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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

映画:「チェンジリング」~劇場で

2009-03-08-Sun
外国語映画賞の「おくりびと」と短編アニメ賞の「つみきのいえ」のダブル受賞が話題になったアカデミー賞で、主演女優賞を受けるかと思われた、アンジェリーナ・ジョリーの「チェンジリング」を見てきました。「ヤッターマン」もこの日から公開ということで、そういえば、結果フカキョンが演じることになったドロンジョー役をアンジェリーナ・ジョリーにオファーしたというような噂もあったんだったなと思いながらも、アカデミー賞に関する報道の中で、「チェンジリング」を評価している人たちの感想がよさそうだったので、見たいと思っていました。これは「本当にあった話」と劇場の予告でもたびたび見ていたのですけれど、ミステリー仕立ての「実話」は、重みはあるもののフィクションの意外性に劣るので、わたしはあんまり選ばないようにしているのですが、今回はアカデミー賞関連での取り上げ方が相当印象的だったのですね。


 → 公式サイト

まず、感想は、いい映画でした。予告で見たものと全然違う印象でした。予告の印象ではミステリー映画かと思っていたのですが、見てみるとむしろサスペンス映画的なつくりになっているのですけれど、結局「実話」なわけで、警察の捜査手法に関する批判的な視点も含めて社会派の作品になっているのですね。名探偵がいて事件をあざやかに解決してくれるわけではなく、思わぬ展開から「解決」に動いていく、実際、事実は小説より奇なりということも言えなくないが、そうそう都合よくエンディングが来るわけではないという感じがあらためてします。事件は終わっても「被害者」や「関係者」は生きていかねばならないというか……。そういう意味ではフィクションにはない事実の重みがあって、これはこれでいい作品だと、ま、思いました。

ストーリーの導入部分を書いておきますと、1928年のロスアンジェルス。携帯電話などなく、電話交換手がいた時代です。ヒロインのクリスティン・コリンズ(アンジェリーナ)は、今流に言えば、キャリアウーマンのシングルマザーということになるかと思います。夫は離婚し、一人息子と二人暮らし。一人で子供を育てるのは大変です。我慢して、無理してかろうじてささやかな幸福を守り続けてきていたという感じです。それが、突然壊されます。息子ウォルターが行方不明になってしまうのです。そのまま5ヶ月なんの進展もみられなかった事件が急展開、ウォルター発見の報が入ります。マスコミがとりまく駅に迎えにいってみると……、再会の喜びは消えてしまいました。それは、わが子ウォルターとは別人でした。今ならそんなことになるはずはないと思うのですが、まだまだ、警察権力の強かった時代ということもあったのでしょう、否定しても強引にそうだと押し付けられて帰されます。実際のわが子でないことを証明するのがこんなに難しいのかとちょっと思ったのですが、この辺りからがちょっとちがったトーンを帯びてきます。ミステリーから社会派ドラマにかわるという感じですね。

アンジェリーナ・ジョリーは戦う強い女を演じ続けてきたという印象があります。この作品でも警察権力と戦う、力は弱くてもあきらめない女を演じていきます。時間はけっこう長くて、予告などをあわせると3時間近い感じですが、作品にぐいぐい引き込まれ、おもしろいです。おすすめ。

※PG-12です。

この話は「実話」で、モチーフとなった事件はWikipediaなどにも出ています。映画のネタバレにもつながるので、気になる方は鑑賞後にした方がいいかとも思います。もっとも、おそらくアメリカでは有名な事件なのでしょうから、アウトラインを知っていたところで作品のおもしろさは影響を受けないつくりになっているかもしれません。
 → Wikipedia:「ゴードン・ノースコット事件

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映画:「ウォンテッド」~劇場

2008-09-25-Thu
先日、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「ウォンテッド」を見ました。

カーアクションや銃撃戦を含めて、ド派手アクション満載の、これぞハリウッド映画という作りです。単純そうに見えて、どんでん返しも用意されているという点では、満足なできですし、友だちにカモられ、彼女を寝盗られてしまってるダメダメ兄ちゃんが、実は、異能暗殺者としては超一流の血を引いていて、女神とも悪魔とも思える美人の先輩に見出され、アドバイスを受けながら成長していくという姿も、一つの王道のパターンとも言えるでしょう。そして……。

王道のパターンとどんでん返し……、充分満足できる作品だと思います。


 → 公式サイト

ちょっと検索してましたら、ポスターが過激すぎる(かっこよすぎるので銃犯罪を誘発しそうだ)ということで、イギリスでは使用禁止になったそうです。

アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイが出演する新作アクション映画『ウォンテッド』のポスターが、銃犯罪を助長するとして、イギリスの広告基準協議会(ASA)から使用禁止を申し渡された。
 → シネマトゥデイ:「アンジェリーナ・ジョリー新作のポスターが過激すぎると使用禁止に!

