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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

「ウルトラマンなんて低学年が見るもの」~映画「ウルトラマンサーガ」劇場で

2012-04-02-Mon
先日twitterで「ウルトラマンサーガを見て、泣いた」という発言を見つけて、以前「Zガンダム(星を継ぐ者)」のラストシーンで、ロボット(正確に言うとモビルスーツ)同士が握手していて偉く感動したのを思い出した(→過去記事)。まさか、ひょっとして、「ウルトラマンサーガ」はそういうものなのかと……、ま、期待して見に行きたくなった。

→ 公式ページ

しかし、劇場版「ベルセルク」を公開日に見に行けるわたしでも、さすがに、ウルトラマンを大人一人で見に行くことはできなかった。そこで、今度小学五年生になる甥っ子にちょっと頼んでみることにした。(わたしは

:「くん、明日暇だったら、ウルトラマン見に行かない?」
:「え~、ドラえもんがいい」
:「ドラえもん……」
は少し躊躇したし、それを見てもまた、とまどった。何も、と一緒に映画が見たいわけではない。むしろ逆で、わたしの見たいのは映画「ウルトラマンサーガ」の方で、をカモフラージュとして利用したいだけなのだった。正直に言うことにした。
:「ウルトラマンサーガを見て泣いたという人がいたから、どんなものか見てみたくて……。」
:「うーん、どうしようかなぁ」
の母はの妹である。勤めていて、一人で留守番させるくらいなら、ま、映画であってもが子守りをしてくれるのなら大助かりのはずだ。母親の勧めもあって、は付き合ってくれることになった。そして、映画館に入ってみて、が躊躇した理由を理解した。観客のメインが、幼稚園や小学校低学年だったからだ。弟妹たちと見に来ているものもいなかったわけではないので、必ずしもが最年長というわけではなかったものの、親子連れやグループのメンバーの最年少を比較したら、のコンビが一番大きかったのだろう。
:「ああ、ひょっとしてウルトラマンって、もっと小さい子が見るものだった?」
:「うん。僕の友達でウルトラマン、ウルトラマンって言ってるのは、外国人の子が一人だけだよ」
:「へぇ。ドラえもんの方が好きなの?」
:「うん。あとは、コナン(名探偵)とか、しんちゃん(クレヨン)の方が……」
:「ああ、悪かったねぇ。こんなものにつき合わせて……」
大人が思った以上に、子どもは「子どもっぽい、幼稚くさい」ことを気にする。私自身は子どものころから、そういう特撮ヒーローものにしたところで、単に見て楽しむというよりは、創作サイドの視点からも見ていたので、それこそ中学生になっても、高校生になっても楽しめたのだが(たとえばストーリーが子どもっぽいものだと感じても、造型やデザイン、主人公の境遇やそれぞれが抱えている悩みや人生上のテーマなどを楽しむことができたのだ)、それは例外的だったのかもしれない。

映画の内容は、平行宇宙(パラレルワールド)にある一つの地球で、バット星人が、数々の怪獣を使って地球を全滅の一歩手前まで追い込んでいた。いよいよ、宇宙恐竜ゼットンの卵を孵化させて、その最後の仕上げが目前だったのだ。わずかな生き残り、全員若い女性のメンバーからなる「地球防衛軍チームU」と、彼女たちに庇護されて生き延びている数人の子どもたちの運命も、風前のともし火……。そこに、さまざまな形で、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンコスモス、ウルトラマンゼロの三人のウルトラマンが支援のために登場する……という構成である。

自ら正義感とすばらしい能力をもちながら、ウルトラマンの力なんて借りたくもないと思っているのに、たまたまウルトラマンゼロと「合体」してしまったタイガとか、東洋武術のような動きを見につけ、敵の怪獣を倒して殺してしまうのでなく、なだめて共生をはかろうとする、慈愛に満ちた鳥獣保護系のウルトラマンコスモス。そして、命がけの大活躍で、「ダイナデー」という記念日が設けられ、地球人から最大の功労者として聖者のように語り継がれているウルトラマンダイナと、三者三様、十人十色である。

ま、そんな「地球防衛軍」と三人のウルトラマンによる、ゼットン&バット星人との戦いなのだけれど……、ま、構図としては比較的単純であって、ま、それぞれのウルトラマンのこだわりや考え方、個性をうまくストーリーとして結び付け、ついには、三人が協力合体した新しいウルトラマンである、ウルトラマンサーガが登場、ゼットンの進化系ハイパーゼットンを倒して平和をとりもどすという話である。

ウルトラマンなりのこだわりや苦悩、地球防衛軍の少女たちの悩みや苦悩、そして身内を失いショックを受けている子どもたちの悲しみや苦悩、そして彼らの協力と成長などを描きながら、ま、そこそこの感動映画に一応はしあがってはいる。

ああ、でも、だから何ってことは特別何もない。

わたしもこれが「ウルトラマン」シリーズで、初代ウルトラマンの黒部進やセブンの森次晃司、帰ってきたウルトラマンの団時郎ほかの、なつかしのウルトラマン役が出てきたりしていることもあって楽しみで見に来たのだが、そういう要素がなかったら、また、「ウルトラマンサーガ」なんてタイトルでなかったら、たぶん見ようなんて気にならなかっただろうと思うし。



