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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

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「あんぽんたん」の語源

2005-08-14-Sun
わたしのブログのタイトル「smart ass」の意味については、以前の記事「出人に関する10の質問」でリンクしたところが詳しいのですが、「smart alec」という言い方もあるようです。こっちの響きもいいかも。(参考:→「英語で一言~英会話表現・熟語」

この言葉をブログタイトルにしたのは、たいした知識も持ち合わせてないのに、知プラで適当に検索して回答を書いていた自分自身に対する卑下、反省、自己批判、開き直り(笑)くらいの思いを込めてのこと。みなさんも、ブログタイトルにはそれなりの思い入れがおありなのだ思う。もちろん、よくわからんら適当につけたという方もいらっしゃるだろうけれど。

人様がブログタイトルやハンドルにした言葉について注釈を与えるのは、あまり趣味のいいことではないのだろうけれど、今朝はふと、「あんぽんたん」という言葉が気になって気になってしかたがなくなってしまった。こういうことってあるものなのだ。

まず、いつもお世話になるgoo辞書。

あんぽんたん【安本丹】
愚か者。あほう。ばか。多く、人をののしっていう語。
「この、―め」

「安本丹」と書くのですか……。知り合いに「安本(やすもと)さん」って方がいらっしゃるけど、このこと知ってるかな……。もちろん名前は「丹」じゃないけど。今秋ご出産だそうだから、ぜひお名前は「丹」となさいとお勧めしちゃおうか……。よそうか。え、叱られるからって? いえいえ、叱られるからじゃありませんよ。ひょっとすると「いい名前だね」って本当につけかねないんで……。そういう方なんです……。ボソ。

語源はググると結構ありますね~。へぇ、知らなかったなぁ。

まず、定番の「語源由来辞典」。何が定番かっていうと、知プラでは定番。いろいろと(笑)。

あんぽんたんは、「阿呆」と愚か者の意味の「だらすけ」が複合された、「あほだら」「あほんだら」が、転じた言葉である。
「阿呆」は「あっぽ」とも言われ、「陀羅助(だらすけ)」という薬(「陀羅尼助」の略)もあったため、「反魂丹(はんごんたん)」や「萬金丹(まんきんたん)」という薬の名から、「安本丹」ともじられた。
あんぽんたんは、近世に上方で生まれた言葉で、宝暦末年(1764年)頃には、江戸でも流行したことが、江戸時代の随筆に残されている。
あんぽんたんの語源として、1789~1801年に江戸市中に出回った「アンポンタン」と呼ばれる魚(カサゴの一種)が、大きい割に美味しくなかったため、「独活の大木(うどのたいぼく)」と似たような意味で使われ、それが転じたという説もある。
しかし、あんぽんたんという言葉は、それ以前から存在していたため、その魚があんぽんたんから付けられたとは考えられるが、あんぽんたんの語源とは考え難い。
他には、フランス語で性交不能を意味する「アポンタン」からとする説、江戸時代に漂流した外国人の名前からとする説もあるが、そのようなそのような文献は見当たらない。

まとめて考察していて、なるほどと納得します。「近世に上方で生まれた言葉」でその後江戸で流行したと書かれていますね。

次に詳しく6説を紹介しているページがありました。「金田一春彦先生に捧ぐ--ことわざ辞典」の、なぜか「売り言葉に買い言葉」の項にあるのです(笑)。

蛇足:あんぽんたん 語源は諸説ある。
関西の俗語「阿呆太郎」から成立した「あほ(ん)だら」からの転とするのが、有力。ほかに5説↓
?魚の名前説:江戸時代・寛政年間(1789~1901年)江戸市中に「アンポンタン」と言われる魚が出回った。この魚は今で言うところの「カサゴ」の事なのだが、アンポンタンは身が大きいワリに全然おいしくない。その為に、最初は大きな旨そうな魚だと飛びついた人々も「こんな魚喰えるか!」と見向きもしなくなったと言う。
それ以来、体ばかり大きくて中身の乏しい愚かな人間の事をこの魚になぞらえて「あんぽんたん」と呼ぶようになった。
?薬名説:富山のクスリで名高い「反魂丹・はんごんたん」が元になっているという。確かに囃(はや)し言葉で「越中富山のアンポンタン」という物もあった。(萬金丹・まんきんたんからという説もあり)
?人名説:江戸時代に船で難破し流れ着いた外国人の名前から来ていると言う説もある。
?フランス語説:フランス語の性交不能(アポンタン)からきていると言う説がある。 <雑学庫[知泉]>
?中国語説:漢字で書くと「王八旦」。日本語読みにすると"わんぱたん"である。「王八旦」は、王は亀の甲羅の模様が王という字に似た模様となっており、八つに仕切られた形になっていることから、亀を形容した言葉が「王八」。亀は子供を産みっぱなしにするところから、「王八」は人らしくないといった意味を持つ。次に「旦」は、日本語に直すと「野郎」という意味。要するに「王八」と「旦」を組み合わせて「王八旦」は亀の子野郎という意味になる。日本語として使われだしたのは実は日清戦争の頃である。清に出征した日本兵が、「王八旦」(わんぱたん)を"あんぽんたん"と聞き間違え、その間違った発音で日本国内に広まった。


