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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「ベンジャミン・バトン」~録画で

2012-01-22-Sun
公開中に劇場で見たいと思って見られなかったのを、年初めにテレビでやってたので、録画しておいて見ました。

メインは、病院のベッドの上で、一人娘に看取られながら人生の幕を閉じようとしてい老女が、分厚い一冊の手帳を出して、これを読んで欲しいと最後の願いをします。それは、80歳の老人の肉体をもって生まれ、普通の人とは逆に次第に若返り、やがて幼くなっていった一人の男の物語書かれていたのです。

後にベンジャミンとなることになる男は、自らの誕生の時に母が死んでしまいます。父は「この子を頼む」と言われて託されてたのですが、見ると赤ん坊の姿は、普通の赤ん坊とは似ても似つかぬ老人のような皺だらけの、生気のないものでした。おそらく、妻を亡くしていなければ、二人で力を合わせて、この奇妙な老体の赤ん坊を育てようという話になったことでしょう。しかし、混乱した父は、この醜い肉体をした子供が妻の命を奪ったかのように思い込んでしまい、ベンジャミンを捨ててしまうことになります。

ベンジャミンは子供が欲しくて授からない黒人夫婦によって拾われ、夫婦が自宅で経営する老人養護施設で育つことになります。すぐに死んでしまうのはないかと思われていたベンジャミンですが、老人の仲間にも愛されて育ちます。老人のまま、心は子ども。それがどんな気分であり、どんなことなのかわかりませんが、戸惑いの連続だったはずです。何よりも、だんだん若くなっていくなんてことは、その時は誰も思わなかったわけですので、誰もそんなふうに導いいてくれる人はいなかったのです。

ベンジャミンは次第に若返り、やがて、一人前の大人になっていくのですが、所謂思春期は60歳前後の肉体で迎えます。所謂性徴や異性への関心などが、この肉体でどのようになるのか生理的なことはわかりませんが、映画では、恋愛も、若者としての成長も、そして人間としての成長も描かれることになります。

ヒロインである、デイジーは普通に年をとる女性です。少女の頃、ベンジャミンの事情を詳しく知らずにベンジャミンと遊び、親しく接し、成長にしたがって別々の道を歩くことになります。それは、夢に向かって家を出て、事情により完結せぬまま家に戻るという、ま、ある意味普通の人生を歩く女性として描かれます。

その普通の人が、ベンジャミンのような特別の人とどう関わるか、特に、異性として愛する時にどう関わるか、また、それはベンジャミン自身にとっても難しい選択を迫られることにでもあって、この映画のひとつのクライマックスを形成するテーマとなっています。


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