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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

小ゆびはコレで破門になりましたと言ってよ~大須演芸場

2008-04-14-Mon
大須演芸場→愛知県体育館というのがわたしのパターンなのですが、今回は名古屋市美術館→大須演芸場というパターンで、後に予定がないのでゆったりとした気分で見ることができました。

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入るとなごやバタやんがいつもの白いスーツで、ギターを弾きながら歌ってました。いつも思うのですが、なごやのバタやんはギター弾けるんでしょうか? 舞台では弾いてないと思うのですが、指はそれらしく動きます。また、あれだけずっとやってれば、それなりに弾けるようになるんじゃないかと思うのですけど、どうなんでしょうか。

次は立川平林。あいかわらずの大人の小噺と、名古屋弁落語でした。先日「名古屋弁はきつく感じるから演じるときは穏やかに」なんてことを偉そうに記事にしたのですが、今日はそんなに気になりませんでした。進歩してますよね~。

柳家三亀司が三番目。女の子にアピールしてました。お元気そうで何よりです。独楽の技にも名前があるらしいのですが、「末広」とか「弓張」とか「風車」とか、今日はそういうことがやっとわかりました。「弓張」は、どうやら、すごい独楽回しの名人がやっていたのを、三亀司がマネしてやってるんだというようなことを言ってました。それは結構です。それを見せてくれるのはありがたいのでしょうが、前にも書いたのですが、その難しさ、すごさがわからないんですね。たぶん、すごいことをトロクシャ~こといいながやってるのがすごいんでしょうが、「たいしたことないとおもっていらっしゃるかもしれないんですが、これ、すごいんですよ。こんなこと、できると思います?」ってくらい言わないと、今のテレビ世代にはわからないかもしれませんね。

次は雷門獅篭。演目は「お花半七」(「宮戸川」の「お花半七馴れ初め」)でした。これは、Wikipediaによると、

この噺は、『宮戸川』という名称であるが、前半部分のみが演じられる場合が多く、その際、『お花半七馴れ初め(お花半七なれそめ)』や『お花半七』という題で紹介される場合がある。前半のみの場合、宮戸川が噺に登場せず、題と噺の関係が見出せない。

ということで、前半ばかりが人気の作品というようです。獅篭はあいかわらず表情豊かで、上手になってるなと思いました。最後はあんなになるのかぁと初めて見て驚きました。やっぱりなんどか通ってみるもんですね。算盤の上にうんこが盛り上がる話ばっかり聞いててもね~w。

鳥居克次。今日は「コーラ」なしなのは残念。トランプのハートのクイーンの位置をあてるというのはいいと思いました。対話式のネタは二つくらいほしいです。

みなみ恵子。演歌です。歌上手。喪服のような黒い服着て、演芸場前の道路に停めてあった高級車をぶっ飛ばしてどこかに行かれました。なにか欠かせない義理があったのでしょう。

かのうまい。「プログラムにわたしの名前はありません。落語の勉強していましたがクビになりまして、本名で出ています」と挨拶していました。めくりには「かのうまい」とあって、入り口でもらったプログラムには「雷門小ゆび」と書いてあるのですね。
 → 雷門小ゆびについてはこの記事でちょっと紹介してます

男社会に女が入っていくのは難しいと思います。男社会のしきたりというのもあるし、芸の力だけでなく、ルックスだったり、色気だったりを評価されることも実際あると思うので。特に人気商売となるとそういうこともありそうなんで。だから、逆に見る側としては、そういう点をどう乗り越えるかというのを見ることもできるのかもしれませんが、そんなところまで見られるとはちょっとつらいものもあるわけですよね。

どういう理由でクビになったのかわかりませんでしたが、こちらのコメントでスゥさんが「また」とか「記録更新を狙っては?」というような言葉をお書きですので、あんまり心配するようなことではないのかもしれません。禁煙パイポのCM知っていたら、小指でも立てて「わたしは、コレだったのですが、破門をされました」と言って、「コレ」と言っても愛人ってわけじゃあありません。「小ゆび」という芸名で落語を習ってたんです~とやってほしかたですが、ひょっとしたら、知らない世代なのかも……。若っ~。



