感じでした。

三作中の最後が「紺屋高尾」。こんな話なんですが、これももちろん筋は同じなんですが、演出は違います。間違ってるというかそういうんじゃなくて、解釈というか、演出というか、翻案というか、要するに落語というのはそういうものなんですね。ただ、獅篭は「来年の3月15日」と言ってるんです、上のページでは「2月15日」となってます。ここは変える必要はないと思うのですが、ま、話としては季節的には春がぴったりの場面なんですね。誰かが新暦に変えたのかもしれません。いや、きっとそうだと思います。

感想はとってもよかったと思います。熱演という感じでしょうか。話自体がいいんで、ある程度のレベルにあれば持っていけるところはあるのでしょうが、会場全体も聞き入っていたと思います。わたしは、なぜだか、藤原法香と陣内が浮かんできてしかたがありませんでした。獅篭はニコニコしてて、ツヤツヤしてて、よかったです。独演会も回を重ねて、第1回のときよりもリラックスしてのびのびとやれていたのかもしれません。どの程度とか評価できませんけれど、確実に上手くなってるなぁと思います。

こっちも検索したら、ニコニコ動画に談志がやってるのがありました。同じ話でもこんなに違うし、映像で見るとの、会場で見るのとも全然違いますね。談志自身も語ってますけど。
 
・談志も「3月15日」です。



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だまし絵展に行ったあとで大須演芸場を行き三亀司に声をかけてもらう

2009-04-27-Mon
名古屋市美術館で「だまし絵展」を見て、その後大須に向かいました。

三亀司さんはブログで「風が強いんでとばされてお客が入る」と書いてますが、そんなんじゃなくて、わたしの場合は予定通りでした。獅篭がYoutubeで公開している「ターケネーター」がおもしろかったんで、ちょっと獅篭をみたくなったんです。落語のしゃべりと、四コママンガで鍛えてきた着眼点。これはいいかも~って思いました。


 ※どうやらこれは、第4回の独演会で上映されたようですが、わたしは第1回しか行けてないのではじめてみました。
 → 獅篭ブログ:公演情報

幸福のホームページにある割引券を持って行った(というか、財布にいつも入っている)のですが、おかみさんが「今日は1000円でいいです」と言ってくれました。最終回はよくおまけしてくれますね。

わたしは入ったときは、平林(立川平林)がすでに始まってました。名古屋弁落語をしていました。わたしが、以前「平林にこのネタあげるわ」って書いた「鶴舞」のネタをしゃぺってました。う~む。ちょっと今日はあえて辛口で書きましょう。平林、顔が怖いですw。ええと、表情が怖いんです。優しい顔でやってもらった方が笑いやすいと思います。それと、早口過ぎませんか? 落語のリズムじゃなくて、漫才のリズムみたいです? 平林には平林の考えがあってやっとるんでしょうし、名古屋弁のリズムってのは早くとなのかもしれませんが、どうでしょう、もう少しのんびり、ゆったり演じてみては。

次が、かつら竜鶴。もう80才なんですね。前は黒メガネだったんですが、今日はメガネなし。いい感じです。この方が何倍もいい。「名古屋甚句」に「名古屋名物」、とてもよかったです。で、雷門幸福。最初の挨拶がマイクが遠くて小声で何しゃべってるのかわからなかたけれど、落語に入ったらちゃんと聞けました。その点は問題ない。聞きやすかったし、もう、わたしが何か言えるレベルじゃないでしょう。

で、三亀司の独楽。お元気そうで何よりです。「風車」という芸が不本意だったらしく、悔しい悔しいと言いながら再チャレンジをしてました。「わたしくらいのベテランになるとなぜだか時間がわかる。今28分で、あと10分くらい……」などといいながらやるわけですが、別にベテランの勘で時間がわかるわけでなくて、大須演芸場の出入り口の隣に時計があるので誰だってわかるんです。ネタのつもりかなにかわからないですw。「みなさんにもお教えしましょう。どうしたら時間がわかるか。出入り口のところに時計があるんです。あれを見れば誰だってわかる。でも、みなさんは、やっちゃあいけません。落語でも、歌謡でも、漫談でも。演じてるのに、お客さんがちらちらと後ろの壁の時計を見られたらたまりませんからね。ほらっ。独楽だって落っこちゃう~」とかさ。

