FC2ブログ

David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「デジャヴ」~コロナで

2007-04-14-Sat
これはおもしろいです。とっても。デンゼル・ワシントンが相変わらずいい演技しています。

デジャヴ (出演 デンゼル・ワシントン)

おすすめ度の平均: 3.5
4 疑問を呼ぶラストシーン。複数で見たい作品です!
3 過去が見れたら…
4 前代未聞のカーチェイスに拍手!!


ジャンル的にはサスペンスなんですが、「白雪姫」というちょっと変わった一種のタイムマシン(?)が登場します。タイムマシンといっても過去を見るだけ。ある研究者グループが衛星カメラによる地上の監視システムを開発中に、ほんとうに偶然に、過去を見る機能を発見してしまうのです。「7つの衛星カメラ(7人の小人を暗示)の映像を組み合わせて利用して、その監視エリア内にあるものなら、4日と6時間後に忠実に画面上に再生することができるというシステム」を偶然発見してしまうのです。ただし、この映像は早送りも巻き戻しもできません(録画しておけばもちろん同じ場面を繰り返し見ることができます)。

これだけでは、実は何を言っているのかわからず、映画の中で説明されても「なんで?」って思ってしまうこともあります。なにか複雑な条件を理解するのにいささか時間がかかったのですが、ま、つまり逆に言えば、「その7つの衛星カメラで管理しているエリアの中にあるものについていえば、きっかり102時間前の様子を画面に映すことができる」ということです。

たとえば、その「白雪姫」の担当するエリア内の、とある交差点でひき逃げ事件が起きたとします。簡単にできるかどうかはともかく、そのシステムを起動すれば、その102時間後にそのひき逃げの場所をモニターで見ることができるのです。見たいと設定できればその事件を見ることができます。ただし、さらに逆に言えば、一時期にその場所しか見ることはできません。「白雪姫」を作動させてあるとき、ある場所を見ていると他の場所を見ることができないのです。

たとえば「ひき逃げ事件」の捜査に使おうと思えば、場所を特定し時間を特定せねばなりません。場所が特定できても、正確な時間があいまいならば、たとえばその場所を10時間とか5時間とか見続けて、そろそろ来るか、ぼちぼちかと見続けなければなりません。そんな装置です。そして、そのとき犯人の車がどちらから来るかがわからなければ、ベストな視点を見逃し、逆に、せっかくのチャンスがありながら、運転手の顔やナンバープレートを見るためのベストな視点さえわからずにその時を逃してしまうことになります。

さて、映画に戻ります。爆弾テロが起きます。なにかイベントデーで海兵隊のフェリーが爆発します。海兵隊員や家族や見物客の524人もが犠牲になります。爆発の時刻は特定されます。テレビなどで放映していますから。しかし誰が、どうやって犯行を行ったのかは非常にやっかいです。証拠の多くは大河の底ですから。

そこで、この「白雪姫」のシステムを捜査に生かそうということになります。フェリー爆破の時間が「白雪姫」で再生されるのは、今書いたとおりの4日と6時間後。犯人の逃亡には十分な時間です。では、それまでの時間、このせっかくの「白雪姫」を使えないのか? というような話になってきますよね(軍事のトップシークレット並みの極秘任務で)。少しでも手がかりになるものごと、場所、人がいたら、たとえばそれを監視することもできるわけです。どこを監視したらいいのか、あるいは何を監視してたらいいのか、誰をリサーチしてたらいいのか? それはそんな白雪姫の開発者たちにはわかりません。やはり、それは優れた捜査官の仕事なのです。

爆発や火災などの原因を調査する捜査官ダグ(デンゼル・ワシントン)はその経験と能力をかわれて、その捜査を担当することになります。そして、テロと前後して近くから遺体で発見されたクレア(ポーラ・パットン)について、「白雪姫」で調べることになっていきます。生前のクレアがスクリーンに映し出されるのですが、その女性はダグにとって初対面のはずなのに、記憶のどこかにあるのです……。それがひとつのデジャヴなんですね(ほかにもいろんなデジャヴが出てきます)。

こうして事件はどんどん展開していきます。ネタバレが嫌な人は次は読み飛ばしてください(背景と同色フォントにしておきます)。特に後半の展開については、あるいは評価がわかれるかもしれません。それは一つの趣味というか、好みによるものかもしれません。「こんなのなし」と思われる方もいるでしょうが、いろいろ伏線があって、こうなるだろうと予想する人も少なくないとはずだと思いました。着替えてない!着替えてないよ~って、心のなかで叫びながら見てました。

おもしろいです。

  公式ページ→http://www.movies.co.jp/dejavu/



にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキング
スポンサーサイト



映画:「パズル」~DVDで

2006-10-16-Mon
「パズラー」(→記事)、「パズラー2」(→記事)って邦題のシリーズがあって、「SAWをしのぐようなことが書いてあるけど単なる宣伝」「SAWのパッケージに似せた便乗路線」のように言われてるのですけど、本作は「パズル」というタイトルなんですが、あるいはこっちの方が「パズラー」というタイトルにもふさわしく、SAWのような手の込んだ仕掛けもできているといえるかも。こんなこと書いてると、どっちが「パズル」でどっちが「パズラー」なのかわからなくなるのですけど~(笑)

ちょっと古くて'99年のスペイン映画です。

小説家志望ながらクロスワードパズル作家をしているシモン(エドゥアルド・ノリエガ)のところに、「次のクロスワードパズルの『6の横』を『敵対者』にしろ」という、なんとも不思議な強迫が入るんですね。これはとてもおもしろい謎だと思うんです。いったい、なんだってそんなことを「犯人」は要求するのかと悩むのですが、あるいはなにかの合図ではないか?ということになるんです。

そして、そのころから、聖週間のお祭りでにぎやぐセビリアの街のあちこちでテロ事件が起こるのです。そのテロもサリンがまかれるようなものもあり、スクリーンにはオウムのことが何カットか登場します。ちょっとゲーム感覚っぽい扱いです。

そうして、夢なのか、幻なのか、シモンはまるでバーチェルなゲームの中で生きて動いているような状況になります。いったい、誰がなんのために? そのあたりが全くわかりません。書くとネタバラシになるのでこのへんで。

ちょっとへんな感じの話です。一種の異常者ものというか、マッド・サイエンティストものの亜流ということが言えるのかもしれません。一つのテロものです。

もう少し知的に解決されるがいいと思うのですが、もう、そうならないんですよねなかなかそうならないんですよね。犯人はなんだってこんなことをするのか? 単なる暇つぶしなのか? 道楽なのか? 趣味なのか? 主義主張は? そういわけのわかないことまでも、パズルと言えばパズルなのかも。

パズル
パズル
posted with amazlet on 06.10.16
ポニーキャニオン (2002/01/17)
売り上げランキング: 44,331
おすすめ度の平均: 3.67
3 『学のある落伍者達』の対決を描く
3 日本人には配慮を欠いた映画
3 スペインの新本格ミステリー


にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキング
HOME