David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
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- 12/29 「悪質な勧誘」の業者ってアメブロ?~週別集計 - FC2ウォッチング
- 10/10 アメーバが「2008年度グッドデザイン賞」~日別集計 - FC2ウォッチング
- 07/01 有名人・芸能人ブログ人気でアメ-バ躍進~月別集計 - FC2ウォッチング
- 03/01 アメブロのトップが不評な話~<月別集計> - FC2ウォッチング
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「悪質な勧誘」の業者ってアメブロ?~週別集計
→過去記事:「「業者による悪質な勧誘」の警告が出てます~週別集計」
記事によると「言葉巧みにブログの引越しを促そうとする悪質な迷惑メールが当ブログご利用ユーザーに向けて無差別に大量送信されている」ということで、このような誘いに乗りブログを移転した結果、「大量の広告がブログに掲載された」、「ブログ表示が遅くなった」、「メンテ、障害の多発でブログが更新できない」、「記事が消失した」などの弊害が報告されているのだそうです(おまけに、その利用規約によればブログを勝手に書籍化される等の危険性もあるのだそうです)。
この記事いかがでした? わたしは、ちょっと曖昧で、さっと読んで今ひとつクリアさに欠けると思いました。
とりあえず、「悪質」かどうかは置くとして、あるブログサービスが、どうもFC2ブログのユーザに対して、ブログの移転をメールなどで、「言葉巧みに」勧めてくるということがあったということなのでしょう。そして、文面よりの察するところ、移転後に(移転先では)「(FC2と違って)大量の広告に悩まされ」、「(FC2と違って?)ブログの表示が遅くなり」「FC2とたぶん違って)メンテ、障害が多発して」「(FC2の場合は画像データで時々発生するけど、画像データの消失でなくて)記事が消失したり」というようなことが、あったのということなんでしょうね、おそらく。これらのことは、移転先のブログの特質または弱点ということでしょう。「記事の消失」というのは、はっきりと書かれてないのでわかりませんけれど、あるいはブログ移転ツールの不具合ということに該当するのだろうか、などと推測します。
さて、とりあえずこのようなことが起きているとしたら(はっきりとわからないので、これは仮定です)、わたしは別にそれはことさら「悪質な勧誘」というほどのことじゃあないのではないかと思われたのです。
たとえば、うち(リアル)は読売新聞をとっていますが、平気で中日新聞のPR版や、「お試し1週間無料」なんて散らしがポストに入ります。また、わたしは「ヤフー!BB」ユーザーなんですけれど、しょっちゅう「フレッツ光にしませんか?」という電話が、断っても断ってもかかってきます。こういうのは(新聞や光回線への乗り換え)、わたしはいささか迷惑です。
で、これは迷惑なんですけれど、こういう迷惑な業者からの勧誘を、わたしの感覚では「迷惑」ではあるが「悪質」という言葉を使ってこなかったように思っています。もちろん、いささかどころではなくだいぶ迷惑ですけれど、それはある程度容認されている営業活動であって、「悪質」ということになるのは、頼んでないのに送りつけてきて代金を払わせるとか、普通の商品なのに不当に高額であるとか、契約しただけのことが得られないというような場合だと思います。
ただ、これがメールということになってくると、いささか事情が変わってきます。電話はあくまで1対1の対応だし、郵便やチラシはそれなりに印刷したり配布したりという実費を背負わねばなりませんが、メールの場合は無料で瞬時に大量送信できる、そのこと自体が問題になっているわけです。つまり、「ブログ乗り換えのお誘いメール」の内容が悪質ということでなく、また、その移転先ブログがFC2ブログと比べて「低品質」であるということでもなく、問題はそういうメールの内容とかサービスの内容とかでなく、それが不特定多数に向けての大量送信であった点について「悪質な勧誘」と言っているのではないかと考えるようになったのです。
FC2ブログのスタッフは、そんなこと言わずもがなだと思っていらっしゃるのかもしれませんが、ユーザーはそこまでわからないので、あのインフォメーションの記事の中で、もう少し具体的に、どういう点で「悪質」であるのかを書いてほしかったと思います。たとえば、わたしの解釈であっているのであれば、「このようなメールを大量に送る行為は迷惑メール防止法の観点から見ても問題ありだと思われます」くらい書いてあれば、そのポイントがはっきりしたと思います。