禁止されたポスターはどうやら2種類で、銃を持ったアンジェリーナとジェームズをいろいろな角度から撮影した写真が組み合わせて使われているもので、1つめは、「すべてを破壊して夜を駆け抜ける……ようこそ仲間へ。運命の武器を持つ暗殺者チームは、一人を殺し数千を救う」というフレーズがかかれ、もう1つには「6週間前は普通の男だった。だが彼女と出会って世界が一変した」というような文句が書かれていたそうです。で、これらは6月に公開されたようなのですが、

2種類のポスターに対し18件の苦情が入り、そのうち7件は、子どもに見せるのに不適切という苦情だった

ということで、こんなふうに考えてポスターを使用禁止にするということがあるのだなぁと、驚かされますね。

そして、イギリスでは、広告基準協議会に映画のポスターに対してこんな権限が与えられているなんて、すごいと思いました。

で、禁止されると見たくなるのが世の常だと思うのですが、なかなか、そのポスター、検索では見つけることができませんでした。日本で使われてるのは、これとかこれで、この程度なら全然大丈夫だと思うのですけれども、もし、かっこよすぎてダメってやつがわかったら、お知らせくださるとありがたいです……。
 ※関連追記あり。



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映画:「ベオウルフ」~DVD

2008-08-22-Fri
アンジョリーナ・ジョリーのセクシー化け物ママが話題になった「ベオウルフ」を見ました。


 → 公式サイト

「ベオウルフ」の話は、映画用の創作というのではなくて、8世紀から9世紀に成立したイギリスの叙事詩がもとになっています。ベオウルフというのは主人公の英雄の名前で、怪物グレンデルやその母、そして炎を吐く竜などと対決する話です。わたしは、日本神話のヤマタノオロチの話をちょっと連想したりしてましたが(全く関連はないでしょうけど)、なんというか、英雄が必ずしも清く正しい正義の見方というわけでもない、また、王者が必ずしも自由気ままに栄華を楽しんでいるというわけでもない、なんというか、現実の人間社会の一面の真理をうまくついている作品だと思いました。

この映画の特徴は、実写を取り入れたCGアニメということでしょう。評判になった、アンジェリーナのフルヌードも、全身金色に加工されていて、どこまでが実体を残しているのか、それとも、すべてがCGなのか、全くわかりません(特別に興味があるというわけではありませんけれど……^ ^;ゞ

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4 観終わっての感想


評価ですが、CGアニメに興味がある人にはいいのではないでしょうか。逆に、実写派の人はちょっとどうかと思うかもしれません。

また、作品としても、このファンタジー的な世界観が好きならいいと思います。わたしはなんか、ボスやブルーゲルといったネーデルランドの絵画を思い出していて、このムード好きなんでけっこうよかったです。アンジェリーナ・ジョリーーもキラキラ輝いて、きれいでしたし。



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映画:「ポワゾン」~DVDで

2006-09-21-Thu
「ポワゾン」の意味は「毒」ですよね。フランス語。スペルは「poison」。英語読みは「ポイズン」。どうやら、「その愛は毒(ポワゾン)。人生を狂わせ、心まで裸にする」ってことらしい。ジュリア(アンジェリーナ・ジョリー)が「毒」でありに魅せられた者たちの人生を狂わせる。そして、ジュリア自身の人生も……? ま、そういう映画ですわ。
ポワゾン
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4 キューバの風景がとてもきれいだが、アンジェリーナは・・・
3 アンジェリーナのファンだけど・・・
2 レスリング?


そこで思い出すのが、中学生の頃ホームズ読んでいて、どうにも理解できないでいた「毒婦」って言葉です。ま、中学生には無理ですよね。しかもド田舎の素朴そのものでしたから。「毒婦」を理解するなんてのは。大人だって、ほんとうの毒婦を知るのはそうとうなリスクがいる。できることなら知らないで一生を終えた方が幸せかもしれません。ジュリアは確かに「毒婦」です。

その毒婦を正式の妻にめとることになったのが、堅物(?)バーガス(アントニオ・バンデラス)です。もう悲惨です。気の毒です。でも、誰でもちょっとうらやましいかも~(笑)。特に男は(笑)。

これだけの衝撃を受けたのは、「カルメン」を見たとき以来です。ほんと毒だわ~(笑)。
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5 小悪魔のようなマリア
4 官能映画ではありません
4 それでも、愛していました。


「ポワゾン」てのは邦題で、原題は「ORIGINAL SIN」(原罪)だって。すご~い。その愛に対して肯定度がかなり違うよね。「毒」ってのはやはり否定的じゃん。「それは毒」「毒だと承知で飲む」という感じかな。その分そうとうにおいしそう。おいしいけれど身体に悪いというか。

それにたいして「原罪」ってのはもはや避けられないわけでしょう。宿命というか、誰でも負うものというか。「やむを得ない」という感じですよね。甘くない。苦しいって感じ。相当イメージが違うな。すべてを滅ぼし、罰を受けようと、それを負っていかなければならない、生まれながらの罪でしょう。

「R-18」? とんでもない。20代やそこらではわからんでしょう(笑) 「R-30の毒」です。

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