話は「平林(ひらばやし)」。平林(ひらりん)が話の中で「わたしの本名は平林(ひらばやし)で、同じ名前の有名な落語があります」なんてことを言ってるんですが、それを実際にやってくれるという、ま、平林にとってはまことにありがたい構成ですね~。「平林」で検索すると、こんなページがありました。ご参考までに。
 → 落語って好きです落語 平林

ところで、このかのうまい、落語のあとで「かっぽれ」を踊ってました。立川平林も自分の落語のあと「やっこさん」を踊ってました。こういうの初めて見て、どう見ていいのか正直わかりませんでしたが、大須で踊っているのはひと:みちゃんだけでなかったんですね~。

噺家が寄席で踊りを踊ることはどうもあるようです。



※そうそう、雷門福三の二つ目昇進披露会のチラシがありましたんで、追記に公開!

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ミッドランドスクエア見てきました。

2007-03-09-Fri
先日オープンしたミッドランドスクエアに行ってきました。
 → ミッドランドスクエア総合サイト

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先行完成していた「オフィスタワー」と呼ばれる地下6階、地上47階の部分と、3月6日グランドオープンした商業棟(地下6階、地上6階)から成り立っています。上の写真はタワーです。最寄の日にオーブンしたのは隣接の商業エリアの方だったらしいのですが、わたしはよくわからなかったので、タワーの方を「これだな!」と写真にとってきてしまいました(ちと残念~笑)

オフィスタワーの上層階には展望台やスカイレストラン、商業棟にミッドランドシネマや高級ブランドは店、トヨタレクサスの屋内展示ブースなどあります。
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正直わたしにはあんまり縁のない世界だなぁと思いながら、平日だというのにすごい人ごみだなとおもいながら、こんなオブジェやあんなオブジェがおもしろいなぁと思いながら、時間もあまりなかったので、さぁっと通り過ぎてきました。
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あんまり人ごみすきじゃないので、もう少し落ち着いたころ、タワーの上まであがってみたいと思います。

※水を差すようですが、個人的にはこんなところより、名古屋駅の地下にある「名古屋・驛麺通り」の方が好きというか、生にあっていたりします。



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落語:名古屋雷門一門会~名古屋芸術創造センターにて

2006-11-03-Fri
2日夜、行ってきました。ちょっと遠いんですけどね。名鉄と地下鉄を乗り継いで1時間以上かかりますから。名古屋って。
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▲芸創センター入り口

おもしろかった。

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▲ポスター

最初は雷門福三。演題は「フラスコ」。小福が40周年のときにやった噺だ。うまい。福三を見るのはおそらく2度目。とても今年1月に入門したばかりとは思えない。あのときは、足を痛めていて、正座してたら勝手に折れたみたいなことを言っていたが、今回はにこにこ笑顔がいい。こういう笑顔が素敵な芸人はそれだけで得だと思う。入門前の芸歴の長さを感じさせる。特に、雑貨屋のおかみが妙にうまい。女がもっと出てくる話をしたらいいだろうと思った。華があるんで今後に期待。

次は雷門幸福。おめでたい名前だ。よく見るとそうでもないのだが、舞台の上の幸福は、メガネをとった佐高信(評論家)に似ている。社会ネタというか、政治ネタはおもしろいと思ったが、落とし方は難しい。ま、枕なんだからそれもいいんだろうけど……。勢いがあって、元気があっていい。噺は「寿限無」。現代的にアレンジし、日本シリーズで無惨に散ったドラゴンズに結びつけたところがおもしろかった。幸福は日本シリーズがあの結果で、気まずい、間が悪い~みたいなことを言っていたが、それもおもしろかった。ま、新庄みたいにのびのびやってほしい
 → 雷門幸福の家頁