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映画:「ULTRAMAN」/DVD

2007-06-24-Sun
フクフク丸さんところで、「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」に関する記事を読んで以来、ぜひとも見たいものだと思っているのだけれど、いつも「レンタル中」になっている。
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
バンダイビジュアル (2007/01/26)
売り上げランキング: 3095
おすすめ度の平均: 4.0
4 一言…
2 ウルトラ兄弟みたいだけど…
5 ウルトラマン映画の至宝

その日もそうで、このまんま素通りしようとおもっていたら、なんだか隣の「ULTRAMAN」が気になった。いわゆるぴーんと来たというやつだ。言ってみれば見てよ、見てよって主張しているようだったのだ。わたしはこういう出会いを大切にしている。なにせわたしは、遅ればせながら、最近「ニュータイプ」に入門していたりするものだから~(笑)。
ULTRAMAN
ULTRAMAN
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バンダイビジュアル (2005/07/22)
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おすすめ度の平均: 4.0
5 ULTRAMANとネクサスはいっしょに見て価値アリ
4 見応えある大人のウルトラマン映画
4 盛り上がりには欠けた。

……う~む。なんだろう。別にこういうのもあっていい。子どもにとって、急にお父さんが、ウルトラマンになって戦わなきゃならなくなったってこと。妻にとっても。でも、なんかこれ、それでも「大人のウルトラマン」って感じられないのはなんなんだろうなぁ。ま、仮面ライダー1号と2号が彼女を争ってう戦うよりも、もちろん何倍もましなんだけど。(→「映画:「仮面ライダーtheFIRST」~DVDで」

ま、それでも、ウルトラマンが人間と合成して、合成が不十分でなにかこう、不完全で弱かったり、敵の怪獣(大澄賢也)が、どことなくデビルマンみたいで、しかも、人間の心を残しながら怪獣に変化していくとか、ま、おもしろいと思うところもないではない。でもなにか、こう、怪獣になってしまう悲しみとか、それが人に受け入れられない悲しみとかいう方が、やっぱりこう、感動するし、人間らしいと思う。「ジャミラ」の話の方が、やっぱいい。(→「【追悼】実相寺昭雄~「ウルトラマン」を見る」

なんだか、ニュータイプに入門しても、さっぱりって感じだな。(笑)



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【追悼】実相寺昭雄~「ウルトラマン」を見る

2006-12-25-Mon
先日実相寺昭雄が亡くなった時(→iza:「ウルトラマン、帝都物語…監督の実相寺昭雄氏が死去」)に、「ウルトラマン」のDVDと合わせて何作か実相寺監督作品を借りてきて見たのだけれど、なかなか記事にできなかった。

もちろん「ウルトラマン」の全巻を借りることはなくて、レンタル屋でケースを裏返して「実相寺昭雄」の名前のあるものを借りた。本当はシーボースの出ている『怪獣墓場』の回が借りたかったのだけれど、生憎の「貸し出し中」で、ジャミラの出てくる『故郷は地球』の回にした。

いずれも「怪獣」ものにしては独特の作品で、シーボースは地球人の宇宙開発の一つのアクシデントから、宇宙にある怪獣墓場から、不本意ながら地球に連れてこられた被害者であった。シーボースの主張は「責任を持って故郷の宇宙の怪獣墓場に帰して欲しい」という当たり前のことを言っているに過ぎないわけだ。ところが、そういう主張をしても、人類から見れば、恐ろしい怪獣が地球に来て暴れている。ロケット基地を破壊しているに過ぎないわけだ。

また、ジャミラの設定も当時としては変わっていて、ジャミラは元々地球人の宇宙飛行士なのだ。宇宙での不幸な事故によってある星にたどりつき、いわば突然変異的に怪獣ジャミラに変身してしまった。なんと、それを地球サイドは隠していたのだ。宇宙飛行に失敗はあってはならないということで隠ぺいしていた。ところが、ジャミラが地球に怪獣の姿で帰ってきてしまったので、科特隊には、「真相を公開しないで怪獣として葬れ」という命令が出されてしまうという話なのである。いくら地球を救うのが使命と言っても、同じ仲間が姿を変えてやっとの思いで生還してきたのに殺してしまうなんて……。科特隊は悩みながら命令を遂行するという、ま、そんな設定になっている。

いずれにしても、子供だましの勧善懲悪だけでは割り切れない、そんなストーリーなのだ。そして、その監督が実相寺昭雄だった。ちょっとわかりにくいが、「ウルトラマン」は全編を同じ監督がとっているわけではなくて、回によって監督が変わるのだ。そして、実相寺昭雄独特のアングルと役者などをドアップで撮る手法は、やはり「ウルトラマン」でも生きている。

ウルトラマン コレクターズBOX
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おすすめ度の平均: 3.5
3 げげ、不良品混入
5 余談になりますが
5 今でも見れるウルトラマン

  →「実相寺昭雄監督の仕事」のページ

・実相寺監督のご冥福をお祈りします。

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