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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画「マリー・アントワネット」を3本見る~DVDで

2009-08-09-Sun
マリー・アントワネット」はソフィア・コッポラ監督の作品で、アントワネットの役は、「スパイダー・マン」シリーズのヒロイン、メリー・ジェーンをやったキルスティン・ダンスト。現代的で等身大のマリー・アントワネットという感じです。結婚のシーンから、優雅で、贅沢で、堕落した宮廷生活が描かれます。結末はフランス革命で、市民によって有罪にされ、断頭台に送られてしまう点は変わらないのですが、生き生きとしたマリー・アントワネットがとても魅力的で、国が困っているのに、ここまで、自由気ままに、贅沢を満喫できるなんて、うらやましいと感じる人も少なからずいると思います。もちろん、そういう、無知や無関心が国の崩壊を早め、自らを残酷な運命に追い込むことにつながっていったわけなのですけれど。歴史映画というよりは、青春映画という感じの作品です。


 → 公式ページ

二本目の「王妃 マリー・アントワネット」は2008年のフランス映画で、マリー・アントワネットの書簡を元にマリー・アントワネットの台詞を構成し、コッポラの「マリー・アントワネット」では描かれなかった有名なエピソードも忠実に再現してあります。特徴は、歴史を知らない人のために丁寧なナレーションがついています。あまりにも無学なわたしには、それがとても助かりました。



オーストリアの皇女であるマリー・アントワネットがフランスのルイ15世の王子に嫁ぐのは、戦争終結和平の証であり、民衆からは大歓迎されたのです。一方、財政難のフランスにあってアントワネットの浪費は批判の的になっていったこと、後継者の王子を出産する定めに苦悩したこと、財政難がさらに進みやがて革命へと進んでいくこと、革命が一夜でなく、段階を経て、しかも、アントワネットの家族にとって非常に残酷な形で進んだこと、共和制が順調に進まず、恐怖政治が行われことなどもわかります。「マリー・アントワネットの首飾り事件」も描かれています。

映画としては、史実に忠実に、淡々と重々しく撮ったという印象があります。世界史の勉強にもなる作品といっていいでしょう。マリー・アントワネットや歴史に興味のある人なら十分に楽しめる内容でです。また、 アントワネット役のカリーヌ・ヴァナッスはかわいらしく、コッポラ作品のキルスティン・ダンストよりも、アントワネットのイメージにぴったりです。

3本目は「マリー・アントワネットの首飾り」。主人公のヴァロア夫人を「ミリオン・ダラー・ベイビー」のヒラリー・スワンクが演じています。



マリー・アントワネットの役はジョエリー・リチャードソンで、高貴な貴婦人です。マリー・アントワネットの気位の高さ、驕慢さはよく示されますが。女王というのはこういう感じかと思いますけれど、ちょっと、かわいらしさがありません。ま、革命直前の、浪費と貪欲の女王にして、国民困窮のシンボル的な存在となり批判の対象になっているアントワネットは、そこまで追い詰められていたということかもしれませんが。三作品ともそれぞれおもしろいのですが、名誉とは何か、マリー・アントワネットの罪はなんだったのかを描いた本作が、わたしとしては一番おもしろいと思いました。

※見ているうちに、この作品は見たことがあると思い出しました。記事書いてました……。
 → 過去記事:映画:「マリー・アントワネットの首飾り」~DVDで

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映画:「マリー・アントワネットの首飾り」~DVDで

2007-02-11-Sun
ソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」が公開されています。
 → 公式ページ(※「オーストリア」の和名は「オーストリー」に変更されてますよ。>公式ページ担当者)

オーストリー皇女アントワーヌは母(マリア・テレジア)の命で、14歳でフランス・ブルボン王家に嫁ぎ、18歳でフランス王妃に即位します。それがマリー・アントワネットです。華やかなヴェルサイユ宮殿の生活とはうらはらに、民衆は苦しみ、やがて革命へと進展し、アントワネットも処刑のされる運命に。

そのアントワネットの「青春」をテーマに描いたのが、この「マリー・アントワネット」だそうです。「王妃になって贅を尽くし民衆の反感を買い処刑される」そう言ってしまえば簡単ですが、アントワネッの青春には、やはり孤独も、苦悩も、夢も、希望もあったであろう……。言ってみればすべての英雄や伝説上の人物に虚像と実像があるわけですが、ま、その人間くさい一面を描き出すということなのでしょう。

ま、それを楽しみにしながら、予習がてらわたしが見たの首飾りの話です。「マリー・アントワネットの首飾り」です。

5代遡れば王室に通じるという名門ヴァロア家は、民衆に味方する反体制勢力とういことで滅亡に追いやられます。唯一生き残った娘がジャンヌ(ヒラリー・スワンク)です。彼女は名誉の回復と家の再興を目的に生きていくことになります。ま、難しい戦いですね。

爵位を得るために結婚し、王室に家の再興を望み出て却下され、なんとかマリー・アントワネットへ近づこうとしても無視される。なんと家名を取り戻したいと願うジャンヌにプレイボーイのレトー(サイモン・ベイカー)が近づき、そして偶然「豪華な首飾り」と出合うことになるのです。

この首飾りはWikipediaによると

1778年に先王ルイ15世の注文を受け、大小600個のダイヤモンドからなる160万リーブル相当の首飾りを作製していた。これはルイ15世の愛人デュ・バリー夫人のために注文されたものだったが、ルイ15世の急逝により契約が立ち消えになってしまった。高額な商品を抱えて困ったベーマーはこれをマリー・アントワネットに売りつけようとするが、あまりに高額で、また敵対していたデュ・バリー夫人のために作られたものであることから、王妃は購入を躊躇した。

というものです。もちろん、このあたりのことも映画で説明されています(Wikipediaで知ったのですが、この首飾りはアルセーヌ・ルバンも手にかけていて、映画「ルパン」ではカルティエが全面協力して作ったんだそうです)。

ジャンヌはこの首飾りを手に入れて、家名再興の手がかりにしていこうというわけです。そこが、虚々実々でおもしろく、また、作戦を過程でジャンヌと恋人レトーや、夫との関係が変わっていくのがおもしろく、また、ジャンヌ自身がどんどん魅力的になっていくのも、この映画の見どころです。

実際、この首飾り事件の真相は謎でデュマはマリー・アントワネットの陰謀説(「王妃の首飾り」)を紹介しています。また、映画の中で言っているのですが、ナポレオンはこの首飾り事件がフランス革命の一因だと言っているようです(アントワネットへの民衆の反感がいっそうすすんだということなんだとわたしは思うのですけど)。

「マリー・アントワネット」の関連映画ということで見てもおもしろいと思います。
マリー・アントワネットの首飾り
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おすすめ度の平均: 3.5
5 「名誉は家名にあるのではなく、心の中にある」という言葉は重みがある。
2 一人の女のワガママ人生
3 セットや舞台はいいけれど・・・


ちなみに主演のジャンヌ・ヴァロア役はヒラリー・スワンク。「ミリオンダラー・ベイビー」です。最初は知らない見ていたのですが、途中でアレ?って気づきました。それほど違っていて、そして、目の輝きと唇が同じです。
ミリオンダラー・ベイビー
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おすすめ度の平均: 4.0
5 生きるためのアメリカンドリーム
2 何か足りないような・・・
3 なんだか、ふたつの映画を足したような感じ。


この首飾り事件は「ベルサイユのばら」でもとりあげられているようでして、やはり、アントワネット関連ってことで紹介しときます。
ベルサイユのばら(5冊セット)
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おすすめ度の平均: 5.0
5 色褪せない感動
5 不動の名作
5 年月を経て




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