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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

タイのデータもグラフに入れてみました~新型インフルエンザグラフ(10)

2009-06-27-Sat
AFPBBNewsで「タイの新型インフル感染急増」(6/16)の記事を受けて、タイのデータもグラフに入れて作っていたのですが、記事がなかなかまとまらず、日の目を見ないままでしたので、もったいないのでグラフ中心の公開です。

inf090626.png

単位は世界合計の値(緑色)は「千人」で、日本(黄色)とオーストラリア(水色)、タイ(青色)は「百人」です。ちなみに、数字の元はWHOです。同じ数値は、国立感染症研究所 感染症情報センターでも見られますが、発表が遅いですがこちらは日本語です。発表はここのところ2~3日に1度のペースですので補助軌跡で結んでグラフらしくしてあります。

先日(06/12)のコメント

一部地域以外ではまともに検査すらしていない日本と、

バカ正直に検査・カウントし続けているオーストラリアの感染者数を比べて、

なにか意味があるんでしょうか?

というようなものをいただきました。

日本はもうきちんとチェックしないという方針になったようです。

 政府が示した新運用指針により、国内の新型インフルエンザ対策はさらに緩和された。世界中で感染が広がる中、「これ以上の拡大防止策は限界がある」(厚生労働省職員)との判断によるものだ。対策の力点は感染拡大防止から重症者や死者を出さないことへと移る。

 国内対策の切り替えによって原則自宅療養となり、診察や入院も専門医療機関でなく、一般の病院で対応が可能となる。季節性とほとんど変わらない対策が取られることになる。

 → iza:「新型インフル、対策緩和も油断は禁物」(06/19)

治療方針も、今までのような特別病棟に隔離するようなスタイルから、自宅療養へと変更になり、感染力は強いが重症化することはまれだという現実に即した対応になったようです。そして、第2波の流行に備えて監視を強化していくために、集団発生の早期探知に重点を置くということですね。


 厚生労働省は26日、新型インフルエンザの流行「第2波」に備えたサーベイランス(監視)の強化策を公表した。7月中旬開始予定で、集団発生の早期探知に重点を置き、患者の全数把握は取りやめる。
 → 毎日.jp「新型インフルエンザ:早期集団探知に重点、全数把握は中止 厚労省が監視強化策」(06/21)

「すでに、変異が確認されたという報道」がありました。

 新型インフルエンザ(H1N1型)の一部に人間の細胞に侵入しやすいように、すでに変異していることが、河岡義裕東京大医科学研究所教授らの研究チームで明らかになった。14日付けの英国科学誌ネイチャー(電子版)で発表した。
 → IBTimes:「新型インフル-ウイルス変異し感染力高まる」(06/15)

当たり前ですが、今までのように、ほんとうに軽症ですむのならば、どんなに感染力が強かろうと、ま、ほとんど問題にもならないのですが、今後のこの変異のパターンによってはもっと深刻な事態が起きる可能性もあるわけです。

罹らないように注意して、予防ワクチンまでなんとか持ちこたえたいところです。いろいろ書きたいことがありますが、とりあえずグラフを公開してしておきます。

気が向いたら追記に書きます。記事を書きなおしました。



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「パンデミック」宣言その後~新型インフルエンザグラフ(9)

2009-06-12-Fri
WHOは昨夜緊急会議を持ち、新型インフルエンザはパンデミック状態にあり警戒レベルをフェーズ6へ引き上げると宣言しました。同時に、チャン事務局長は、冷静な対応を求め、現在のところ弱毒性なので、国境を閉鎖したり、渡航や通商貿易などについて制限はしないようにということも添えられました。また、症状が軽くて、実際は感染しても医療機関にかからないケースもあるだろうということも触れていました。だから、実際は把握されている以上に広がっているはずだというのですね。

はい。わたしもグラフを作っていますが、これはWHOがは発表した数値を元にしています。「感染者数」と書いてますが、「感染確認者数」というのがそりゃ厳密でしょう。昨日に続いて発表がありましたので、グラフをアップしておきます。
inf09611_47.png

さて、「フェーズ6」の宣言が出たのですが、日本では、ま、既に必要な対策をとっているので、今までの方針を続けていくようです。警戒レベルは最も高いものになっていますが、大きな変更はないというのですね。われわれも同じで、外出から帰ったら嗽、手洗いをする。人ごみは避け、人ごみにいくときはマスクをする。ゆっくり休養する。熱は発熱外来を利用するというくらいの自衛策でいいのでしょう。だって、ほかにやりようがありませんからね。今の状態で、ま、よく警戒すればいいくらいであれば、ま、混乱もないのかなと思っていますが、これっていつまで続くんでしょうね。

こんな記事がありました。

【ジュネーブ12日共同】世界保健機関(WHO)が11日に宣言した新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)について、WHOの進藤奈邦子医務官は同日、記者会見し「今後3年間はパンデミック状態が続く」と述べ、警戒水準(フェーズ)が最高位の「6」に長期間据え置かれるとの見通しを明らかにした。
 → 47NEWS:「世界的大流行「3年続く」 WHO医務官が見通し