中国語説がけっこう詳しいですね。

実際に香港映画で「あんぽんたん」が使われていたって人もいるのです。→「勉強させてもらいます」ってサイト(音楽流れます)の「156、あんぽんた~ん」のページです。

 「あんぽんたん」の語源て何なんでしょう?
 先日、香港映画をビデオで見ていたところ、悪役が叫んだ言葉が「あんぽんたーん!」と聞こえました。
 その時の字幕が「この野郎!」となっていました。
 まさか、中国語だったの??
                         ありんこさん


これ、映画のタイトルがわからないのが残念ですよね。見てみるのに。見てもわからないけどさ(笑)。中国語わかる人が見たら、どういう字かわかるでしょ。残念ですね。

それと、博多だと他の説もありますね。博多弁ベンべんのページです。


【あんぽんたん】
 アホダラの擬音化したもの。薬の反魂丹になぞられたもの。洪水時の流木で橋桁の損傷を防止するため、橋桁の川上に設けられた杭(普段は役に立たない、転じて愚か者)。諸説あるが、博多を語る会では“忘八蛋”説。
〈仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌〉を忘れた者。蛋は中国の古代の蛮族の名。人間としての素養が備わってない者。転じて、愚か者。いずれにしても、罵り言葉。変形の言葉に「あんぽす」「あんぽんたんの川流れ」がある

え~、ほんとうに「あんぽんたんの川流れ」って言うんですかね~。としたら、「橋桁の川上に設けられた杭」ってのもうなづけるような。

そうそう、人名説についてふれているのは「ざつがく・ザツガク・雑学」の 「蛇足」のページ。


★あんぽんたん
「あんぽんたん」は"かさご"の一種の魚の名前だそうです。江戸・寛政時代の末に江戸市中で売り出されたんですが、あまりのまずさに「あんぽんたん」のようにまずくて喰えないと言う意味で暗愚で間抜けな人をこう呼んだと言います。

別の説では、江戸・宝暦年間に東南アジアの漂流船が長崎に着きます。その船に「安本丹」と言う人が乗っていましたが、言葉が通じず間抜けだったといいます。 そこで、人を軽蔑して「あんぽんたん」と言う言葉が流行ったという説です。

東南アジアから「安本丹」さんが来るんでしょうか?

おまけですが、「あんこ食べた狸」っていうフィクションもあります。
→ 「すてきな言葉たち その3」

《 アンポンタン 》
昔々、村のはづれに、寺があったそうな。
ある晩、和尚が月見をしていると、『ポンッポン♪』っと、楽しげな音が聞こえてきた。
和尚がそっとのぞくと、狸たちがお腹をたたきながら、うかれて踊っていたそうな。
ところが翌朝、和尚が庭に出ると、狸たちが死んでおったそうな。
たたきすぎたのぢゃろう、お腹は破けておった。そしてお腹には『あんこ』がぎっしり詰まっておった。。。
和尚さんは、「あんれまぁ。」と一言いうと、『あんこ』を一人で全部食べてしまったそうな。
その様子をこっそり見ていた村の子供が、「寺の和尚がアンコを食った♪ポンポン木魚をたたいて食った♪
タン・タン・タヌキのアンコを食った♪」と歌ったのが、『あんぽんたん』の始まりだそうな。
(『卯月あんぽんたん昔話 下巻 』より)・・・フィクションです。和尚と狸、子供と卯月は、なんの関係もありません。)
   ・・・あんぽんたんで、ごめんなさい☆


とりあえず、以上を整理しますと、

1)「阿呆」と愚か者の意味の「だらすけ」が複合された、「あほだら」「あほんだら」から転じたという説。
2)「アンポンタン」と呼ばれる魚(カサゴの一種)が、大きい割に美味しくなかったためという説。
3)フランス語で性交不能を意味する「アポンタン」からとする説。
4)漂流した外国人の名前からとする説。
5)富山のクスリで名高い「反魂丹・はんごんたん」が元になっているという説。
6)中国語説:漢字で書くと「王八旦」。
7)橋桁の川上に設けられた杭(普段は役に立たない、転じて愚か者)という説。
8)“忘八蛋”説。
9)「あんこ食べた狸」説(フィクション


まだまだ、続々と出てくるかもしれませんね……。

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