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- 10/29 平成19年九州場所番付発表 - リングサイド
- 10/07 ボクシングの判定って - リングサイド
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平成19年九州場所番付発表
2007-10-29-Mon
ボクシングで亀田問題が起きて、亀父の謝罪会見がダメ出しされて、結果興毅選手の謝罪出直し会見が、割りあいとマスコミや、「世論(?)」から好評である。わたしは、ワイドショーなどを見ていて、名前は忘れたが、某ワイドショーに出ていたスポーツライターが「試合中の反則行為で、すでにレフリーが減点をし、結果判定負けしているというようなことで、選手側が謝罪会見する必要があるとは思えない」というような意見を言っていることに、妙に納得してしまった。ま、プロとはいえというか、逆にプロだからこそなのだろうけれど、お客に見放されたら終わりなんで、ま、謝罪会見も必要になってくるような場面があるかもしれないのだけれど、実際、競技中反則について、しかも結果的には反則負けとか失格になったわけでなくて、減点ですんだような行為に対して、ことさらに謝罪会見が必要だとは、ま、思われないのである(たとえば「反則負け、失格」というような、たとえば「ヌルヌルA選手」のようなことだったらそれは必要なのかもしれないが、「2点減点(別の反則行為とあわせれば3点)ながら最終ラウンドまで戦っての判定」という形で試合はきちんと成立しているのだ。
ま、だからといって、亀田興毅の謝罪会見が失敗だったとは思わない。あれはあれで、かなり成功だったと思う。日本人は、ツッパリ兄ちゃんが、実は正直で単純で本心は心優しいいいヤツだというシチュエーションは本当は大好きで、世間的にはどうでもオレらには世界一の親父なんだみたいな、いわば浪花節的展開はツボ中のツボなのだ。少なくとも、すでに風は亀田兄弟に吹きつつある(逃げ出した親父には相変わらず逆風だと思うけれど……)。
さて、わが相撲界にも、逆風に晒され続けているチャンプがいる。モンゴルにこの一連の亀田問題や、亀父の会見、興毅の会見が流れたとは思えないので、ぜひ、高砂親方はこの間の経緯と、両会見を朝青龍に見せて欲しいと思う。そして、モンゴル人だから叩かれるわけではないということをよく教え、横綱に何が求められているかを考えて欲しいと言ってほしいものだ。
わたしは、なにがなんでも謝罪会見でなくてもいいと思う。もちろん、謝罪したければすればいいし、全面的にどうこうでなくても、ここは悪かった。ここは反省、しかしここは主張したいというような釈明会見というか、事情説明会見でもいいと思う。とにかく、通訳を交えてでもいいのだから、朝青龍が帰国したときには、何か、協会やファンに対して会見という形でコメントを出してもらえるとありがたいと思う。
さて、今日は九州場所の番付発表でした。

朝青龍は先場所に続いて全休です。番付は西の横綱です。東に白鵬。琴光喜は新大関の先場所は合格で東の正大関です。一方、魁皇はカド番です。
三役と前頭上位には楽しみな力士が並んでいます。「関脇がいい場所はおもしろい」といわれますがでしたが、三役と平幕上位陣になかなかのメンバーがそろって楽しみな感じです(それにしても、欧州勢はちょっと寂しいですね)。でも、朝青龍は出ないんですよね~。
それと、時太山の暴行死事件の影響で、先代時津風親方(元双津竜)の名前が番付から削除され、引退して部屋を継承した時津海が新たに時津風親方として載ったということがありました。このため、
注目の愛知勢
→ goo大相撲:愛知県力士一覧
・祝市原新十両! まだ本名ですから、ぼちぼちいい四股名がほしいですね~。「東海王」とかどうですかね~。ちょっと平凡……。じゃ、いっそ、瀬瑠潮(せるしお)とか~。
・玉海山も順調に上がってきました。優勝して一気に三段目とかいかないかなぁ~。


ま、だからといって、亀田興毅の謝罪会見が失敗だったとは思わない。あれはあれで、かなり成功だったと思う。日本人は、ツッパリ兄ちゃんが、実は正直で単純で本心は心優しいいいヤツだというシチュエーションは本当は大好きで、世間的にはどうでもオレらには世界一の親父なんだみたいな、いわば浪花節的展開はツボ中のツボなのだ。少なくとも、すでに風は亀田兄弟に吹きつつある(逃げ出した親父には相変わらず逆風だと思うけれど……)。
