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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「となり町戦争」~DVD

2008-02-12-Tue
連休中DVDばかりみてました。雪の影響で寒かったりして(二日目からは天気悪くなかったですけど、出る気にならなくて~)。これもそのうちの一作。江口洋介と原田知世の「となり町戦争」です。
となり町戦争
となり町戦争
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角川エンタテインメント (2007/09/28)
売り上げランキング: 12262
おすすめ度の平均: 3.5
3 左翼系反戦映画
4 戦争というもの
2 個人的にはトホホ映画

 → 公式ページ

たんたんと過ぎる毎日の平凡な日常の中で、突然となり町と戦争することになります。「民主主義」の世の中なので、町長や議会が政策としてそれを決定、町役場の職員はその広報活動や、市民への説明会、徴兵などに奔走することになります。町立の学校では、そういう軍事色を帯びた教育もなされます。しかも、それが現状の日本のとなり町どうしが戦争するという設定でして、当然ですが、居住地と勤務先とが戦争しちゃってるって一般人も普通にいます。電車も道路も通信も特に遮断されることなく通っていて、人々は普通に生活しています。

ある日突然主人公(江口洋介)に秘密諜報要員としての辞令がきます。適地を通過して通勤しているようだから、定期的に適地の情報を教えて欲しいということです。そして、これは命令というような強制ではなくて、あくまで、町民の任意の協力である(自警団とか、交通指導員くらいのものなんでしょうか? よくしりませんが)というのです。で、とまどいながらも、その町役場の担当者(原田知世)が、魅力的というか、助けないではいられないという感じだったので、ついついOKしてしまうことになる。

当初は、のんびりした戦争ごっこみたいな感じだったのですが、実際、市民の知らないところで意外に深刻な状況になりつつあったりするわけで……。という感じなんでしょうね。設定がトンデモで、政策担当の町の指導者がちょっとコミカルに描かれすぎていて白けてしまうわけですが、江口と原田知世の関係なんかとてもおもしろく描けているなと思ってみました。そこを中心に見ればおもしろいと思います。

ただ、戦争だとか、政治だとか、そういう思想的なこととなると、そこはあまり深く切り込んではいないかと思います。戦争に限ることではなくて、飢餓や貧困でもそうなんでしょうけれど、目に見えるか見えないか、報道されるかされないか、直接的に利害があるかどうかというだけで、もう、同じ人間なのに苦しみつらい立場にある人たちがいる中で、わたしを含め「平和ボケ」と言われる日本人は、ま、のうのうと、そして空疎に生きているということは、一応は言えるわけですから。ただ、だからその点どうよという質問も回答も、ま、特に感じませんでした。



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映画:「大停電の夜に」~DVDで

2007-02-17-Sat
晴れって苦手。そもそも天気もそうでわたしはどっちかというと雨男なんて書くと、あ、そっちの話かとミスリードさせてしまうけれど、晴れ舞台とかの「晴れ」のこと。ま、そもそもは同じなんだと思うけれど。

わたしがそういうところに望もうとするときは、「おめでとう」よりも前に「馬子にも衣装」とか言われてしまったりして。もちろんそれは、わたしが「馬子」なのがいけないわけなのだろうけれど、せっかくの晴れ舞台にそれはない~(笑)。

結果、正月を祝う気も薄ければ(ないわけではない)、クリスマスも苦手。それはどうも、お商売のためにある、もしくは、誰かのためにあるものであるような気がして、普段怠け者のわたしが、否が応でも人様のために何かを買わねばならず、何かをしなければならないということなのかもしれない。そして、そういう特別の努力をするわりには、自分はちっとも満たされなくて、幸福そうなのはどうも回りにいる人ばかり……。そんな思いをつきつけられるようだ。

普段なら気づかなかった、あるいは気づいていてもなんとかごまかしがきいていた、不運とか不遇とか、不幸とか、不安を、なにかことさらに思い知らされる……そんな思いってたぶん、わたしだけじゃないと、ま、わたしは思っているのだけれど、「あ~あ、クリスマスなんてなければいいのに~」とまでは思っていない。

でも、何かあったらおもしろいのに……。たとえば、ちょっとしたアクシデントで全部停電しちゃうとか~って、こういう経路で発想されたとは思えないんですが、クリスマスイブに都心がほとんど停電しちゃう(それも長時間)って映画です。

大停電の夜に スペシャル・エディション (初回限定生産)
角川エンタテインメント (2006/05/12)
売り上げランキング: 13234
おすすめ度の平均: 4.5
5 隠れたクリスマス映画の名作
4 小さく温かいろうそくの灯火に癒されました
5 映画館のスクリーンで観なかったのが悔やまれる傑作!


たとえば、上司と不倫している女は。「わたしのクリスマスイブは23日なのよ」なんて言って、納得してるようにごまかしていた自分が、急に本当に寂しく感じてしまったり。やっと刑期を終えて娑婆に出てきた青年が、もう終わりだとわかっていても約束した女に会いたくなったり。よりによって入院している女だとか、なぜだか一人ぼっちでただ夜空の星を見つめて過ごしてる少年だとか、ちっとも帰ってこない夫を待ってる女だとか、果たされないと思いながら約束を信じてるジャズマンだとか、逆に無事に永年の重責から解放され退職を祝してパーティしようとしてる夫婦だとか、恋人が待つ母国への帰国を楽しみにしてる外国人ホテルマンだとか……。さまざまの人がいて、それぞれにクリスマスゆえに普段とはちょっと違った気分になるんですよね。