→ Wikipedia:「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」
以上は「悪質」という言葉をめぐっての解釈なんですが、次は、その業者はどこだったのかという話をしたいと思います。
総合インフォメーションの当該記事のコメントには、FC2ブログが業者名を指定しなかったにも関わらず、「アメーバのことではないか?」というコメントが付きました。わたしは正直意外でした。アメーバはもうブログでは大成功なんで、今さらそんなことする必要はないだろうと思っていたのです。
もちろん、FC2ブログの記事にあった「悪質な勧誘」をアメーバがしているかどうか、わたしには完全にはわかりません。ただ、いくつかのブログに対してアメーバは勧誘のメールを出しているということは事実のようです。アメーバは来年(09年)の1~2月に、「いちおし有名ブログ」というようなコーナー(カテゴリ)の開設もしくは関連のイベントを計画しているらしく、有名人ブログを集めてきたように、今度は一般ブログで人気のあるブログを囲い込もうとうような動きをしているということは言えそうです。
先日アメーバブログの担当者から連絡が入り、アメブロへ移転のお願いがありました。
移転のメリットとしては、09年1~2月にリリース予定の「Amebaいちおし有名ブログ」に登録してくれるとのこと。これは一般のブロガーとは異なる新しいカテゴリらしいのです。
→ わくわくIPO&FX日記:「アメブロへ移転!? 」(08/12/17付け)
私事なんですが、先週あの有名なアメブロ(アメーバーブログ)から、移籍オファーのメールが届きましたicon08
アメブロといえば、アクセス数でギネス記録を出した上地雄輔君や、有名芸能人も多く所属する大手ブログサイトですicon20
<略>
果たしてそんな大きなサイトで、自分がブログなんてやっていけるのかなicon10
メールで、非常に魅力的な限定サービスの案内を頂き、前向きに検討してはいるのですが‥
→ ☆ サーフィンとジュビロ磐田 ☆:「オファーがキタ~!!」(08/12/20付け)
これは想像なんですが、「有名人ブログ(タレントブログ)」でしてきた手法を今度は「一般有名ブログ」でやっちゃおうという戦略なんでしょう。先日、株式会社サイバーエージェント様から、
知名度や人気度が非常に高いブロガーを、
アメーバブログ公認の有名ブロガーとして迎えるということで、
“アメーバブログいちおしの有名ブロガー”という扱いにて、
アメーバブログ記事執筆のご依頼のメールを受けました。
このブログが、 簿記の情報とアドバイスに特化しており、
簿記受験対象者に大変貢献しているという評価 によるものです♪
いやぁ、ブログの貢献度を評価してもらえるのは嬉しい限りですね
◆限定サービス◆としては、下記のようになっています。
1.「Amebaいちおし有名ブログ」への登録及び専用のページへの掲載
2.ブログ引越し専用の問合せ窓口
3.アメーバブログ公認の「プレミアムメンバーズ」への登録
4.アメーバブログへの移行作業の代行
→ 簿記2級合格にまつわるエトセトラ:「Amebaいちおし有名ブログへのお誘い」(08/12/21付け)
この最後に引用した簿記関連のサイトの情報が詳しいのですけれど、限定サービスの最後に「4.アメーバブログへの移行作業の代行」とういのがあって、この過程でなにかエラーというかトラブルがあった場合、総合インフォメーションにあった「記事の消失」というケースに自然につながっていきます。
これらのこと、つまり、時期的なこと、言葉巧みなこと、トラブルの様相などからも、もちろん一概に断定はできませんけれど、「悪質な勧誘」とFC2ブログが書いたのはアメブロの新カテゴリ「いちおし有名ブログ」へのオファーメールのことだろうとと思うのです(アメブロとの差別化を言うなら、書籍化云々よりも、GoogleAdSenseの収入についてのことを言う方がいいだろうと思ったのだけれど、「有名ブログ」となると、書籍化のことを書いていたのもうなづけます)。
ただ、このオファーメールが果たして「悪質」であるかどうか、それは上に書いたような「迷惑メール防止法」に該当するようなものなのかどうか、そうしたことは、今のわたしにはわかりません。どのくらいの数のユーザーにメールを送ったのか、数だけの問題なのか、公開してるブログの中から、有名ブログ・人気ブログだと評価してそこにオファーのメールを出すという行為が迷惑メール防止法に該当するのか(まさにもらったほうはおそらく誰も悪い気はしてないようだし)、そのあたりは今のわたしには判断できません。どうなんでしょう。