そして、雷門小福。はじめて見た。わけあって、噺はなし(笑)。本当はやりたかったんだろうと思うけど。ま、いわばトークショーみたいな感じ。で、言ってることがおもしろいかというとそうでもない。こういう言い方は悪いが、ちょっと元気がよくて、話が大げさな爺さんが、おもしろおかしく世間話をしているという感じだ。それがわかりやすくて、また、比較的年齢層の高い客には受けている。わたしの周りの年配のおばさんたちも、う~んとか、そうだね~とか、共感をしながら温かく笑っている。会場全体がそんな感じだから、もちろん、わたしもその和やかでゆったりとした笑いを楽しんでいる。どっと爆笑するっていうのとは違って、もう、見てる側は、一人の老落語家がこれで最後かもしれないという舞台にあがってきた、弟子たちの尽力もあっていい会場で、かの大須演芸場にはない賑やかな中でやって、感激している。地元からは中学時代の同級生も応援に来ているという、いささかアマチュアめいた設定に酔っているという感じだ。それがなんともいい気持ち。どこまでが演出でどこまで本音かわからない中、おそらく、並々ならぬ苦労をしてきたに違いない一人の老落語家の最後(かもしれない?)舞台を楽しめた。すばらしかった。
 → 雷門小福のWebサイト

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▲プログラム

仲入りのあとは独楽の柳家三亀司。名前が「みきじ」なんだと改めて知る。今まで「みきし」だと思っていた。だったら、ネットでは今をときめく名前なのに、濁点がついていたとは~、残念! 三亀司の独楽回しはおそらく3度目。大須でやってるときと芸風は変わらないが、受けるところと拍手の大きさは、大須とは違う。滑舌よく回るトークがすべらない。わたしはいつものように、くだらないとほんとうに笑った。今回は三亀司に「お客さん笑いすぎ」とは叱られなかったが、となりのお母さん(知らない人)には肘でつつかれた。やっぱり嫌な笑い方なのだろうな。大勢の観客の前で三亀司はノッていた。ノッてるときの芸人は違うなと思った。
 (→「大須演芸場で「笑い過ぎ」と叱られる(笑)」

そしてトリは雷門獅篭の「寄合酒」。有名な話。今回は小福の得意な話に弟子たちに挑むという設定で、「フラスコ」「寿限無」「寄合酒」とうラインナップになったらしい。う~む、どうなんでしょう。師匠と同じ舞台のトリに緊張したのか、時間が押しているのがきっと大きかったんだと思うけど、ポンポンとリズミカルに運んだようにも思うのだけれど、なんだか、ちょっと間が生かせてないように感じた。どうなんだろう。例によって表情も豊かで、声色も使い分けていて、うまく登場人物を演じ分けていたとは思うんだけど、うまく言えないけど、ちょっと不満。単に髪型のせいかもしれないけど。というわけで、本人のブログにトラックバックするには、ちょっと申しわけないけど、今日は辛い点数つけとくことにする。
 → 雷門獅篭公式ホームページ
 → 獅篭blog

幕が下りて、出口では、出演者が並んで挨拶や握手、サイン、写真撮影などが行われ、いい感じだった。階段を下りながら、「大須演芸場、いってみようかしら」という声が聞こえた。

 → 大須寄席情報割引券あり
 → マピオン「大須演芸場」

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観劇:「盛綱陣屋」ほか~御園座で

2006-10-25-Wed
先日歌舞伎を見ました。御園座です。(→御園座公式サイト

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今回は中村雁治郎改め坂田藤十郎襲名披露公演ということでして、四代目藤十郎は『盛綱陣屋』の佐々木盛綱を演じました。なんでも二百三十一年ぶりの大名跡の復活ということのようです。こういうことはよくわかりませんが。
 → 中村雁治郎改め坂田藤十郎の公式サイト

夜の部だと口上の一幕もみられたのですが、私が誘われて行ったのは昼の部で、プログラムと主な配役はこんな感じです。

●『矢の根』
曽我五郎時致 松緑
曽我十郎祐成 亀三郎
馬士畑右衛門 亀蔵
大薩摩主膳太夫 友右衛門
●『藤娘』 
藤の精 時蔵
●『越後獅子』 
角兵衛 三津五郎
●『盛綱陣屋』 
佐々木盛綱 鴈治郎改め藤十郎
北條時政 我當
和田兵衛秀盛 三津五郎
高綱妻 篝火 扇雀
盛綱妻 早瀬 孝太郎
竹下孫八 進之介
古郡新左衛門 團蔵
伊吹藤太 翫雀
盛綱母 微妙 秀太郎
信楽太郎 菊五郎

