David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
Title List
- 03/11 「パンダ発見の日」にみる、戦うパンダ - ラクガキノオト
- 02/28 朝青龍の暴言に思う、「バカヤローの日」 - ことば
- 12/13 今年の漢字は「偽」~これって人偏に為すですよね - ことば
- 05/22 「献血」って南の犬の血?/漢字の話 - ことば
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「パンダ発見の日」にみる、戦うパンダ
もちろん検索するんですね。出てました。
なんだそうです。パンダ発見の日
1869(明治2)年、中国・四川省ムーピン(現在の宝興県)の民家で、伝道中のフランス人神父アーノルド・ダヴィトが、白と黒の奇妙な熊の毛皮を見せられた。これが、西洋でパンダが知られるきっかけとなった。
ダヴィトはパンダのレプリカ標本をパリの自然歴史博物館に送り、その1年後の1870年に、研究を進めたミレー・エドワードが、Ailaropoda-mlanoleucaという学名を附けた。
→ 今日は何の日~毎日が記念日~「3月11日」
それは知りませんでした。そう言えば今年は、パンダがカンフーをする映画が公開されるとか~。中国関連が注目を浴びているのは、北京五輪と無縁ということではないようです。
→ オフィシャル・サイト
パンダがカンフーしてる動画って、こんなのもありますよ。もう、だいぶ前のやつで、それなりに有名なようですが。
あと、これはゲームなんでしょうけど、こんなのとか~。
ちなみに、わたしのブログペットも小パンダでした。動きは極めて地味なようです。
朝青龍の暴言に思う、「バカヤローの日」
→ ブログパーツ無料.com
なんだろ~と思ったら、吉田首相の「バカヤロー解散」のきっかけになった「バカヤロー発言」の記念日なんだそうです。
ああ~、一国の総理ともなると、議場で質疑応答中に「バカヤロー」とささやくと解散になるんですね~。YouTubeで映像がないかと探してみましたが、編集したニューズのものしかみつかりませんでした。「バカヤロー」と言ってるのが、吉田首相なのか、言われた議員が怒って繰り返しているのか、ちとわかりかねます。1953年2月28日の衆議院予算委員会で、吉田茂首相と右派社会党の西村栄一議員との質疑応答中、吉田首相が西村議員に対して「バカヤロー」と暴言を吐いたことがきっかけとなって衆議院が解散されたため、こう呼ばれる。ただし、「バカヤロー」と書くと大声を出したような印象を与えるが、映像資料で見れば分かるように、吉田は非常に小さな声で席に着きつつ「バカヤロ」と呟いたのみで、それをたまたまマイクが拾った為に騒ぎが大きくなったというのが実態である。
→ Wikipedia:「バカヤロー解散」
そういえば、朝青龍が「死ね、この野郎」という暴言を吐いたといういことが問題になっています。どうやら、ハワイの空港でアロハシャツ姿でいたところを、スポーツ紙のカメラマンに激写され、そのまんま飛行機で関西空港についたところ、全然別のカメラマンたちが出迎えにきていた(ような)のだけれど、また問題になるのではと思ったのか、ウザかったのか、「死ね、この野郎」と言ったというストーリーのようです。朝青龍本人は言ってない、言うわけないと釈明しているようですけれど。
→ iza:「「死ね、この野郎」の朝青龍、記者会見“拒否”」
横綱を信じてあげたいですが、正直、この一連の報道を聞いて、たぶん、言っちゃったんだろうなぁと思います。けっこう複数の新聞が同じ言葉で書いているので、水掛け論になったら複数で同じ言葉となるとちょっとアレですね。たとえば、東スポの記事だけだったら、東スポだから~と思うんですけど(東スポ~orz)、複数が同じフレーズ載せてますので、言ったのは事実でしょう。
ただ、これで朝青龍の相撲が見られなくなるようなことは本当に寂しいので、親方、協会、相撲関係者、ほんと悪いけど、朝青龍を支えてやって下さい。そして、朝青龍……、マスコミがウザいのわかっていますけど、頼むから、我慢してください。こういうことに我慢せず、本来の闘争心がパっと出てしまって、そこが一つの朝青龍の魅力なんですけど、ここはもっとクレバーになって、挑発に乗らないでと、願っています。
ちなみにバカヤローの日の主旨はこうです。
誰が認定したのか知りませんけれど……。バカヤローの日
1953年、当時の首相吉田茂が衆議院予算委員会で「バカヤロー」と発言した事に由来する。この日は日頃、頭にきている事に対して「バカヤロー」と叫んで良い日となっている。
→ Wikipedia:「2月28日」
朝青龍が「死ね、この野郎」と言ったのが今日だったらよかったかも……。「今日はいいんですよ~ってニコニコして言ったらね」。ほんと、「死ねこの野郎解雇」なんてならないでほしいです。ほんと……。
バカヤロ~
……お前に言いたいわ。
今年の漢字は「偽」~これって人偏に為すですよね
→ ヨミウリオンライン:「これしかない!今年の漢字はずばり「偽」」
わたしは、「謝」かなと思ったのですが(→過去記事)、ま、謝るよりも、まずは、その原因の「偽」の方が先ってことなのかもしれません。
でも、「偽」って、ちょっとおもしろい字ですよね。人偏(ニンベン)に「為」の字ですよね。「人が為すこと」って意味なんでしょうか? 偽るのは人間の特権ということなのかもしれません。動物や植物たちは偽りませんから。「擬態」などといって化けているようなこともするようですが、あれも別に偽ろうというのではなくて、自分が生き延びることに必死なわけですから。ああ、それに比べて人間の為すことはみな偽りか~なんて思ってしまうようですが、以前「聞く」の時に参考にした大修館の漢字Q&Aには、もうちょっと嫌な質問がありました。この「為」の字を「ため」と解して、「人の為(ため)にすることはニセモノなのか?」という問です。
ね。成り立ちをみると、確かに「人のためにすることが偽り」みたいにもとれますよね。回答はこうです。Q0142 「人」と「為」をくっつけたら「偽」になるから、「人の為」なんていったって、それはニセモノなんだ、という話を聞いたことがありますが、本当にそうなんですか?