さて、わが相撲界にも、逆風に晒され続けているチャンプがいる。モンゴルにこの一連の亀田問題や、亀父の会見、興毅の会見が流れたとは思えないので、ぜひ、高砂親方はこの間の経緯と、両会見を朝青龍に見せて欲しいと思う。そして、モンゴル人だから叩かれるわけではないということをよく教え、横綱に何が求められているかを考えて欲しいと言ってほしいものだ。
わたしは、なにがなんでも謝罪会見でなくてもいいと思う。もちろん、謝罪したければすればいいし、全面的にどうこうでなくても、ここは悪かった。ここは反省、しかしここは主張したいというような釈明会見というか、事情説明会見でもいいと思う。とにかく、通訳を交えてでもいいのだから、朝青龍が帰国したときには、何か、協会やファンに対して会見という形でコメントを出してもらえるとありがたいと思う。
さて、今日は九州場所の番付発表でした。

朝青龍は先場所に続いて全休です。番付は西の横綱です。東に白鵬。琴光喜は新大関の先場所は合格で東の正大関です。一方、魁皇はカド番です。
三役と前頭上位には楽しみな力士が並んでいます。「関脇がいい場所はおもしろい」といわれますがでしたが、三役と平幕上位陣になかなかのメンバーがそろって楽しみな感じです(それにしても、欧州勢はちょっと寂しいですね)。でも、朝青龍は出ないんですよね~。
それと、時太山の暴行死事件の影響で、先代時津風親方(元双津竜)の名前が番付から削除され、引退して部屋を継承した時津海が新たに時津風親方として載ったということがありました。このため、
番付に空白があるというのは134年ぶりの珍事だそうです。ま、朝青龍の場合は名前があっても出場はないですね~早く戻って来い!9月26日の番付編成会議で決まっていた時津海の西前頭11枚目は異例の空位となった。
iza:「白鵬が初の東正横綱に 魁皇は11度目のかど番 」
注目の愛知勢
→ goo大相撲:愛知県力士一覧
東 | 大関 | 琴光喜 | ||
東 | 十両11 | 市原 | ||
西 | 幕下16 | 玉飛鳥 | ||
西 | 幕下24 | 武雄山 | ||
西 | 序二段35 | 玉海山 | ||
西 | 序二段56 | 舛名大 |
・玉海山も順調に上がってきました。優勝して一気に三段目とかいかないかなぁ~。


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ボクシングの判定って
2006-10-07-Sat
亀田興毅(協栄)のWBAライトフライ級タイトル奪取戦(8月2日)での「疑惑の判定」というか、「判定への疑問」は記憶に新しい。その決着をつけるべくランダエダ(ベネズエラ)と10月18日に再戦する予定であったが、「亀田興毅がスパーリング中に怪我をした」という理由で延期(12月20日に実施とその後発表)になった。判定への疑惑のおかげで、この再戦延期の裏にもなにかあるのではないかと勘ぐられるのは、お気の毒である。
→ iza!:「亀田が判定で王座 WBA世界ライトフライ級」
→ iza!:亀田興毅、けがで延期の初防衛戦は12月20日に決定
この判定の影響はそれ以前の、亀田3兄弟の次男大毅の試合にも出ていた。試合後「興毅の試合は八百長」というような趣旨の野次が引き金になり、試合会場内で乱闘騒ぎが起きてしまったのだ。WBA(世界ボクシング協会)の総会の公式行事の一環で行われた試合でもあり、ヒルベルト・メンドサ会長をはじめ約40人の関係者が観戦していた中での醜態となった。
(→ iza!:「亀田大毅辛勝で“場外大乱闘” 御前試合台無し、兄から弟へ「負の遺産」」)
ところが、そのWBAの総会の中で、まさに大毅の試合のあった当日の27日、同じ後楽園ホールで審判講習会が行われていたのですね。毎日新聞のこんな記事です。
ところが、30人の採点結果が次のように4つにわかれるラウンドがあったのです。
勝者A 10対 9 (6人)
ドロー 10対10 (4人)
勝者B 10対 9 (19人)
勝者B 10対 8 (3人)
それどころか他の2ラウンドもすべて3通り以上に分かれたそうです。
また、世界戦では「ラウンド・マスト・システム」を採用しています。つまり、ラウンドごとにわずかな差でも見つけて、ポイントをつけねばならないんですが、「10対9」と「10対8」のあたりが非常に、なんというか差をうまく反映できないんです。たとえば「10対8」のラウンドが1回と、非常に僅差の「9対10」のラウンド2回とうい展開の3ラウンドを合計すれば、同じポイントになるわけですね。全体的な試合の印象とラウンド・マストの採点結果が異なるケースは当然出てくるわけです。
「軽いスパーリングを同方向から見てもこれだけ判断が分かれるのだから、速いパンチが飛び交う試合を3審判が違う方向から見れば、採点にばらつきが出るのもむしろ当然」と記事は書いています。