そして、それがいつものにぎやかなクリスマスだったら、なんだかこの世で自分だけが取り残されてしまってるように感じているのだろうけれど、町中が大停電になったんで、もうみんなが「こんなはずじゃなかったのに」って思う。そういう状況で、それぞれが、それぞれの思いで、自分を見つめなおし、過去を思ったり、受け入れたり、家族を思ったり、現実を受け入れたり、相手の見えない部分を発見したり……と、ま、そういう趣向になっている作品です。

それぞれ、20年なり、30年なり……60年なり、70年なり生きていると、もう考えられないほど人とであって、もうびっくりするほどの体験をしてることもあるのですよね。目の前にいる人は、ごく普通の、穏やかな人だとしても~。

おもしろい作品でした。また、見てみたい。「the有頂天ホテル」(→関連記事)が、大晦日の某ホテルのてんてこ舞いぶりをコミカルに描いているのとは対照的に、ひじょうにロマンティックに、落ち着いて、ムードたっぷりに描いています。もちろん、どちらもおもしろい作品だと思いました。
THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション
東宝 (2006/08/11)
売り上げランキング: 813
おすすめ度の平均: 4.0
4 盛りだくさんにしたかった、と言われれば反論できないが
3 期待してたほど面白くなかった…
4 こんなホテルに泊りたい


→ 映画「大停電の夜に」公式ページ

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原田知世は今でも時をかける少女だった?

2007-01-28-Sun
最近ちょっとお気に入りの、原田知世が三井住友銀行のCMに出ています。
三井住友銀行のTVCMのページ
 →「雨やどり」編
 →「お風呂あがり」編
 →メイキング

ところが、その原田知世が載ってる1月のカレンダーのページが、ちょっと謎ってことになってます。おわかりになりますか? どこが変なのか?下のカレンダーなんですけど。

mitui_1gatu.jpg 三井住友銀行のページから引用しています


Ameba Newsで知ったのですが。

三井住友銀行HPに不思議なカレンダーが掲載中


 三井住友銀行のネットバンキング用ウェブサイトに、1月27日7時42分現在、不思議なカレンダーが掲載されている..........
≪続きを読む≫
そのコメント欄でも「単なる誤植」「MSIMEの不調が原因では?」「こんなふうに二日間がやり直せたらいい~」「なにかのキャンペーン」とさまざまなコメントが出ていますが、さて、どんなものなのでしょうか? キャンペーンにしたって、もうその1月28日になっちゃってますから、何か起きないとと思うのですけど、ま、営業日じゃないし、何の兆候もありませんね。

じゃ、誤植というか、何かのミスってのも、なんか不思議ですよね。カレンダーである以上は、おそらく月初めから掲示されてたことでしょう。正月休みということを鑑みても、いくらなんでも誰かが気づいて「間違ってるよ~」って担当者に教えてやってもよさそうなものです。気づいていても担当者に教えないなんて、なんかやな会社って幹事ですよね。

あるいは、担当者は知ってて直してないとしたら、それはそれで、ちょっと腐っているというか、ヤル気を感じないないというか、そんな感じだし、いや、そもそも対外的な宣伝のページだから誰も内部の者は見ないんだってのも、ちょっと妙な感じしますよね。

ミスならミスでありそうなことなんだけれど、それが放置されている銀行ってのもちょっと勘弁してよ~って思います。わたしのメインバンクではないんですけど、一応口座持ってるし、ちょっとあれです。これじゃ、お客も原田知世もお気の毒ってものです。

え? 原田知世だけに、時をかけるんだって? まさか、そういう落ち?~。

時をかける少女
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おすすめ度の平均: 5.0
5 原田知世の最高傑作だな!
5 何度見ても鳥肌の立つような作品です。
5 いわゆるアイドル映画としての最高傑作。




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映画:「村の写真集」~DVDで

2007-01-14-Sun
原田知世が出てるってので見ました。原田知世はちょい役です。最後に少し出てくるだけで、脇も脇。映画自体はいい作品です。

村の写真集
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エスピーオー (2005/11/03)
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おすすめ度の平均: 5.0
5 よき日本映画の香りがします


ダム開発のために無くなってしまう四国の村、その最後のイベントとして「村の写真集」というスナップ写真集を出そうとということになった。その写真撮影を依頼されたのは村の写真館の主人高橋(藤竜也)で、全家族の写真を撮ることになった。村の全家族の写真を写真集にするってことですが、この映画の一つのテーマの家族を見つめる一つの視点になります。

高橋は東京で写真家を目指している息子を助手をして呼び、一緒に村中を歩いて写真を撮ることになります。長老の大家族の家庭、森林伐採現場で働く人、高校生、祭りの風景、豊かな自然など写真集にして残そうという視点で見つめると、村には失いたくないほんとうにすばらしいものがたくさん残っていることに気づくわけですね。

高橋と息子の間には確執があります。それは、地方の大人と若者との間には珍しくない確執でもあります。地元に残って地元を守っていくか、都会に出て夢を追うかというような、そういう生き方からくるものでもあります。また、それは、子ども側のわがままというだけでなく、村にそうして子どもの将来に応えていくだけのものがないという現実もあります。別に洒落たファッションや近代都市での生活がなくても、田舎ののどかで、のびやかで、ゆったりとした生活も悪くはないのですけど、都市には村にないもののあるわけですね。そうした文化の違いというか、生き方の違いというか、夢と現実と情熱と癒しというか、そうしたものがあるのであって、若者のわがままとか、単に都会にあこがれているとかそういうわけではないのですね。村には村の現実、都市には都市の現実です。

そうしたことに、父と一緒に仕事をするうちに息子は気づき、父との関係を見直し、また、姉や妹などとの関係も修復されていきます。そういう意味では、「家族をテーマにした村の写真集を撮ろうとした写真家とその家族の映画」ということになるでしょう。いい映画です。



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