最後は三遊亭楽市という岐阜出身の若い落語家。10日間くらい大須にあがってるそうです。がんばって~。

大須はあいかわらず平和でした。帰りがけに、三亀司さんが降りてきて、「久しぶりだね。今日はプロレスやっとるの?」とやさしく声をかけてくれました。前にプロレスのついでに来てるというようなことを話したのを覚えてくれていたのですね。「いいえ、今日は美術展で……」と短く話して終わりました。

ちょっと、大須で笑いのセンスを取り戻したので、メキシコの豚インフルエンザの記事ができたのですね。
 → 「メキシコで豚インフルエンザでマスクってぇと、やっぱりあれですかねぇ……と不謹慎なことを書く。

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落語:「雷とマンダラ」出版記念独演会~大須演芸場

2008-11-01-Sat
先日、大須演芸場で行われた「雷とマンダラ」出版記念、雷門獅篭独演会に行ってきました。もちろん、単行本を持って行きました。

雷とマンダラ
雷とマンダラ
posted with amazlet at 08.11.01
雷門 獅篭
ぶんか社


当日券しかないということで、5時くらいに大須演芸場にいくと、ひと:みちゃんさんと福三さんがロビーで話をしていて、おかみさんが立っていらっしゃいました。
「切符は何時からですか?」
と、ぶしつけに訊くと
「6時くらいから」
と……、そこへ、席亭が来て何かうちわの話を始めたようで、わたしはさっさと立ち去りました。早めの夕飯を終えて6時にいくと、もう、並んでました。
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夜の大須演芸場は初めてで、こんなに並んでいる大須演芸場も初めてでした。列の中の、帽子をかぶったおっさん(中入りの後で舞台に志を持って行ってました)が、「獅篭のファンなの?」「新聞に出てるから来たの?」と誰かに聞いていて、その相手の人(shi-saのTシャツ着てる人)が、「今の獅篭の両親が通りましたよ」などと話していましたので、どうやらご両親も見に来ていらしたようです。1階は満員、2階にもかなり入っていたようです(2階は見てないのでわかりません。ひと:みちゃんは2階にいた)。

演題は「長短」、「幇間腹」、「宿屋の富」の三題でした。名古屋弁の話題から、名古屋人を気の長い人、東京の人を気の短い人と比較して、気の長い人と短い人のとぼけた話の「長短」に続いて、後継者不足で跡継ぎが育たないという職種の一つ「幇間(太鼓持ち)」とイジワルな若旦那の爆笑話の「幇間腹」、中入り後は、粗末な旅籠にこれまた貧乏な男が、金がありすぎて困ると大嘘をついて泊まる「宿屋の富」。なかなか上手に、また、丁寧に演じていたと思います。
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「雷とマンダラ」出版記念の独演会で、公演後は演芸場前でサイン会(下写真。ちなみに「大」のちょうちんの下の奥にひと:みちゃんがいます。その隣が福三さんだと思います)。100人近い列ができたのではないでしょうか。
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一人一人丁寧に言葉をかけ、握手をして獅篭さんはほんと嬉しそうでした。中には「北海道までありがとう」(マンガの中のありましたが、アレに行ったんでしょうか?)、「東京から来てくれたの?」とかいう言葉で話してる人もいたので、熱烈なファンもいるようです。

ま、わたしも、こうしてブログのネタにするためとは言え、電車と地下鉄を乗り継いで片道1時間以上かけて行ってますのでね、それなりのファンということは言えるかと思いますけど。