3年間って? そんなに最高水準の警戒レベルを維持できません……。もう、それは、警戒ではなくて習慣です。ま、求められているのは、「嗽」「手洗い」「人ごみに出かけない(出かけるときはマスク)」程度のことなんですけどね。個人はいいのですが、発熱外来をずぅーっと設置し続けて、新型インフルエンザの感染者数の報告を3年間し続ける……ということなんでしょうか。う~む。

終息への流れは、

フェーズ6の期間中、世界の多くの人が新型ウイルスに感染して免疫を獲得したり、ワクチンで感染被害を抑え込むことなどにより、患者数は徐々に減少。新型ウイルスはその後、通常の季節性インフルエンザウイルスと同じ扱いになるという。
 → 同記事 

と言っても、それって終息しても同じじゃないですか。従来型のインフルエンザと同格になるだけだから。それに、既にして、従来型のインフルエンザの方が重症じゃないのかという指摘もありますね。

別に、軽くてすめば不満も文句もないのですけれど、なんだか、定義に踊らされてるって感じがしないでもないですね。おかしいなぁ、こんな報道を読んだような気がするのだけれど……。

 【ジュネーブ=藤田剛】世界保健機関(WHO)のフクダ事務局長補代理は22日夕(日本時間23日未明)の記者会見で、新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)の最高度「6」(世界的大流行=パンデミック)の定義を「人類に重大な危険が迫っている時」とし、現在の判断基準から変更すると明言した。この結果、警戒水準は当面「5」に据え置かれる可能性が高まった。
 → 日経ネット:「WHO、「フェーズ6」の定義見直し 警戒水準、維持へ

この「人類に重大な危険が迫っている時」という観点はどうなっちゃたんでしょうか?……謎だ。

ま、なんとなく、そのうち、「フェーズ7」もしくは「フェーズ6+」なんてことを言い出しそうな感じもしますね。




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新型インフルエンザ感染者数日本とオーストラリアの比較グラフ~グラフ(8)

2009-06-11-Thu
新型インフルエンザの記事が続きますが、今までのグラフに日本とオーストラリアの患者数を入れてみました。

inf090610.png

単位は世界合計の値(緑色)は「千人」で、日本(黄色)とオーストラリア(水色)は「百人」です。ちなみに、数字の元はWHOです。同じ数値は、国立感染症研究所 感染症情報センターでも見られますが、発表が遅いですがこちらは日本語です。

オーストラリアが深刻だというのは、グラフも如実に示しています。当初はおそらく人口過密の日本の方が早く広がったのですが、学校の休校などの初期の封じ込めが効を奏したということが言えると思います。逆に、なによりも季節的な要因がオーストラリアでは大きいのでしょう、すごい勢いです。インフルエンザ側に立てば、高温多湿は苦手ですが、「冬」を迎える南半球は好条件ということになります。ビクトリア州では「地域社会レベル」の感染が起こっていると言われます。大阪、兵庫での深刻さを思い出すとき、オーストラリア状況が大変さがうかがわれます。

それにしても、マスク文化は日本独特らしいのですが、そういうことだってきっと関係ありますよ。「集団ヒステリー」と揶揄する人もいて、確かに、そういう面もないとは言えないかもしれません。有名なオイルショックの時のトイレットペーパーの買占めだとか実際そういう面もある。

ただ、文化にまでなっているものを、甘く見てはいけません。確かに、土用のうなぎだとか、ヴァレンタイン・デーのチョコレートだとか、幾分商業主義が見え隠れするものもあるのですが、全く何の効果がないものが続くということありません。ついこないだまで品薄、品切れと言っていたバナナは、今ではいくらだってあるのです。マスクも増産の甲斐があって、いくらか店に並んでいますね。

また、実用的な効果はなくても、「新型インフルエンザへの警戒は怠れない」という、なんというか、心理的な効果というのは少なからずあるし、普段そういうことに関心があるということは、発症したときに対応にも差が出てくると思います。少なくとも、マスクをしなきゃ? しなくてもいい? と迷ったり検討したりしていることは、「新型インフルエンザって何?」と言っている人たちよりも、比較にならないくらい安全だといえるでしょう。

これが日本人の短所でもあり、長所なんです。嗽(うがい)、手洗い、歯磨き、マスクでいいじゃないですか。なんとか、予防ワクチンが完成するまで、罹らないでいけたら越したことはありません。

さて、オーストラリアというか、WHOです。

おそらく、症状がもっと重いものならとっくに出ていたであろう「パンデミック」宣言なんですが、経済活動への影響も考えざるを得ない状況にあるのでしょう。フェーズ6への引き上げをするかどうか、苦しい決断を迫られます。症状が軽ければなんともないわけなんですが、かといって、重症化する患者や死者が続々と出るようになってから、やっぱり必要だったねと言って出すのでは、手遅れという感じですから。うまく、宣言が機能したら、「大騒ぎして~、そんな必要なかったんじゃないの?」なんて言われかねないので、これまたほんと、判断が難しいですね。がんばれ!>チャン事務局長