歌舞伎の公演というのはこんなものなんでしょうが、けっこう長く休憩時間を入れて4時間くらいの公演でした。

「歌舞伎」は、参加している観劇サークルも含めて、いわゆる市民ホールなどではたびたび見たのです。とくに『藤娘』はおそらく三度めです。そして毎回最後まで見ずに寝てしまうのですね。今回もそうでした。役者が悪いんじゃありません。ほとんど、相性の問題なんでしょう。

ストーリー性のあるものならともかく、はなやかできれいではあるものの、静かに恋する乙女心を表現するようなタイプのはどうももたないんですね。演じた役者中村時蔵の責任ではなくわたしの側に問題があると思うのです。

同じ踊りでも越後獅子はむしろ逆で、ちょうどいい案配に睡眠をとったせいかだんだん目が覚めてきたって感じでした。活発で調子のよい曲に、軽やかででいて落ち着きを感じさせる坂東
三津五郎の踊りがうまくマッチしていました。

もっとも、わたしが寝てしまうことについて、役者の側に責任はないとは言え、わたしばかりがわるいとは思われない点もあります。実際、わたしの周辺でも、寝てるんじゃないのって思う人もいましたし。そもそも御園座に限った話ではないのですが、客席の椅子がいささか小さく、前後のスペースも狭いです。もちろん、わたしの図体のデカさも関係してくるんですけど、長時間座っているとプチエコノミー症候群状態になってしまうのですね。酸欠気味になったわたしの身体は、新鮮な空気を求めます。

したがって幕間には、わたしはロビーや売店の前のフロアに出て、でかい図体で肩を回したり、足首を回したり、腰をひねったり、ほとんど場の雰囲気にそぐわない妙に体育会系の動きをせざるをえないのですね。お願い、もう少しゆったりした椅子にして~。

さて話に戻りましょう。最後は「きんぱち」の『盛綱陣屋』でした。「きんぱち」といえば、てっきり「金曜八時」のことだと思っていました。現代では、もう「=金八先生」のことになっちゃってますね。ところが、歌舞伎にも「きんぱち」があったんですね。これは、イヤホーンガイドで言ってました。

今回上演された『盛綱陣屋』は『近江源氏先人館(おおみげんじせんじんやかた)』の八段目なんです。そして、略称が「近八(きんぱち)」なんですね。八段目とうのは、当然前に一~七段めまでがあって、その後に九段目、そして最終段(十段め)へ続くわけでして、全体のごく一部なんです。かつてはそのすべてを演じていたのですが、今ではこの「近八」しかやらないそうです。そこしか残らなかったんですね。逆に言えば、精選され残ったのがこの「盛綱陣屋」なわけなんですね。

話の設定は、源頼朝の没後の跡目争いです。実朝派の鎌倉方と、実朝派の上方とに別れるわけですが、近江の佐々木家は、兄盛綱が鎌倉方の北条時政に仕え、弟高綱が上方の頼家の軍師となっているという設定になっています。

ところが、これは実際は豊臣家の跡目争いと徳川家康の話(大阪冬の陣)を鎌倉時代に仮託して書いたものだそうです。この話が作られた江戸時代には芝居に徳川家のことが取りあげられるのはご法度でしたので、そのようにしたのだそうです。

主人公の佐々木盛綱・高綱の兄弟のモデルは真田信幸・幸村兄弟で、家康がモデルの北条時政はどちらかというと悪役担当になってきます(ちなみに和田兵衛秀盛は後藤又兵衛がモデルらしい)。なんというか、勝つためには汚いまねもする狸じじいって感じで描かれますね。それに対して、盛綱は武士としての忠義よりも家族の情愛を優先するという、この話の主題を担当していくわけです。じゃ高綱はどうよってことになると、これがまた、現代から見るとどうよと思うけど、この時代にはやむを得なかったのかな。

「藤娘」で寝て、「越後獅子」で起きて、「盛綱陣屋」でストーリーを追いかけて思ったのは、歌舞伎の楽しみ方って、もうちょっとなんどか足を運ばないとわからないなってことです。なんというか、色合いの美しさというか、様式美というか、そういうちょっと惚れ込むような愛し方をするものなのかなって思いました。わかりませんけど。

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