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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

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映画:「姑獲鳥の夏」~DVDで

2006-12-27-Wed
昭和20年代末の東京という設定のようなんですね。わたしは、このころの匂いがけっこう好きですね。ま、学生時代は大正ロマンチシズムが好きなどと、わけのわからない言葉を言っていたのですけど(笑)京極夏彦の名前はもうずいぶん前から知っていたのですが、実は一度も読んだことありません。これでも、むかしは推理小説大好きで、京極夏彦の世界なんて、おそらく若い頃のわたしだったら飛びつきたくなるような設定だと思うんですけどね。人の好みは変わるものです。
姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション
ジェネオン エンタテインメント (2005/11/25)
売り上げランキング: 3584
おすすめ度の平均: 2.0
1 やっぱり映像化不可能だった
3 実相寺マニアのみ楽しめる
1 姑獲目の夏、日本の夏

実相寺昭雄が亡くなって、「ウルトラマン」と一緒に借りてきたのは、やっぱりどこかで気にしたいた作家だったからでもあるのでしょう。

タイトルにある「姑獲鳥」というのは妖怪なんですね。映画の中で説明されるのですが、本来は「産女」などと書いて、お産で死んだ女の霊が化けたえ妖怪ということになっているようです。下半身が血まみれだと。そして、その産女は、夕方、道ばたや川辺に現れて、通行人に赤子を抱いてくれと頼むそうです。
 参考:記憶の森~昔が原「産女の礼物」

このページにも書かれていますが、中国の「姑獲鳥(こかくちょう)」と結びついて、「姑獲鳥(うぶめどり)」と呼ばれるようにもなり、は、姑獲鳥は青白い炎に包まれて空を飛ぶ鳥の妖怪で、地上に降り産女になるんだそうです。そういう妖怪の背後にある、母子の問題というか、不妊の問題というか、中絶の問題とぴいうか、ま、子どもを失う問題が、この作品にの根底に流れているのですね。

ストーリーは昭和20年代末の東京の大病院です。この病院の全体図が画面に映るときに、なんとなく崩壊を予感させるのですが、その病院で、生まれて間もない赤ん坊が次々と行方不明になるという怪事件が起きます。「子どもを帰せ」という争議が置きかねない状況です。あるいは、妊娠20か月になろうというのにまだ出産しない院長の娘の噂とか、そして、その夫である婿養子の医者が突然の失踪とか、あるいは、関係があるのかどうか、元看護婦の変死とか、おどろおどろしいような、怪しい謎があふれています(こういうおどろおどろしさってのは、ま、実相寺なんでしょうか。怪奇性にはよくても、ミステリーにはちょっと向かないかも~)。

そして、その婿養子の行方を捜して欲しい、病院の娘の涼子(原田知世)が探偵事務所を尋ねることになるのですね。事件の謎に挑むのは、古本屋であり陰陽師である京極堂(堤真一)と小説家の関口(永瀬正敏)、そして私立探偵の榎木津(阿部寛)の凸凹トリオです。

ところで、ちょっと気になるところに、京極堂が関口に「偽善者ぶるな」っていうところがあります。え? 偽善者ぶる? それはおかしいでしょう。「善人ぶる」ことを「偽善者」っていうわけだから、「偽善者ぶる」っていうのは、「あえて偽善者のふりをする」ってことになっちゃいますよ。いちおうそういう使い方が全くないということはないんだろうけれど、どうなんだろ。

あと、「他人事」のことを「たにんごと」と読んでいたのもちょっと気になって、なんだかアレ。

・原田知世がかわいいなぁ。ニヤニヤしたくなるくらい~。



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