世界保健機関(WHO)のフクダ事務局長補代理は10日、新型インフルエンザの警戒水準引き上げの是非を議論するチャン事務局長の諮問機関、緊急委員会の会合が11日に開かれる可能性があるとの認識を示した。事務局長が北米や欧州、日本、オーストラリアなど感染者の多い8カ国の政府関係者と開いた電話会議後、一部記者団に話した。
 → iza:「新型インフル 11日にもWHO緊急委で警戒水準引き上げ議論





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福岡ちょっと心配ですね~新型インフルエンザ感染者数グラフ(7)

2009-06-09-Tue
新型インフルエンザのグラフを掲載するシリーズです。いったん始めてしまうと、なかなか抜けられないので。

まず、いつものやつです。
inful0609.png
これは、WHOの世界の感染者数の累積データを参考に作ったグラフです。五月中はほぼ毎日のように発表されていたのですが、ここに来て1~2日の間が空くことがあったので、公式発表のものを緑の点でとり、グラフとしてみやすくするために前後の数値から平均をとって「補助軌跡」として黄色で表示させています。

ちょっと御幣がありますので、不気味にという言葉を補っておきますが、不気味なことに、順調に安定的に増えてる感じですよね。6月に入って、アフリカ大陸で初めてエジプトで感染者が発見されました。

エジプトは他国での豚インフルエンザ発生を受けて、対策の一環として国内で飼育されている推定25万頭の豚の殺処分を開始。地元メディアは、これまでに15万頭余りが殺処分されたと報じている。
 → 時事ドットコム:「新型インフル、エジプトで初確認=アフリカ大陸では初」(6/3付け)

すでに人から人への感染の段階に入っているのに、対策として豚を殺しているのはなんとも愚かで、虚しい行為だと思えるのですが、「厚労省のパフォーマンス」といわれた日本の機内検疫や「集団ヒステリー」とまで言われたマスク文化も、海外からは同じように映っているのでしょうか?

なんとなく、国内では騒動の収束ムードはあるのですが、それは、罹ってもたいしたことがなさそうで、それほど恐れるに足らない、むしろ今のうちに免疫を作っておいたほうがいいくらいかもというような気分さえあるのかなと思わなくもないのですが、少なくとも数的なことを言えば、たぶん収束していないと思うのですね。

上のグラフに補助線を何本か引いてみたのですが、世界的な統計では5月の下旬に比べて、6月に入ってからの方が角度が急になっているように思います。数学的に傾きを計算すればわかるのでしょうけれど、ま、そこまでしなくても、直観的にわかると思います(とは言っても、ネズミ算的な拡大にはまだなっていないと思いますけれど)。

inful0609_2.png

実際、オーストラリアは苦労しているようです(たとえばこんな記事)。季節的条件がどこよりも大きいですよね。これから冬なんですから。従来型のインフルエンザもあって大変でしょう。

日本ではどうでしょうか。わたしが参考にしている国立感染症研究所の感染症情報センターのサイトにこんなグラフが6月4日から掲載されるようになりました。

EPI090608.gif

わたしが作っているような累計のグラフでは、傾きによって増加を見るわけですが、逆に、いつまでたっても減っていかず、まだ多数の患者がいるかのような錯覚を与えてしまいます。こうした日ごとの数値を棒グラフであらわせば、その点わかりやすく、5月中旬のピークに比べ発生数が格段に減っていることが一目でわかりますね。このまんま青い部分がどんどん低くなって欲しいものです。

ですが、心配なニュースが入っています。福岡市です。

 福岡市は8日、同市博多区の市立板付中の女子生徒1人と板付小の男女児童10人が新たに新型インフルエンザに感染したと発表した。同市では既に同小児童9人と板付中生徒7人の感染が判明しており、福岡市の感染者は計27人となった。
 → 毎日新聞:「新型インフル:福岡市の感染者 11人増え27人に

ということで、いやな増え方です。記事によりますと、幸いなことに重症者はいないとのことですが、いずれも渡航歴はなく、感染ルートは不明なうえ、まだ確定していない発熱の症状を訴えている人もいるようです。

こういう言い方をすると、アレなのですが、比較的に症状がかるくて済むようなので、あるいはそこいらじゅうに感染者はいて、こないだ罹った風邪がそうだったんじゃないかと思う人もいるんじゃないかと思ったりもするのですね。そんならそれ、空騒ぎで終わってくれたらいいのかもしれませんが、ま、思うのは、福岡のこの地域だけってのがなんとも不思議なんですね。たまたま通院した先の医者が生真面目に検査をしたらヒットしちゃった……というのでないことを祈りたいです。

新型インフルエンザはまだ終わったわけではありません。嗽(うがい)、手洗い、歯磨きの習慣をつけましょう。



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