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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「死ぬまでにしたい10のこと」~DVDで

2006-10-31-Tue
23歳のアン(サラ・ポーリー)は優しくも頼りない失業中の夫ドン(スコット・スピードマン)と幼い二人娘ととも、実家の裏庭のトレーラーハウスに住んでいた。おまけにアンの父は獄中にあり、母はそのこともあって人生に失望するような状況であった。そんな中でも、アンは大学の清掃を仕事にしながら、苦しい家計をやりくりしながらも、笑顔を絶やさぬ生活を送っていた。貧しいながらも幸福で夢のある生活、アンの家庭だった。

そんなある日、アンは激しい腹痛に襲われた。日ごろから、吐き気や腹痛に悩まされ、最近痩せてきて、いいダイエット法を見つけたなら教えてなどと仕事仲間にいわれていた矢先だった。病院での検査の結果は癌で、内臓のあちこちに転移していて、あと2、3か月の命だと宣告されてしまう。それはショックだった。だが、どうしようもない現実だ。

アンは誰にも告げずにどうしようかと考えた。経験的に思うのだが、家族がひどく忙しくて構ってもらえなかったり、また、不幸にしてあまり愛されずに大きくなったりした人などは、自分が本当に困ってもなかなか誰かに助けてもらおうという気持ちにならないものかもしれない。わたしなら、きっと大騒ぎして、誰かに支えてもらわなければとても生きていけないような気がする。いや、逆に、これぞおおっぴらに人に甘える口実ができたとばかり、「もうじき俺は死ぬ~、俺は死ぬんだぁ」と言って回るかもしれない。

しかし、アンは違った。そもそもがあと2か月の命であることを告白したところで、アンの生活から言って、何かが変わるということは考えられなかったのだ。むしろ、貧しく惨めなトレーラー暮らしがいっそう暗く耐え難いもものになってしまったにちがいないのだ。だから、アンは一人で抱え込んで、一人で耐えた。そして、一人で考えてノートに書き出したのだ。死ぬまでにしたいことを。そして、10個のリストができあがった。それが、タイトルの「死ぬまでにしたい10のこと」である。幼い二人の子と、失業中の夫と、獄中の父と、失意の中にいる母とを持つ、23歳の女が考えた10のこととは? 何で、彼女はそのすべてを成し遂げることができるのか? という、そんな映画だ。

その10のリストの中には、「娘たちのためにどうするか」「父のためにどうするか」というような家族への配慮もあるが、「夫以外の男性とつき合う」という、いささか背徳的というか、不道徳めいたテーマも含まれているのですね。けっして、夫や娘を愛していないわけではないアンがそんなテーマをリストに入れるなんて、ちょっと……。いろいろ思う方もいるかもしれませんけれど、いかがでしょう。

わたしは、とってもいい作品だと思いました。実は、病気ものってあんまり好きじゃないんですが、これはとてもいい感じでした~。とてもこんなふうには行かないと思いますが。

死ぬまでにしたい10のこと
松竹 (2004/04/24)
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おすすめ度の平均: 3.84
5 私にも娘がいるので泣けました。
5 死ぬまでに私は何をしたい?
5 主演の3人


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