これは、おそらくボクシングに限らず、採点制の格闘技で言えることなのでしょう。格闘技に限らず、体操や新体操、フィギュアスケート、シンクロなどなどの採点制のジャッジをする競技の宿命かもしれません。「人が採点するとはそういうこと」という本質的問題なんですよね。
ところが、亀田兄弟の場合は世界タイトル戦でそこに疑惑をもたれてしまったので、今後、KOもしくはそうとうに一方的な展開での勝利でもない限りは、ずっと「またしても疑惑の判定か?」と言われかねないような気がします。それどころか、今回の審判講習会でさえ、「判定への疑惑を払拭をするために行われた、WBA総会を利用したアリバイ工作」かもなどというでたらめを言われかねません。
そういうさまざまな雑音を消すために、チャンピオン亀田興毅にはKOでランダエダに勝ってもらいたいものです。
最後に、参考にボクシングの採点傾向を同記事から抜粋しておきましょう。
→ iza!:「亀田が判定で王座 WBA世界ライトフライ級」
→ iza!:亀田興毅、けがで延期の初防衛戦は12月20日に決定
この判定の影響はそれ以前の、亀田3兄弟の次男大毅の試合にも出ていた。試合後「興毅の試合は八百長」というような趣旨の野次が引き金になり、試合会場内で乱闘騒ぎが起きてしまったのだ。WBA(世界ボクシング協会)の総会の公式行事の一環で行われた試合でもあり、ヒルベルト・メンドサ会長をはじめ約40人の関係者が観戦していた中での醜態となった。
(→ iza!:「亀田大毅辛勝で“場外大乱闘” 御前試合台無し、兄から弟へ「負の遺産」」)
ところが、そのWBAの総会の中で、まさに大毅の試合のあった当日の27日、同じ後楽園ホールで審判講習会が行われていたのですね。毎日新聞のこんな記事です。
記事によると、講習では、さまざまな展開を設定した軽いスパーリングが計3ラウンド行われ、国内外の三十数人の審判が同じ方向から見てラウンドごとに採点するという方法をとったのですね。(※追記あり)審判採点で騒動 採点基準は有効打か手数か…
世界ボクシング協会(WBA)の総会(9月25~28日、東京)で行われた審判講習会で、審判によって採点傾向が大きく異なる実態が浮き彫りになった。WBAライトフライ級王者、亀田興毅(協栄)が判定勝ちした8月2日の世界戦では採点に疑問の声が多く上がったが、今後も判定を巡る騒動は起こりそうだ。
全文を読む……[毎日新聞10月6日]
ところが、30人の採点結果が次のように4つにわかれるラウンドがあったのです。
勝者A 10対 9 (6人)
ドロー 10対10 (4人)
勝者B 10対 9 (19人)
勝者B 10対 8 (3人)
それどころか他の2ラウンドもすべて3通り以上に分かれたそうです。
また、世界戦では「ラウンド・マスト・システム」を採用しています。つまり、ラウンドごとにわずかな差でも見つけて、ポイントをつけねばならないんですが、「10対9」と「10対8」のあたりが非常に、なんというか差をうまく反映できないんです。たとえば「10対8」のラウンドが1回と、非常に僅差の「9対10」のラウンド2回とうい展開の3ラウンドを合計すれば、同じポイントになるわけですね。全体的な試合の印象とラウンド・マストの採点結果が異なるケースは当然出てくるわけです。
「軽いスパーリングを同方向から見てもこれだけ判断が分かれるのだから、速いパンチが飛び交う試合を3審判が違う方向から見れば、採点にばらつきが出るのもむしろ当然」と記事は書いています。
これは、おそらくボクシングに限らず、採点制の格闘技で言えることなのでしょう。格闘技に限らず、体操や新体操、フィギュアスケート、シンクロなどなどの採点制のジャッジをする競技の宿命かもしれません。「人が採点するとはそういうこと」という本質的問題なんですよね。
ところが、亀田兄弟の場合は世界タイトル戦でそこに疑惑をもたれてしまったので、今後、KOもしくはそうとうに一方的な展開での勝利でもない限りは、ずっと「またしても疑惑の判定か?」と言われかねないような気がします。それどころか、今回の審判講習会でさえ、「判定への疑惑を払拭をするために行われた、WBA総会を利用したアリバイ工作」かもなどというでたらめを言われかねません。
そういうさまざまな雑音を消すために、チャンピオン亀田興毅にはKOでランダエダに勝ってもらいたいものです。
最後に、参考にボクシングの採点傾向を同記事から抜粋しておきましょう。
採点基準は、
(1)ダメージに基づくクリーンヒット
(2)攻撃
(3)防御
(4)リング・ゼネラルシップ(ペースの支配)
の4項目だが、一般的に欧米の審判は有効打重視、南米は手数重視と言われ、また海外は日本より(4)を重視する傾向にある。