では、いつものグラフは、後ほど追記に。

アメーバが「2008年度グッドデザイン賞」~日別集計
→ グッドデザイン賞公式ページ株式会社サイバーエージェントは2008年10月8日、同社が運営する Blog メディア「Ameba(アメブロ)」が、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2008年度グッドデザイン賞(Gマーク)」を受賞した、と発表した。
→ 2008年度グッドデザイン賞の発表ページ
単にわたしの認識不足というか、理解不足なだけなんでしょうが、ブログのようなサービスがグッドデザイン賞の対象になるというのはちょっと意外でした。もっとも、対象は工業製品みたいなものだと勝手にイメージしていたのはわたしの方なのですけれども。そもそもグッドデザイン賞とは
とありまして、「デザイン」が問題でありまして、工業製品という条件はどこにもないわけですね。グッドデザイン賞(Gマーク)は、1957年に旧通商産業省が創設した「グッドデザイン選定制度」を継承し、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会が主催する日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動で、世界でも有数の歴史と実施規模を誇るデザイン賞です。生活と産業のクオリティの向上に貢献するデザインを身の回りのさまざまな分野から見出し、これまでの半世紀以上で34,000件以上ものグッドデザイン賞として顕彰しています。
実際に、グッドデザイン賞のページを見ても、どこにも写真になどで紹介があるわけではなくて、「グッドデザイン賞」に選ばれたことは確かに選ばれたようなのですが(→このページに「サイバーエージェント」が載ってますんで)、別にケチをつけるつもりはないのですが、「グッドデザイン賞」に選ばれ、「Gマーク」をつけられることはつけられます(実際にすでにアメーバブログのindexページにはついてます)。
ただし、大賞とか、特別賞とかそういうものに選ばれたというわけではありません。たとえば、今年度のベスト15にはこんなものが選ばれていますし、このうちの大賞候補は
などとなっています。ここから、大賞が選ばれるのですが、少し興味深かったのは「LANシート」(イトーキ)ってやつでして、有線LANを「一次元通信」、無線LANを「三次元通信]というふうに考えたときに、「2次元通信」を提供するものらしいのです。つまり、このLANシート上ならば、実質無線LANのように使える。線でつなぐわずらわしさがなく、また、情報漏えいや電波の干渉にも強いというすぐれものらしいです。なるほど!と思いました。2008年度グッドデザイン大賞候補
08A05007 戸建て住宅 無印良品「窓の家」(ムジ・ネット)
08B06053 オフセット枚葉印刷機 DIAMOND300シリーズ(三菱重工業)
08B07028 LANシート(イトーキ)
08C12006 乗用車 iQ(アイキュー)(トヨタ自動車)
08C12009 乗用車 FCXクラリティ(本田技研工業)
08C13067 デジタルスチルカメラ RICOH GR DIGITAL II(リコー)
08C16036 PLAYSTATION(R)3のFolding@home(TM)プロジェクト協力(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
Amebaも「大賞」ってほどではないのでしょうけれど(逆に、ブログが注目され出した頃ならば「大賞」の目もあったかもしれませんが)、記事には「今回、Ameba のサービスやそのブランドコミュニケーションが複合的に評価され、受賞にいたったという」とあって、ま、ブログのような1ネットサービスが、ネット関連や情報通信関連だけの賞ではなくて、一般的な産業の賞をとるのはなかなかすばらしいと思いました。
では、いつものグラフです。
・Gマークのアメブロは好調です。
・FC2ブログも、画像の不調、凍結エラーなどの問題が頻発してるわりには、順調に伸ばしています。
・ココログがいい感じで、seesaaがちょっとダメって感じですね。

※集計はブログファンです。

有名人・芸能人ブログ人気でアメ-バ躍進~月別集計