ちなみに、第2回独演会の情報が出ています。

第2回 雷門獅篭独演会
大須演芸場
開場6時半 開演7時~

木戸銭:予約→1800円 当日→2000円

第1回より、2回の方がたぶん難しく、3回、4回と続けていくのはもっと大変そう~。できたら、行って応援してあげたいですね。

また、あさって(3日)は名古屋でNHK名古屋寄席に出るそうです。
 → NHKなごや 芸能音楽祭のページ

・モデムにアクシデントがなかったら、もっと早く記事にする予定でした。

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単行本「雷とマンダラ」に足りないもの……。

2008-10-04-Sat
雷門獅篭の「雷とマンダラ」を入手しました。9月30日発売というので、わたしは、その数日前から、書店に立ち寄っては、コミックの新刊コーナーをのぞくのですが、なかなか見つかりません。ブログの書き込みでは、「名古屋の某書店では平積みになっている」というものも見たのですが、三河の、それもわたし近隣ではそういう勢いは、全く感じられません……。10月1日になって、やっと、入手しました。
雷とマンダラ
雷とマンダラ
posted with amazlet at 08.10.04
雷門 獅篭
ぶんか社

第一印象、あ、A5判で出してたの……。 わたしがちょっとうかつだったのだけれど、コミックという頭があったので、今までB6判をイメージして探していたのです。そうかぁ、四コママンガだと、そりゃこっちのサイズが多いわなぁと思いました。

これから書店で探そうという方は、A5判(厳密に言う「A5拡大判」と呼ぶようですが(参考→本の大きさの謎)というイメージで探したほうが早く見つかります!

表紙カバーが大須演芸場の写真を背景にしているのは、大須演芸場を知る人なら興味深く、おもしろいです(知らない人にとってはむしろごちゃごちゃして、すっきりしない印象になるかもしれませんが……)。ことに、黄色の腰巻(帯)をとると、三亀司とか、バタやんとか、姫ちゃん、ひと:みちゃんなど、大須演芸場のメインキャラが書き込まれていて、どれが誰と探すのがおもしろいです。作者の獅篭を含めて21人の似顔絵が書いてあるわけですが、ご本人を生で見たことがあるのがこのうちの12人。多くは演芸場の舞台で拝見してるのですが、当然、席亭や奥さま、カッパさんなどは出入り口周辺でお見かけした程度です。また、小福師匠は「一晩で名古屋の落語家を全員見る会」でまだまだお元気な姿を拝見しました。

手にして、うちでコーヒー啜りながら、こんなふうに表紙の人物を半分以上わかるくらいに大須演芸場を知ってる人には、おもしろいマンガかな……と思って読み出したのですが、実は、そうではありませんでした。むしろ逆かもしれません。獅篭がブログで「ほんわら」に連載が決まったというような記事を書いていて、それにコメント書いたか、うちで記事にもとりあげたと思うのですが、ほとんど最初の方から読んでいたとうことが改めてわかりました。この話読んだ、この話も読んだ、この話も読んだ。これ知らない。これ知らない。これ、確か読んだ……。読み進めると、こんな調子でした。半分以上は連載中に読んでた話だったんですね。そして、この連載を読みながら大須演芸場に行って、たとえば、看板を書いてる人を見たことがあるのはたった一度なんだけど、あ、この人が豪華客船のカッパさんなのか(ご本人なのかは厳密にはわからない)と思ったり、座布団出したりめくりめくってる姫ちゃんを見ては結婚したんだよなと思ったり、ま、マンガで知って演芸場に行って、演芸場にいる人たちを身近かに感じだりしていたわけです。逆というのはつまり、大須演芸場を知ってるからマンガがおもしろいというのではなくて、いや、もちろんそういうこともあるが、マンガを読んでから行くと大須演芸場がおもしろくなる……。そんな一冊だと感じたのです。実際、わたしがそうだったし……。

マンガを読めば大須演芸場がおもしろくなり、演芸場に行けばマンガがおもしろくなる……。そんな1冊です。

ところで、記事のタイトルにした、単行本「雷とマンダラ」に足りないものってわかりますか? わたしは本屋で手にしたときから、あれ?と思っていました。だってまだ連載中のはずなのに……って。それは「1」です。別に「一」だって「壱」だっていいのですが、「第1巻」の表示がないのです。なくったって売れれば「続」とか「再び」とか、いろんな言い方はあるにはあるけれど……。ああ、2巻が確約されてるわけではないのか……。人気商売の厳しさを垣間見る思いがしました。……がんばれ!



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