というわけで、実際は「人の為にすることがみな偽り」というのでも、「人の為すことがみな偽り」というのでもなくて、「人為的なもの、人が作ったもの(=自然にないもの)」程度の意味だったのですよね。今では「人工的なもの」というのが、元来の漢字の成り立ちだったようです。(前略)
この漢字の一番基本的な意味は、「する」とか「つくる」という意味なのです。そこで、「偽」という字は、「人のため」という意味ではなくて、もともとは「人がする、人がつくる」という意味だということになります。つまり、本来は「自然のままではなく、人間の手が加わったもの」を表していたものが、やがて模造品、ニセモノの意味へと変化していったというわけです。 さて、以上に基づいてご質問を言い換えますと、「人」と「する」をくっつけたら「偽」になるから、「人がする」なんていったって、それはニセモノなんだ、となります。これは、意味がないわけではありませんが、ほとんどナンセンスに近い文ですよね。
(以下略)
そういえば、人間の皮膚組織から万能細胞ができて、再生医療への応用が期待できそうなどというニュースが流れたのも今年で、記憶に新しいですね。
→ asahi.com:「人間の皮膚から万能細胞 京大教授ら、再生医療へ前進」
ま、万能細胞から作られた再生医療のためのパーツもニセモノといえばニセモノなわけで、「偽」といっても、必ずしもダメなものばかりでなく、まさに「人のタメになるようなニセモノ」ってのも、科学の進歩とともに、どんどん生まれてくるのかもしれません。バーチャルリアリティだって、ほらほら、懐かしさと暖かさに涙した「ALWAYS続・三丁目の夕陽」に描かれていた世界だって、セットでさえなく、CGだったわけでしょう~。あれだって、「偽」って言えば「偽」のなせるわざなんですからね。
▲おもしろそうなので注文してみました。まだ届きませんけど~。
※ちなみに、昨年は「命」でした。(過去記事→「今年の漢字は「命」」。)
「献血」って南の犬の血?/漢字の話
英シェフィールドSheffield大学の研究グループが、プラスチック分子から人工血液を作り出したとBBCニュースが報じた。
Yahoo!ヘルスケア:「プラスチックから人工血液を製造」を読む
「冷却の必要もなく、長時間保存に耐える」というのがメリットのようだ。それに血液型とかいろんな感染症などのリスクもないのだろう。だからといって、これで献血が必要がなくなるというのは、まだまだずいぶん先のことのようにも思われる。
知人との話はおぼつかない人工血液の話から、医療用血液の不足、血液による感染、献血がいらなくなるかというようなことに及んだ(※突然だけど、献血の日ってのがあって、8月21日)。
そして、わたしはこんな話をしている最中に、頭によぎったちょっとした疑問を口ずさんでしまう。
あれ、献血の「献」っておかしな字だよね。
もう、知人との話はうわの空で、どうして「南」の「犬」と書いて「献血」や「献立」、「献上」「献体」「貢献」「献身的」の「献」なのかが気になって仕方がない。
というわけで、また検索。そのものズバリいいサイトがありました。
→ 大修館書店:「漢字Q&A」<その7>
このうちの「Q0316 「献血」の「献」は、「南」と「犬」とでどうして「ささげる」という意味になるのですか?」という質問がまさにそれです。詳しくはそっちを読んでもらうのがいいわけですが、要するに、
そういうところにあるようです(便宜的に引用タグを使っていますが要約です)。・「献」の字は新字体で、旧字体は「獻」と書いた。
獻
・左半分は「容器の一種」を表していて(「こしき」「かなえ」などと呼ぶ)、「容器」と「犬」とが組み合わさってるできた字。
・一説に犬の肉を容器に盛って、神様にお供えするところから「ささげる」という意味になった。
・別の一説に、神様に供えものをする際、けがれをはらうためにまず容器に犬の血を塗った。
もともとは、実際にお供えものをするのに犬なり、犬の血なりが使われていたということですね。ちなみに「器」という字の真ん中の「大」も、もともとは「犬」で、同じような事情を背景にしているようです(→藤和不動産:「漢字に見る人とすまい」)
じゃ、どうして新字体になるときに「南犬」が採用されたのか? ということですが、ちょっとそれは今のわたしにはわかりません。また、わかったら追記します。新字体がどうしてできたのか? についてはここがわかりやすいです。
→ 小説新潮:漢字こぼれ話:「新字体はどうしてできたか?」