このグラフで示されたのは「利用者数(棒グラフ・左軸)」と「ページビュー(折れ線グラフ・右軸)」です。この利用者というのは訪問者(家庭のPCからのアクセス数)を言っているようです。訪問者数とページビューはがそれなりの関連があるのは不思議ではないでしょう。
※ネットレイティングスより
それでは、もう一つのブログの利用者、つまり書き手はどうかということです。それには、以前より拙ブログで利用している、ブログファンが調査しているアクティブユーザー数が目安になろうかと思います。そのグラフがこれです。ネットレイティングス社のデータとは意味合いが違うもので、相互に補完しうるものと考えられるでしょう。アメーバは下のグラフ中水色の軌跡です。

いずれのグラフを見ても、アメーバブログは2006年の秋から加速度的に利用されており、殊に2007年末からの伸びは著しいということが言えると思います。その原動力は、TVタレントや芸能人、有名人などの書くブログで、特に上地雄輔のブログは訪問者が多数でギネスに載ったというニュースもあるくらいです。そしてそれが、見るだけに終わらず、書き手も誘発していると見ることができます。
ネットレイティングス代表取締役社長兼ニールセン・オンラインチーフアナリストの萩原雅之はこのことについて、
と述べています。機能的な面では、FC2ブログの方が使いやすい面もたくさんあると思われるのですが、所謂「有名人ブログ」に関しては、FC2ブログにはほとんとなく、それが特にこの半年の勢いの差になっていることは確かでしょう。芸能人・有名人ブログは開設数も訪問するファンの数もこの1年で劇的に増えており、1つのメディアジャンルとして確立しつつあります。今後は広告媒体やプロモーションチャンネルとしての活用が増えてくるでしょう。今回のデータは家庭のパソコンによるアクセスのみですが、若年層を中心に携帯電話からのアクセス数も増加傾向にあり、実際のユーザー数はさらに上乗せされた数にのぼると思われます

アメブロのトップが不評な話~<月別集計>

※注:追記参照。
集計はブログファン(http://www.blogfan.org/)です。このグラフは【月別】のグラフで、各月に更新されたブログの数を、重複をしないで集計したものです。1か月の間に1度更新されたものも1つ、毎日更新されたものも同じく1つと数えています。
FC2ブログが初めて30万を超えました(302,234)。これはこのグラフを作りはじめて、どこも達したことのない数字で、大げさに言えば「国内初」と言えると思います(国内初とかいう言い方も微妙です。「日本語をメインとするブログ」でということになるでしょうか)。
そして、アメブロ、JUGEMやseesaa、Y!ブログもいい感じですが、中でもアメブロは絶好調でしょう。
「ところが」と続けるべきか、「さらに」と続けるべきか迷うのですが、そのアメブロがトップページをログインページにしてしまいました。今まで、いろんなブログの紹介があったり、企画のについてのお知らせがあったページはログインしないと見られないようです(少なくとも今のところ、IDのないわたしはそこにいかれません)。
ちょっと不親切な感じ~。こんな意見もあります。
→ 「アメーバブログのトップページがひどすぎる件について」(http://newsing.jp/)
また、これに関してこんな記事もあります。
なんて分析されてます(元記事はこっちらしい)。では今回のサイバーさんの施策ではどのようなベネフィットなりメリットが考えられたのでしょうか。
ちょっと考えてみました。
●ユニークな画面デザインで他ブログサービスと差別化。
●ログインを「これでもか!」と促すことによる新規会員登録者が増加する。
●設置リンクを絞ることによって、訪問者を任意のページに誘導可能にする。
パッと考えてこんなところでしょうか。
とはいえ、差別化が実際プラスに働くかマイナスに働くかは別問題です。
ライブドアニュース:「サイバーさんの狙いはなんだろう?」
「差別化が実際プラスに働くかマイナスに働くかは別問題」って書かれていますが、そのとおり。実は前に、会員登録してみようかなって思ったことがあったのですけど、へそ曲がりで気分屋のわたしは、こんなことされたらちょっと反発。こんな手法はやだ(笑)ってことで、先のことはわかりませんが、好きになれません(感情論でしょうか)。
ま、この3月は卒業シーズン、4月は新学期。あらたな環境でブログ生活をスタートをしようかなって思ってる、初心者というか新規ユーザーをキャッチする期間限定企画としたら成功するかもしれません。
いずれにしても、今後の参考に記事としてとりあげといてみます。
