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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「スパイ・バウンド」~DVDで

2006-08-06-Sun
スパイの映画です。
スパイ・バウンド
スパイ・バウンド
posted with amazlet on 06.08.06
ポニーキャニオン (2005/06/24)
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おすすめ度の平均: 3.6
3 あぁ、やっぱり・・・
3 退屈しませんでした
5 意外な掘り出し物!おもしろかった。

DVDの特報中のヴァンサン・カッセルのインタビューによると「映画の中のスパイ」ではなくて、「ほんとうのスパイ」の映画ということになるんでしょうか。連想して思い出すのは、テロリストの映画なんですが「ミュンヘン」ですね。
ミュンヘン スペシャル・エディション
角川エンタテインメント (2006/08/18)

どちらも実話を元にしている点と、その主人公が生活(家庭)と任務の遂行のはざまで苦悩する点です。仕事と家庭とで悩むのは、実はスパイやテロリストだけでなくて、多くの職業がそうかもしれないと思うのですが、自分の仕事や任務について、きちんと家族に知らせることができないという点が、家庭生活の土台の部分で大きな影響を与えるのですけどね。その点、現在上映中のトム・クルーズの「M:i:III」にも共通しています。「いかにしたらスパイのまんま円満な家庭を作るか」という、まさに究極の不可能な課題が設定してあるとも言えるわけなんでしょうが。

ただテーマは同じといっても、ま、実際は映画のようにうまくいきません。そこもまた、映画の中のスパイと実際のスパイが違う点なんですね。

展開も「M:i:III」のような激しい撃ち合いのシーンはありません。ド派手で大音響のアクションシーンもありません。暴力的な拷問もありません。もっと静かに格闘シーンがあり、もっと静かに銃で人が撃たれ、もっと静かに薬殺され、もっと静かに爆破で船が沈んでいきます。もちろん、それなりの音はしますよ。カースタントを使って実際のスイスの高速道路で撮影したシーンもあります。しかし、「M:i:III」には比べものになりません。こういうリアルさが、ものたらないといえばそうなんですが、いいと言えばいいんです。わたしは、いいと思いました。

実話が元になっているという点については、1985年に起きた「虹の戦士号爆破事件」の実行犯である女スパイ、ドミニク・プリウールの証言を基にして作られているということです。実際彼女も普通の生活を切望する女性諜報員の葛藤に苦悩したということなのでありましょう。

出演は「マレーナ」「パッション」のモニカ・ベルッチと「ドーベルマン」「クリムゾン・リバー」のヴァンサン・カッセルです。

関連ページ→シネマオンライン:「スパイバウンド ブロダクションノート」

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映画:「M:i:III」~コロナで

2006-07-15-Sat
見てきました~「ミッションインポッシブル3」。
mi3.jpg

おもしろかったです! 最初からいいです。おまけに「このテープは自動的に消滅する」もあったし~。最初の女スパイ救出作戦の侵入作戦は、もう、「メタルギア・ソリッド」を実写で見てるようでもありました。
METALGEAR SOLID 2 SUBSTANCE (コナミ殿堂セレクション)
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5 VRトレーニングがおもしろい!!
5 2周目こそサブスタンス
5 おすすめ

「工作員が普通の結婚ができるのか~」というそういう重要なテーマがありましたが、なんとなく、「おたくが普通の結婚ができるのか~」「仕事バカが普通の結婚ができるのか~」「ネット依存者が普通の結婚ができるのか~」と、突きつけれているようでありました。わたしの答えは、そりゃ勢いでできなくもないが、維持にはかなりの相互の理解が要るというものであります。別に、スパイじゃなくても、結婚生活は難しいと思いますよ~。

ま、国のため、組織のために動きたがる人間がいて、イーサン(トム・クルーズ)もそのために動いているはずが、その余波で、家族、それも婚約者のために動かざるを得なくなるのですね。でもどうなんでしょう、個人の命を救うために、高層ビルの窓から飛び込んだり、飛び出たり、市街地の道路でカーチェースを展開したり、拳銃をぶっぱなしたりしてもいいもんなんでしょうか? アメリカ人は中国人がどんだけ事故にあったり、死んだりしようが、自分の妻が助かればほんでいいんでしょうか? そんな疑問も感じました。

ま、しかし、伏線のよく張られた、どんでん返しも用意されていた、おもしろい映画でした。わたしは、トム・クルーズのMiシリーズの中では一番いいかもと思います。



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映画:「ミュンヘン」~コロナで

2006-02-07-Tue
スピルバーグの最新作「ミュンヘン」を見てきました。
 → 公式サイト
この公式サイトに入ると、沈鬱な音楽が流れるのですが、映画のトーンはそこにあると思います。

△ポスター撮ってきました~。
1972年9月5日ミュンヘンオリンピック開催中、選手村で、イスラエルの選手団11人が襲われます。襲撃したのはパレスチナの「黒い九月」と名乗るゲリラたちです。その場で射殺された者もいれば、人質として一端空港に連れて行かれながら、人質となった選手11名は全員死亡します。

これだけでもドラマになりそうなんですが、そこからがこの映画のスタートです。イスラエルはこの事件に激怒して、この事件への対応策として「報復」を選択しました。この事件のゲリラ首謀者11人を殺害しようというのです。しかも、「イスラエルに手を出したら後悔することになる」ということを知らせるため、爆弾で殺そうというのです。

標的となった11人は別にいっしょにいるわけではないので、彼らの居場所を突き止め、爆弾をしかけ爆死させる---そういう作戦ですね。その任務を果たすため、イスラエル機密情報機関“モサド”は5人精鋭チームを編成します。急遽、そのリーダーに任命されたアブナー(エリック・バナ)がこの話の主人公です。アブナーには出産を控えた妻がいます。

映画は大きく分けると二部に分けていいと思います。イスラエル選手団が襲われ、アブナーが招聘されチームが作戦を実行していく段階。これは、あたかも「ミッション・ポッシブル」を見るような、着実に標的に近づき、着実に暗殺に成功する、そういう、手段は手荒ではありますが、いささか痛快ともとれるタッチで進んでいきます。

イスラエルのために戦う、仲間の悲しみのために戦う、愛する国のために戦う、愛する者を守るために戦う---おそらくそういう気持ちから、テロにはテロでいう手段でも作戦に参加していったアブナーや仲間たち。そして、スタートを切れば、「生死をかけたミッションの達成」という一種のゲーム的な感覚というか、ハンター的な感覚というか、ひとまず大義名分はどうあれ達成感に酔うようなところも出てくるわけです。

しかしながら、家族がいて、まさに妻がわが子を出産した時期に、いつ戻れるかもわからない作戦の地で、殺害を実行し続けていかなければならないアブナーは、次第に自分たちの任務に疑問を感じるようになるのです。パレスチナ側にも家族や正義がある、情報提供者にも愛する者やその生活がある、みんなが幸福になりたいし、愛する者をなくせば悲しいわけですね。当然ながら。--目には目をの考え方で、相互に永遠に続く報復合戦でいいのだろうかと、アブナーは考えるようになるのです。そして……。

場所はミュンヘン。イスラエルとパレスチナの話ですが、もちろん映画はそれだけではない普遍的なテーマ、愛と平和と悲しみを扱っていると思います。

映画の原作は20年近く前に、「標的は11人」という題名ですでに翻訳されてます。
標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録
ジョージ ジョナス 新庄 哲夫
新潮社 (1986/07)
おすすめ度の平均: 4.67
4 無知な私でも読めた。
5 ”スパイ”から連想されるイメージが変ります。
5 イスラエルヒットチームの行動をスリリングに描く秀作


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